合格確約。行政書士試験に独学合格したい人が採用すべき勉強法58個!《これだけ知っときゃ十分》
一度覚えたことをもう忘れないようにするコツ
《忘れないコツ!!》行政書士試験に独学で合格する勉強法
- 1)復習の目安は『寝る前』『翌日』『1週間後』
- 2)記憶の衰える頃にざっと復習する
- 3)覚えるべき知識を整理して勉強する
- 4)できるだけイメージしながら覚える
- 5)頻繁に思い出すクセを付ける
- 6)関連付けて覚える
- 7)勉強したらしっかり眠る
1)復習の目安は『寝る前』『翌日』『1週間後』
記憶力のいいやつは、ガンガン覚えることができますが、そうでない人は覚えにくい、覚えるスピードは人それぞれです。
でも、『忘れるスピード』は人によって差はないそうです。
不思議ですね。
この忘れる時間をグラフにしたのが、忘却曲線といわれるものです。
これは聞いたことのある方、多いのではないでしょうか?
この画像の、復習しなかった方が忘却曲線です。
この忘却曲線を、一定の周期で、上に引き上げてやるのが忘れにくくするコツです。
その引き上げる方法が、復習です。
そして、その復習のサイクルは、忘却曲線で記憶がグッと低下する時期を狙い撃ちします。
それが、『寝る前』『翌日』『1週間後』です。
これを意識して暗記すると、忘れる知識の度合いが明らかに違ってきますので、是非心がけてみましょう。
行政書士試験を独学で合格するために、効果的な勉強法です。
『寝る前』は忘れにくい知識を作るプラチナタイム
人間は、寝ている間に記憶の整理をします。
そして、その整理の過程で、より長期記憶(忘れにくい記憶)に選別される知識は、『寝る前に入ってきた情報』だそうです。
そういう意味で、寝る前は忘れにくい記憶を作るプラチナタイムです。
これは僕のオリジナルではなく、伊藤塾の塾長である伊東真塾長もよくおっしゃっていることです。
伊藤塾長は、『ゴールデンタイム』とおっしゃっています。
気になる方は塾長の著書をご覧ください。
2)記憶の衰える頃にざっと復習する
1カ月くらいの周期で復習しましょう。
先の忘却曲線の話で、できるだけ短期で、記憶を強化する話でしたが、これは、強化された記憶を、元通りに回復させる話です。
『寝る前』『翌日』『1週間後』に復習して忘れにくい記憶を作ったとしても、やっぱり忘れることは忘れます。
だから、その後も定期的に復習をすることが必要不可欠です。
3)覚えるべき知識を整理して勉強する
行政書士試験を独学で突破するためには、法律知識を正確に把握する必要があります。
正確に把握するためには、よく似た概念を、自分で整理するのが効果的です。
この作業は、頭で考えることが不可欠なので、忘れにくい記憶として脳に保存されやすいという特徴があります。
また、自分で加工した情報なので、すんなり記憶として入ってきます。
4)できるだけイメージしながら覚える
ゴッホの『ひまわり』という絵ご存じでしょうか?
他は、例えば『モナ・リザ』という絵。
皆さん、1度見たらイメージとして、どのような絵だったか覚えておられると思います。
絵や景色などのイメージだと、誰でもよく覚えている事が多いと思います。
そこで、法律の難しい用語や、判例の事例はエピソード形式でイメージしながら覚えると効率的に覚えることができます。
5)頻繁に思い出すクセを付ける
当ブログを開設した動機も、一番はここにありました。
『ブログで解説をすれば記憶に定着するのではないか?』と考えたのが、一番初めの動機でした。
記憶は頻繁に思い出す機会を作ってやり、思い出すクセをつけると、忘れにくくなります。
初めは、思い出そうとすると、『頭に負荷』がかかる感じですが、その記憶が強固になれば、スッと取りだすことができるようになります。
是非、重要事項を頻繁に思い出すクセをつけてみましょう。
6)関連付けて覚える
行政書士試験の法律科目では、よく似た概念が頻繁に登場します。
例えば、民法の『取り消し』と『解除』などです。
同じような概念を比較し関連付けして覚えることで、芋づる式に記憶をとりだせます。
忘れにくい記憶として覚えておくことができます。
7)勉強したらしっかり眠る
人間は、記憶の整理を寝ているときに行います。
人間の脳は寝ている間、『あぁ、この記憶は大切だから、長く覚えておく記憶として置いておこう』『この記憶は別に大切じゃねーから捨ててやれ』と選別作業を行います。
忘れにくい記憶として脳に保存される作業は、寝ているときにしかなされません。
