あなたはなぜ『続かない人』なのか?3日坊主を卒業するある1つの方法
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最終更新日:2014/06/21
やる気・モチベーション やる気が出ない, 勉強
『よ~しやるぞッ!!!』
そうやって始めた資格試験の勉強。
3日・・・1週間・・・。
いつの間にやら手につかず↓↓↓
こんなどこでもよく聞くダメダメ劇場(笑)
まぁ皆なにかしら経験のあることでしょう。
資格試験の勉強はほんとーにつまらないですから、こんな劇場がグルグル繰り返され脱却できない人は多いはず。
そんな人は、是非、『とりあえず小さな結果を出す』を実践してみましょう。
今日は、この話題についてモチベーションとの関係や具体的な方法を書いていこうと思います。
INDEX
モチベーションの維持は死ぬほど難しいということを知る
このブログでは何度も申し上げていることですが。
モチベーションの維持というのは死ぬほど難しいです。
だからこそ、本屋に行けば通年を通して『続ける』というタイトルを冠した本が定期的に出版されています。
もちろん、心理学の分野でもこういった『継続』『モチベーション』という分野は大きなテーマの一つ。
モチベーションの維持で検索すれば、もう数え切れないほどの関連書籍を見つけることができます。
それだけ皆の関心事であり、モチベーションを失っている人が多く、これを維持することが難しいからこそ話題になっているのでしょう。
僕自身も本当に怠け者な奴ですので、長らく『続ける』コツを考えてきました。
何か目標を立て、特に一人で頑張らなければいけないような状況を経験されたことがあるような人は、モチベーションの維持がいかに難しいかよくご存知だと思います。
この一人で頑張らなければならない状況・・・まさに資格試験の勉強はこの代表例と言えます。
仕事などで上司が管理してくれる場合は、やらなきゃ怒られる・成績が上がらない等の強制力がありますので、強制的に自分を続けさせる事ができます。
しかし、資格試験の勉強というのは、自分で決め・自分で管理し・続けるのも自己判断です。
つまり、自分で『まぁいっか』とサボってしまえば、やらなくても痛くも痒くもありません。
ただ、資格が取れず、キャリアアップが望めないかもしれないというだけ。
もちろん、自分の輝かしい未来は消し飛んでしまうかもしれませんが・・・・。
このような状況でも、モチベーションの維持は困難を極めます。
人間は怠け者ですので、すぐに楽をしようとします。
どうやら、人間の脳みその構造はそのようになっているようですので、これは本能からくる衝動で抗いようがありません。
資格試験の勉強を開始仕様と検討中の方は、是非、このモチベーション維持の困難性を十分に頭に入れておく必要があります。
モチベーションの維持で合否が決まるって本当ッ!!??
これは本当だそうです。
僕は、これをその業界屈指の実力派講師から教わりました。
というのも、この方いわく『資格試験の勉強を最後までちゃんと続けられる人が2~4割・・・その中での戦いだよ』とのことです。
半分以上は最後まで勉強を継続できない状態で受験する事になるので、『ちゃんと最後まで勉強すれば受からない資格試験など皆無』だそうです。
最後までモチベーションを維持し、続けることができれば半分以上合格が決まったようなものなのです。
でも、これが本当に難しい。
特に、僕も経験しましたが、社会人の資格試験勉強というのは、『資格を取らなくてもこのまま仕事さへしていれば衣食住には困らない』という状況下にありますので、緊張感を維持することが極端に難しいのです。
これは以前どこかの記事でも書きました。
勉強しなくても困らないと考えやすい環境だからこそ、そう言った社会人の受験生が多い資格試験はとにかく最後まで勉強を続けることが一番の強みになります。
従って、資格を取得したいと考えている人ほど、ここのところをちゃんと計画に加え、戦略をねる必要があります。
続けるため!!成果主義的思想のすすめ
数年前、ドラッガーのマネジメントが一大ブームになったことを覚えているでしょうか?
