開業7年目の僕がカラーミーショップの感想(評価)を書いてみたよ!
INDEX
- 1 《悪い点》カラーミーショップを7年利用した感想(評価)
- 2 《良い点》カラーミーショップを7年利用した感想(評価)
《悪い点》カラーミーショップを7年利用した感想(評価)
1)自由にカスタマイズするには、一定の専門知識は必須
カラーミーショップの素晴らしい点として、『カスタマイズ性の高さ』が挙げられます。
流石に、Wordpressなどのブログサービスに比べると劣りますが、それでも、ショップ運営には必要十分なカスタマイズができます。
つまり、自分の好みに合わせて自由にネットショップのデザインを構成することができるということですね。
ですが、いくら自由にできるといっても、少なからずHTML/CSSの専門知識が必要です。
もちろん、自分で一からテンプレートを組めるようになるような高度のスキルは必要ありません。
でも、記述されているHTML/CSSを見て『だいたいこんな意味だな』とぼんやりと分かるくらいの能力は必要です。
こちらは、カラーミーショップのテンプレート編集画面ですが、このHTML/CSSを読んで『うわ・・・』と思わないくらいの根性は必要ですね。
まぁ、初めて見る方は、『なんじゃこりゃ』と思うでしょうが・・・。
はっきり言って、1ヶ月もやってれば、すぐ慣れますし、全然難しくありません。
解説サイトは腐るほど存在しますし、検索すればいくらでも出てきますので。
僕も、専門的にHTML/CSSを学んだことはありませんが、このブログなどの構成や機能の実装も自分でやっていますから、誰でも出来ます。(もちろんベースとなるテンプレートはお借りしていますが・・・。)
ただ、人によっては、『難しい』と考える人もいらっしゃると思いますので、ここはデメリットの感想(評価)として敢えて挙げてみました。
2)集客には工夫が必要
カラーミーショップは、集客力に劣るので、工夫が必須!
カラーミーショップを利用すると、自分の決定で、ペパポの運営する『カラメル』をいう巨大ショッピングモールに商品を掲載してもらえます。
ここの集客力は小さいとは言えず、僕のショップも半分はここからの集客でお客様がいらっしゃいます。
ただ、yahooや楽天のショッピングモールと比較すると、明らかに集客力は劣ります。
そのため、集客には、『専門性を極める』『独自商品を開発する』『自分だけの商品を創造する』『効果的な広告を出稿する』『店長の個性を出す』etc・・・の工夫が必須です。
ここの手間がかかるので感想(評価)としてのデメリットとして挙げました。
yahoo・楽天などの大手ショッピングモールの集客力は凄い
僕はyahooのサービスも利用していますが、約5倍ほど集客力に差があると実感しています。
まぁ、これは商品の特性にも起因していることだと思いますが、やっぱり楽天・yahooのショッピングモールは、2大巨塔だけあって凄いです。
もっとも、これらのモールは、コストも高額で、出店には極めて高いリスクが伴います。
僕の父が楽天を利用した経験があるのですが、『大赤字で楽天は嫌いだ』と言っていましたのでリスクが高いのは事実だと思います。
また、コストや各種セールイベントで、『利益なんてほとんどない』という店主の方の話も聞いたことがあるので、いいことばかりではありません。
さらに、他社と同じような商品を扱う場合、極めて熾烈な価格競争にさらされますので、一長一短なのでしょう。
要は、コストをとるか、集客をとるかですね。
3)クレジットカード決済が標準装備ではない
一般的に言われるクレジットカード決済が実装されていないデメリット
ここだけはかなり手痛いです。
- 代金の支払いのないお客様が出てくる
- 衝動的に購入する人の多い商品の場合、お客を逃す可能性が少なくない
- そもそもカード決済がないと『購入をしない』お客様は少なくない
- 銀行振込の場合、確認作業に時間がかかる
代表的な点では、こういうデメリットがあります。
例えば、バーティー商品(衝動的に購入する人が多い)で特に一般消費者をターゲットとしたネットショップの場合は、カード決済は必須だと思います。
他にも、健康食品なども同じようなことが言えます。
もちろん、カラーミーショップでもカード決済の導入は可能ですが、これを導入すると年間維持コストが数倍に跳ね上がりますので、コスト的な魅力に欠けるサービスになっちゃいます。
ここは正直、かなり大きなデメリットです。
とはいえ、始めて間もない時期は、特に不都合はない
まぁ、そうは言っても、多くの客様は銀行振込でも普通に代金をお支払い頂けます。
僕のショップでも、そう多くの売り上げがあるわけではありませんが、『支払いがなく音沙汰のないお客様』は、100人に1人くらいです。