本当に使える記憶に成長させるためには、毎日ぐっすり眠ることです。
《All About》より
【記憶力を高めるには、質の良い睡眠をとることが大事】
独学で合格するための理解を深めるコツ
《理解のコツ!!》行政書士試験に独学で合格する勉強法
- 1)常に全体像を意識する
- 2)比較してみる
- 3)議論してみる
- 4)徹底的に掘り下げる
- 5)自分で情報を整理してみる
- 6)図解する
- 7)シンプルに表現してみる
1)常に全体像を意識する(体系的思考を心がける)
暗記のコツのところで、『記憶の整理棚』をもつと暗記がはかどるという話をしました。
実は、目次という記憶の整理棚をもつことは、整理した知識の理解にもつながります。
整理した知識を、幹の部分から、枝葉の部分に向かって覚えていくことで、体系的な思考ができるようになります。
例えば、民法の太い幹の部分は『私的自治』です。
私的自治というのは、自分のかかわる私的な権利・義務関係を、その意思によって自由に決定し規律することが妥当だとする原則です。
これを幹として、契約の成立時期はいつか?を考えます。
契約はその人の関わるものですから、その成立時期は、その人の意思によって決まるはずです。
だから、民法上、契約の成立時期は『合意による』とされています。
契約の成立について契約書とかは必要ないということですね。
私的自治⇒当事者意思を最大限尊重⇒契約の成立時期は合意のとき。
こういう思考が体系的思考で、論理の流れというやつですね。
こういう思考をすると、理解が格段に深まり、見たこともない問題も解けるようになりますので、日々の勉強で意識しましょう。
2)比較してみる
ある概念と、ある概念の『違い』を考えることは、深い理解を得るために必要不可欠の作業です。
似た法律の概念を比較検討してみましょう。
独学の欠点である『勘違い』を減らす助けにもなります。
3)議論してみる
議論できる相手がいるならば、議論をしましょう。
議論をすることによって、深い理解が得られ、自分の主張の穴を探すこともできます。
また、論理飛躍をしていると、説得力が無くなりますから、そういう意味でも必死で論理構成を考えることになり、理解が深まります。
セルフディスカッションのすすめ
壁に話すという話を先にしましたが、説明相手を見つけること以上に、議論ができる相手を探すことは、難しいです。
そこで、自分で自問自答する『セルフディスカッション』がお勧めです。
自分が通説・判例のAという主張を採用する場合、その見解の穴は何かを考えてみるのです。
これをやると、理解が深くなり、学説問題以外の問題についても正答率が上がります。
4)徹底的に掘り下げる
行政書士試験の法律科目の勉強で『まっ!!これくらいでいっか』はご法度です。
法律知識は正確性が命ですので、これをやると勉強してないのと同じになってしまいます。
絶対にやってはいけません。
一度は、参考書やテキストに穴があくほど、突き詰めて理解しましょう。
特に、頻出の判例・通説は、どの角度から聞かれても大丈夫なほど、調べに調べ、一度はマスターしましょう。
5)自分で情報を整理してみる
整理は覚えやすくする効果もありますが、整理する過程でよく似た概念の比較を行うことになります。
比較作業は、その概念の正確な意味を把握していないと整理ができませんから、理解が深まります。
だからこそ、自分で考えながら整理をする作業は非常に勉強になるのです。
ただ、参考書やテキスト・問題集などの教材で、整理された図表などがあれば、一から自作するのは時間の無駄ですのでこちらを加工しましょう。
できた教材は、試験までの心強い味方になるでしょう。
6)図解する
行政書士試験の法律科目には、複雑な事例が数えきれないくらい登場します。
特に、独学の場合、民法が一番の難関になるはずです。
民法は複雑な事例が多く、登場人物の関係を正確に把握しないと、法律以前、読解力の不足で、正答することができません。
そんな時は、絵に描いて図解することが、深い理解につながります。
普段の勉強でも、典型的な事例では、必ず図解することをクセにしましょう。
このコツコツと図解する姿勢が、問題文を読み、瞬時に登場人物の関係を把握する力につながります。
7)シンプルに表現してみる
理解の度合いは、その概念の説明を求められたとき『一言で言えるかどうか』で、その深さを測ることができるといわれます。
普段勉強しているとき『その概念を一言でまとめる』クセをつけましょう。
次ページからは、ガッツリ集中するコツの話へ!!!!