勉強・仕事のやる気がグングン溢れる!行動科学マネジメントが凄い!

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勉強のやる気・モチベーションにキク!行動科学マネジメントの基本中の基本《続き 2ページ目♪》

行動科学マネジメントの基本

リインフォース

行動科学マネジメントの『リインフォース』ってなに?

 
 リインフォースとは、心理学の専門用語で、行動の『強化』を意味します。 

 (僕は心理学は専門ではありませんから、厳密性を重視される方は適宜専門書などをご参照ください。)

 ある行動を増やしたり、減らしたりする手順のことを指します。
 
 つまり、ある行動を強化するということですね。(人がある行動を繰り返すようになる)
 
 例えば、『勉強』という行動を増やすために、何らかの『対策』をすることなどが代表的な場合です。

 このリインフォース(強化)は下記のような種類に分かれます。

リインフォースの種類

ある行動を増やすリインフォース
  • 積極的リインフォース(R+)
  • ⇒《具体例》ある行動をしたら、自分お好きなチョコレートを食べることができる。

  • 消極的リインフォース(R-)
  • ⇒《具体例》ある行動をしなければ、上司に怒られる。

ある行動を減らすリインフォース
  • 罰(P+)
  • ⇒《具体例》人のものを盗めば、法律で裁かれる。

  • ペナルティ(P-)
  • ⇒《具体例》仕事で結果が得られなかったため、昇進を見送るという処分がされた。

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『ある行動を減らすリインフォース』は使い過ぎるとマズイ

罰(P+)やペナルティ(P-)は使い過ぎると逆効果

 この種類のリインフォースが活躍するのは『ある行動を減らしたい場合』です。
 
 例えば、『サボり癖』という行動を減らしたい場合に、罰(P+)やペナルティー(P-)のリインフォースを使うことで、この行動を取らないように自己を改善する試みをしていきます。
 
 ただ、この『ある行動を減らすリインフォース』は、使い過ぎると、自分や他人の『やる気・モチベーション』を削いでしまうというう最悪の結果になる場合が少なくありません。

『ある行動を減らすリインフォース』が悪い方向で働く代表的事例

 
 例えば、仕事でも、部下を叱ってばかりいる上司というのが存在しますよね?
 
 この『叱る』という行為は、まさに『ある行動(この場合は失敗)を減らすリインフォース』に該当します。
 
 昔はこのような職場の体質も良しとされていましたが、科学的(行動分析学・心理学)には極めて不合理です。
 
 このようにして仕事を教えられた部下は『達成感』を感じることができません。
 
 結果、『失敗』という行動は減るかもしれません。
 
 でも、それを超えて仕事全体に対するやる気・モチベーションが低下し、無気力になってしまう傾向がみられるようになります。

 このような現象を、行動分析学(心理学)では、『学習された絶望感』または『学習された無気力感』と表現されるそうです。
 
 これ本末転倒でしょう?
 

4:1の法則

 『ある行動を増やすリインフォース』:『ある行動を減らすリインフォース』のベストの比率は4:1です。 
 
 行動分析学(心理学)では、4:1の法則というものがあり、この比率が上記2種のリインフォースの使い方の目安となります。
 
 ただ、罰(P+)やペナルティー(P-)といった『ある行動を減らすリインフォース』は諸刃の剣な部分がありますので、用法と容量にはご注意ください(笑)

リインフォース因子の話

 リインフォースというのは、ある行動を増やしたり、減らしたりする手順全般のことを指しました。
 
 そして、そのリインフォース(強化)の手段となるのが、リオンフォース因子です。
 
 例えば。

リインフォース因子の具体例
  • 飲食物
  • ⇒《具体例》お菓子・美味しい食事・飲みもの(酒・ジュース)

  • 娯楽系
  • ⇒《具体例》おもちゃ・ファッション・車・旅行・映画・音楽・テレビ・音楽・楽器・釣り・漫画・アニメ

  • コミュニケーション
  • ⇒《具体例》ほめる・ハグ・拍手・飲み会・交流・サークル

 
 まぁ簡単に言うと『ご褒美』ということです。
 

ABCモデル

行動科学マネジメントにおけるABCモデルとは

 ABCモデルとは、行動科学マネジメントにおいて、人の行動がなぜリインフォースによって強化されるのか?を理論的に説明するために用いられている行動分析モデルです。
 
 もっと言うと、人がなぜその行動を繰り返すのか?をより学問的に説明するための理論と言った方が分かり易いですね。
 
 『理論』なんていっても、そう難しくありませんし、ラフに理解してもらえれば十分です。
 

ABCモデルにおける3要素

 

3つの要素
  • 1)先行条件
  • ⇒『動機』『目標』といった行動の原因になる意識のことを指します。

  • 2)行動
  • ⇒これは先行条件を受けて、行う実際の行動のことですね。

  • 3)結果
  • ⇒結果は、読んで字のごとく、ある行動をすることによって得たものですね。

 

 ABCモデルは、より分かりやすく簡単に表現すると、『因果関係』と言い換えることもできます。

 ある条件の下、行動がなされ、ある結果が得られる。 

 これが、ABCモデルの構成要素です。

ABCモデルを理解する意味

 
ABCモデル

 なぜABCモデルを理解する必要があるか?
 
 これが本当に重要です。
 
 ABCモデルには3つの要素がありますが、人がこの要素の過程を『繰り返す』こと。
 
 つまり、ある行動を繰り返すためには、どのような条件が必要でしょうか?
 
 それは、ちゃんとした1)『先行条件(目標設定)』がなされ、2)『行動』し、3)『望ましい結果』であること、この3つの条件が必要なのです。 

 何も難しい話ではなりません。
 
 要は、行動してみて『いい結果』が得られれば、またその行動を繰り返そうとするよね?ということです。
 
 ということは、行動科学マネジメントを、活用していく上では、『目標設定』『行動』、『結果が良好』であるという3つが非常に大切であるということになります。
 
 こういうことを合理的に理解するためには、ABCモデルがなんたるか?の理解が欠かせません。

 (まぁ、『これが大切!』と言われれば無条件で信頼できる人ならこの理解は不要かもしれませんが、理由が必要な人には大切な理論的根拠です。)

PST分析

PST分析とは何ぞや?

 この分析は、主に『行動の結果として得られたものが、行動を繰り返す上で、どれほど効果的か?』を分析する方法論です。 

 もっと言うと『望ましい行動を自発的に繰り返すためには、どのような結果を得ることが効果的か?』を判断する基準ということですね。
 
 先にABCモデルを紹介しましたが、このPST分析はABCモデルの『結果』の部分が『良いか悪いか?』の評価をするための分析手法という位置づけとお考え下さい。
 

行動科学マネジメントにおける分析手法はいくつかあるが、ここではPTS分析に絞る

 

 行動科学マネジメントでは、『行動を繰り返すための行動分析基準』はいくつか存在します。 

 ただ、ここでいくつも紹介していては、かなりの分量になってしまいますので、PTS分析のみに絞ります。
 
 ここにPST分析で良しとされる『人が行動を繰り返すための結果の質』は。

PST分析で良しとされる『結果』の条件
  • 《条件1》ポジティブ
  • 《条件2》即時
  • 《条件3》確実

 人がある行動を繰り返すために必要な『結果』は、前向きで即!確実に得られるものであることが大切ということですね。

 さぁ次は、勉強に行動科学マネジメントを応用していくぞ!
 
 行動科学マネジメントでやる気・モチベーションを爆発させよう!

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