余程の売り上げのあるネットショップでなければ、『致命的な問題』にはなりませんから、一定以上、売れるようになって初めて検討すべき問題と言えるでしょう。
ここは扱う商品と売り上げの状況によって、段階的に検討するのがベストだと思います。
ただまぁ、本格的にネットショップ一本で展開したい人からすると、カード決済が無いという部分は、潜在的なお客様を逃すことになるので、デメリットとして挙げました。
4)管理画面が使いにくい
カラーミーショップでは、一応管理画面も使いやすいように、カスタマイズができます。
ただ、慣れるまでは、『どこでどのような設定ができるのか?』かなり探さなければならいない場合が少なくありません。
僕は、何度も『どこで設定するのでしょう?』とカスタマーサービスに質問した経験がありますので、ここは感想(評価)としてはデメリットだと思う点です。
5)なんだかんだで意外と手数料がかかる
先に書きましたが、カラーミーショップでは、『カラメル』という巨大ショッピングモールにボタン一つで出店ができます。
固定費は無料ですが、カラメル経由の売り上げの3%から7%を手数料として請求されます。
毎月、支払いをしなければならず、非常に煩雑です。
ただ、成功報酬型ですので、赤字にはなりません。
そのため、特に問題はありませんが、商品販売の際には、ここに配慮が必要となります。
売り上げにもよりますが、普通にショップ運営をしていると、この手数料が、年間利用料を余裕で超えてくるので、笑っちゃいます。
6)無料で付いてくる『店長ブログ』についてはスマホサイト対応のテンプレートが無い・・・
現在は、スマートフォンの利用者が激増していて、当サイト及び僕のショップのユーザーも、スマートフォンでのアクセスが激増しています。
ショップは5割、当サイトは7割ほどがスマートフォンのユーザーです。
そのため、例えば、店長ブログを『休日』『サービス開始』『キャンペーンの案内』etc・・・などのお客様へのPR・告知手段として利用したい場合、スマートフォン対応のテンプレートがないというのは少し不便です。
カラーミーショップを運営するペパポは、最新のサービス対応が迅速ですから、ここのテンプレートも追加されていく可能性もあると思いますが、現時点(2014年9月)ではデメリットとさせて頂きます。
7)管理画面のヘッドラインに表示される新サービスのPRが極めてうっとおしい
まぁこれはしょうがありません(笑)
カラーミーショップも商売ですから。
ただ、僕には不要なサービスも頻繁にPRされているので、『利用料金を払っているのに広告が入るのはうっとおしい』とおもっちゃいます。
とはいえ、邪魔になるPRではなく小さく文字で表示されるものなので、感想(評価)としてデメリットとまでは言えないかもしれませんが、念のため。
8)カラミーショップの独自HTML(独自タグ)で構成されるネットショップになるので、他サービス移転が難しい
カラーミーショップのデメリットとして、カード決済が標準装備でないというデメリットを挙げましたが、この『移転がしにくい』というのもデメリットの一つです。
例えば、他社に画期的な集客サービスが実装された場合、即移転ということが難しいです。
《詳しくは下記のカラーミーショップマニュアルをどうぞ》
ただ、カラーミーショップのペパポに要望すれば、すぐサービスを実装してくれる場合が少なくないので、僕自身は、7年間『移転の必要性』は感じたことがありません。
- 1)自由にカスタマイズするには、一定の専門知識は必須
- 2)集客には工夫が必要
- 3)クレジットカード決済が標準装備ではない
- 4)管理画面が使いにくい
- 5)なんだかんだで意外と手数料がかかる
- 6)無料で付いてくる『店長ブログ』についてはスマホサイト対応のテンプレートが無い・・・
- 7)管理画面のヘッドラインに表示される新サービスのPRが極めてうっとおしい
- 8)カラミーショップの独自HTMLで構成されるネットショップになるので、他サービス移転が難しい
《良い点》カラーミーショップを7年利用した感想(評価)
1)自由度(カスタマイズ性)が業界随一
カラーミーショップはカスタマイズの自由度が極めて高いため、オリジナルデザインのショップが作りやすい
カラーミーショップの感想(評価)でのデメリットの項で『カスタマイズに専門的な知識が必要だ』ということを挙げました。
ただ、少し努力してHTML/CSSを読めるようになれば、カラーミーショップは、かなり自由度の高いカスタマイズができます。
jQueryを使って動きのあるページを作ることもできますので、当ブログ右下にある『Topへ』というボタンが一定以上スクロールすると表示されるなんて機能をページに実装することも可能です。
自由度の高いカスタマイズが一番メリットとなるのは『SEO対策』で
カラーミーショップを利用して構成したショップサイトのカスタマイズが自由ということは、SEO対策も十分に行うことができるということです。
