【Q&A】行政書士資格で大学在学中開業できるでしょうか?
【質問】
現在、大学2年生です。
大学在学中に行政書士試験に合格し、その後、できるだけ早くに資格を活かしたいと考えてます。
そこで、アルバイトをするよりも社会経験になりそうなので、勉強のため、大学在学中に行政書士として開業したいです。
大学生で、行政書士として開業はできるのできますか?
【回答】
行政書士資格は、特に受験資格などはありませんから、大学在学中に資格を取得すれば、開業はできます。
開業資金さへ準備できれば、あとは、開業手続きさへ行い、行政書士会へ登録すればすぐに行政書士として活動はできるでしょう。
この場合、個人事業主という立場になりますから、いわゆる自営業と同じ要領で行政書士として業務をすることになるでしょう。
おっしゃるように、かなりの社会経験はできるだとうと思います。
経営者的な視点が必須ですから、アルバイトとは違ったやりがいが得られると思います。
お客様とは、真剣に向き合うことが求められますから、責任の重い業務になるため、手は抜けませんが、勉強として、副業感覚でやることも、良い経験になるのではないでしょうか?
ただ、開業資金については約30万ほどかかってきますから、負担は少なくありません。
確かに、一般的な会社設立などと比べれば、開業資金はかなり安い方ですが、30万といえば大金ですから、ある程度、顧客が獲得できる目処を立ててからの開業でも遅くないでしょう。
副業的にやる場合であれば、特にリスクは高くありませんから、気長に取り組むのでも面白いでしょう。
学生時代に、アルバイトのような感覚で実務経験を積んでいくことは、非常に良いことです。
社会人が副業として取り組むような感覚で、リスクも比較的低め。
学べることも非常に多いですので、挑戦する価値も高いでしょう。
また、アルバイト感覚であるとはいえ、雇われではなく、自分が主体的に行動しなければ収益につながらないため、多くの経験を積むことができ、また違った視点で仕事を考えることができるようになります。
個人的には、挑戦される方を応援したいです。
他にも、学生さんであれば、アルバイトとして事務所で雇ってもらえやすい傾向にあります。
有資格者であれば、より真剣に仕事をこなす事が予想されますので、比較的採用されやすでしょう。
そこで、独立する前に一度事務員として働くのも良いでしょう。
実務経験や事務所運営のコツを学べるため、十分な経験をノーリスクで学べます。
将来独立したいと目標がある場合、できる限りリスクの低いうちに学ぶことを始めましょう。
いずれにしろ、学生さんの場合、講義やサークルとの兼ね合いが大変になってくるでしょうが、資格取得を前提として、開業準備資金を用意することができれば開業は可能です。
これと比較して、本気で行政書士で食っていくことを目指す場合。
できれば、社会人として十分に社会経験を積んでから独立を検討するのが一番です。
社会人として独立を視野に入れて働くことによって、会社とはどういった組織であるか大変勉強になります。
このような情報はいきなり独立したのでは理解できない面もありますので、実際に組織に所属することによって、学んでいく必要があります。
一定の社会人としての経験は、将来自分の仕事を大きくする際に役立ちます。
社会人をしながら、副業でリスクを低くおさえ、長期的な視点で取り組むのも一つの道です。
応援しています。頑張ってください!