そのブームの火付け役となった『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [単行本]』ですが、僕も買って読んだことを覚えています。
これブームを受けて、いつの時代も皆、何かをコントロールするスキルに恋焦がれているのだなと思いました。
この点、モチベーションの維持というのは、自己コントロールと言えます。
この分野で試験勉強に応用しようとすると無数の手法を見つけることができます。
僕も、モチベーションを維持できないことで自分を責め、本当に深く深く悩みましたから、いろいろ試してきましたし、現在も複合的に多くの手法を利用しています。
特にオススメなのが、行動科学という分野の知識です。
簡単に言うと、『自分にご褒美をあげてモチベーションを維持しよう』という内容ですね。
これは、心理学の発展系?で登場した新しい分野?だそうですが、結構活用できます。
●【ポイント】
行動科学とは
行動科学の分野は、簡単に言うと『人はどういったことで行動するのか?』ということを研究している分野です。
もちろん、僕自身専門家ではありませんので、語彙に関して厳密には解釈できておりませんのでその点は専門的な書籍等をご参照ください。
僕が読んで『まとまっている』と思ったのは下記の一冊。
ご興味があればどうぞ。
こちらは厳密には、行動科学を応用した書籍です。
学術書のように体系的に書かれているものではありません。
学問的にではなく、企業内マネジメントの手法として詳しく解説しています。
かなりモチベーション維持の手法の一つとして応用が聞きますので、『続けられない』と感じている方にはぜひ一読いただきたいと思う一冊です。
まぁ、ご興味があれば本屋で軽くお読みいただくだけでもだいたい感じは掴んでいただけると思いますが、僕は今も手元に大切に保管し定期的に参照しています。
この行動科学の代表的な手法は下記のようなものが代表的です。
●自分の一日の頑張りをひと目で確認できるようにグラフにする
●頑張って目標の努力を達成したらご褒美を自分に上げる
●ポイントカードを作り、ある一定の作業量をクリアしたら自分で自分に1ポイント贈呈
こういった内容です。
ただ、この手法は、だんだんとルーティン化していく傾向にあります。
もっと具体的にいうと、上記の『自分にご褒美~』という方法であれば、習慣として定着する前にご褒美が尽きてしまうとか、そう言った方法に飽きてしまいかえって続かないという場合があります。
僕なんかは自分で出すご褒美には、魅力を感じないたちらしく、あまり効果がありませんでした。
この手法がオススメできるのは、自分で自分を褒めることで突き進めるタイプの方です。
試験勉強は多くを自己完結しなければなりませんから、試験勉強には相性がよく、費用もかからずすぐに導入できるます。
でも、効果は人によって差が激しいところが欠点です。
そこで、タイトルの話へ。
『とりあえず小くとも結果』を出すことを実践するということ。
つまり、成果主義的に、結果を追求しようということです。
一昔前、企業内のマネジメントに欧米的な成果主義を取り入れることが流行りましたが、これは失敗しました。
これは、あまりにも成果主義を徹底しすぎたために生じた失敗と聞いています。
また、日本人の気質に合わなかったとも。
ですが、資格試験の勉強では、続けるも評価するも自分ですから、少しは結果を尊重する成果主義を取り入れるべきです。
全て自己評価の場合、責められることもなく精神的に楽です。
しかし、これでは、刺激が薄く・成果が実感できないため、どうしてもモチベーション低下の大きな原因になります。
では、この小さな結果を出すを実践するには具体的にどうすれば良いのでしょうか?
小さな結果を出すとモチベーション回復する その具体的実践
具体的にオススメな方法は下記のとおり。
●【ポイント】
- 1)スクールの模試を利用する
- 2)自分で予想問題を解いて、手心なしで厳しく採点する
- 3)模試・予想問題の点数をグラフにして掲示
- 4)簡単に点数が取れる基本的な問題の模試を受けてみる
- 5)解ける問題を中心にやる
これらを実践する場合、原則として、『目標得点』を設定し望むことになります。
普通は、この目標得点を『合格点』に設定しがちです。
僕が、小さな結果と敢えて表現したのは、模試や予想問題を解く際の目標得点を合格点にしないことが肝心だからです。
つまり、小さな結果・小さな成功をつかむために、自分で達成しやすい目標を設定すべきであるということなのです。
特に、学習を初めて間もない方の場合、いきなり合格点なんて獲得できません。
模試を受講し、合格点を達成できない期間が、1ヶ月~2ヶ月も続けば、十中八九『成果を感じることができない』ため挫折します。
だからこそ、目標を『今の自分でも乗り越えられる』と感じる低いものに設定するのです。
イメージとしては階段を上るイメージ。
少しずつ結果を出していき、自分が勉強することによって何らかの成果を得ていると実感しましょう。
成果を得ているとの実感は、本当に嬉しく、勉強に意味を見出してくれますので、モチベーションがどんどん回復します。
成果を出すたびモチベーションが最高潮に達しますので、また勉強できます。
この好循環で、資格試験の期間を乗り切ることが本当に大切。
是非、『とりあえず小さな結果を出す』を実践してみましょう。
ゆっくり、段階的にレベルアップするのが肝要です。
●【ポイント】
結果を出すことと、モチベーション維持
人が何かを継続する場合、『行動から生じる成果』を感じれることは本当にモチベーションに影響します。
小さくとも・大きくとも結果・成果が得られなければ、人はその行動を無価値と本能的に判断しやめようとします。
これに抗うのは英雄的な情熱が必要で、並大抵の動機では乗り越えることは出来ません。
だからこそ、何十年も結果が出なくとも継続できる人の物語は感動を与えるのだと思います。
無味乾燥な勉強は、『本当に役に立つの?』と不必要感を与えますし、勉強をすることで何らかの成果が得られないとなれば、その行動自体無意味と考えてしまいます。
これは、資格試験勉強を乗り切る上では大敵。
少しでも、成果を得られるような工夫を怠らないようにすることが大切です。