ページごとに、title, description, keywordを設定することもできます。
WordPressを利用している方はご存知だと思いますが、All in one SEO packで設定を行っているSEO対策が可能です。
『基本的なSEO対策くらいはしておきたい』という方にはカラーミーショップは最適のショッピングカートサービスです。
2)コスパが最高。ランニングコストが安い
おそらくここは極めて重要なメリットになると思います。
何らかのビジネスに取り掛かる際、資金力に劣る個人は、リスクを大きく取ることができません。
誰でもリスクは最低限に抑えたいものです。
カラーミーショップは、ベースとなる固定費が、月900円ほどからで、独自ドメインを取得しても、年間1万円強で運営ができます。
2~3回飲みに行くのを我慢すれば、捻出できる費用で、たとえ失敗したとしても痛くも痒くもない人が大多数のリスクです。
個人で副業ビジネスに取り掛かる場合、リスクを小さく開始できるという点は、極めて重要です。
3)リスクが低い
カラーミーショップは、固定費が少なくて済むため、リスクは低い傾向にあります。
また、その他各種手数料についても原則『売れれば費用が発生する』という成功報酬型が大半で、『赤字の危険性が極めて低いシステム』になっています。
そう言う意味で、まずは副業としてやってみるというスタイルで臨みやすく、参入リスクの低いサービスです。
4)無料テンプレートが豊富
カラーミーショップは、テンプレートが豊富です。
シンプルなものから、可愛らしいものまで。
下記は一例です。
もちろん有料のテンプレートも充実しています。
5)ネットショップ運営に必要な機能は過不足なく含まれている
おそらく『ネットショップを始めてみたいけど、運営してみて不足する機能ってありそうだなぁ』と心配しておらえる人は少なくないと思います。
僕自身も、サービスを選定する段階では、かなり悩みました。
ただ、正直申し上げて、カラーミーショップのサービスで、『ネットショップ運営において基本的な機能が足りない』という問題にぶち当たることは、まずありません。
僕も、7年運営していますが、今まで機能が足りないということで悩んだのは、『店長ブログのスマホ対応テンプレートがない』という点だけです。
ただ、これは外部のテンプレートをもってくると簡単に改善ができることですので、大きな問題ではありません。(面倒ではある)
6)商品登録数は、割り当てられた容量の範囲内であれば『無制限』
カラーミーショップのライトプラン(一番安い)でも商品は5000点くらい掲載できる
ここは結構注目する人が多い点でしょうね。
特に数多く商品を登録したい人には、『カラーミーショップがどれだけ商品を掲載できるサービスなのか?』という点は重要ポイントだと思います。
カラーミーショップのプランは、最も安いプランである『ライトプラン』でも初年度で容量が200MB割り当てられます。
『え?200MBしかないの?』と思われる方もいらっしゃるでしょうが、商品を数万点掲載する場合や、画像を大量に掲載する場合を除いては全く問題ありません。
さくっと項目を列挙しておきましょう。
- 200MBという容量は、このブログでも達成できていない容量
- カラーミーショップのディスク容量は利用年数に応じて500MBまで増加する
- 画像を大量に使用する場合でも、ネットショップは表示を軽くするため、画像圧縮は必須であるため、そう容量を圧迫しないことが多い
- 200MBでも約5000点は商品掲載は可能
カラーミーショップは利用年数に従って毎年100MBずつ容量が増加していくシステム
カラーミーショップは、利用年数に応じて、ライトプランでも利用できる容量が増えていきます。
詳しくは後述。
カラーミーショップのライトプランで容量が足りない人はこんな人
200MBという容量は、最近のレンタルサーバーの貸出容量を見ても1GB(1000MB)が相場ですから、決して多いわけではありません。
ただ、正直、200MBを超えていくテキスト・画像量は半端ではありません。
この容量で耐えられないようなネットショップは、マンモスショップや自前サーバーで動画を保存するショップ、超高画質の画像を販売するようなショップに限られます。
普通に商品を扱って、販売するいわゆる一般的なネットショップで、商品点数が1000にも満たないような場合は、はっきり言って『宝の持ち腐れ』です。
僕も、結構商品を掲載して、詳しく説明をつけていますが、現在ディスク使用割合は、50%にも達していません。(200MBの50%です(笑))
まぁ、僕の場合は、ブログの運用経験から画像の圧縮に手間ひまをかけていますので、そういう事情も関係するのでしょう。
まだまだ続く!よろしければ次のページへ