民法が難しい12の理由+民法の勉強がしたくなる!メリット7ヶ条でやる気が燃えるッ!
『民法って難しい!!』
こんな声をよく聞きます。
僕も民法を極めているわけではないので、『楽勝』『簡単』とは言えません・・・・。
結構、勉強しましたが未だにです(笑)
民法を難しくしている原因といえば、その事例のややこしさが一番に挙がることでしょう。
問題文の・・・甲がグダグダ乙がプリプリ。
何を言っているのか一読では判別できません(笑)
これは誰も思う民法の難しいさですね。
実は民法の難しさというのは他にもたくさんあるのです。
ここを知っておくと、すんなり対策が立てられることもあるでしょう。
この記事ではそんなこんなをテーマに書いていきたいと思います。
敵を攻略するには、まず敵を知ること!!これ必勝の秘訣です。
敵を知れぃ!!民法の難しいところを思いつく限り挙げてみたぞ!
民法ってよく森や迷路に例えられます。
なぜって??
皆、民法を勉強すると迷うのです。
勉強していると、脈略なくあっちこっちに話が飛びます。
そのため、皆初めは混乱しちゃいますから、『民法の森に迷い込む』なんて表現されることもあるほどです。
僕も、もうグルグル迷いました(笑)
そんな民法難しい点・・・とりあえず思いつく限り挙げてみました。
下記は、僕が悩んだところを初め、一般的にもよく言われる民法の難しいポイント事項です。
民法の難しい点・・・思いつく限り挙げてみた
- 1)事例がぐちゃぐちゃ複雑
- 2)読んでも問題がわからない
- 3)時間内に問題を解かなければならないのに、事例の把握にめちゃくちゃ時間がかかる
- 4)初めの方で後で学ぶ内容が登場する
- 6)総論だとか各論だとか・・・何が違うかわからない
- 7)とにかく量が膨大
- 8)論点の話の流れがあっち飛びこっち飛び
- 9)論点同士で一貫性が内容に思える(結論が真逆になることも)
- 10)似たような論点がたくさん並ぶ
- 11)勉強しても勉強しても進まない
- 12)用語が難解
1)事例がぐちゃぐちゃ複雑
これは誰もが思うことではないでしょうか?
僕も悲しいほどに悩まされました。
民法というのは本当に事案が複雑で。
それもそのはず、他の科目と違って、一つの問題文で甲やら乙やら登場人物が何人も出てくるのです。
民法の事案を読んでいて、途中で『フッと』気を抜くとすぐにごっちゃになります。
これは民法の第一関門ですよね。
難しいッ!!そう言う印象を一番最初に受けるポイントです
2)読んでも問題がわからない
これは1)につながる話です。
事例が複雑かつたくさんの人物が登場するため、誰が誰だかわからなくなります。
そもそも、法律論に入る前に、ここでつまづく人続出です。
問題を解こうにもこの複雑さに慣れるまでは、本当に問われていることを考え解答するまでに、かなりの時間がかかります。
これでは、問題をどんどん解けず勉強が進みません。
勉強が進まないことで、多大なストレスを感じることになります。
3)時間内に問題を解かなければならないのに、事例の把握にめちゃくちゃ時間がかかる
これも今までの流れに乗っかりる話ですね。
図を書くにしても、複雑な事例の把握には、かなりの時間を費やす事になります。
勉強ではポンポンと進む事が、モチベーションを維持する上で大変重要です。
しかし、勉強し始めの段階では、民法の勉強にはこのスムーズさを求めることができません。
もう詰まること詰まること・・・。
勉強を初めてすぐに、本試験の時間配分で模試を解くこともあるでしょう。
そんなとき、おそらく『事例をいちいち把握して時間内に解き切ることなんてできるのか!?』と絶望的になることも少なくないでしょう。
これでモチベーションが大きく削られるのが民法の超難しいポイントです。
4)初めの方に後で学ぶ内容が登場する
民法の難しくしている主要な理由の一つです。
民法では、最初の方、つまり、教科書をめくって数ページの段階で、民法の後半で解説されている用語や理論が、当然のように登場します。
勉強し始めて直ぐなのに、民法の後半で学ぶ理論が、当然に登場する不親切な科目なのです。
これは、民法の体系自体が、専門家を対象として書かれているからだと言われています。
僕もこれには死ぬほどイライラした経験があります(笑)
6)総論だとか各論だとか・・・何が違うかわからない
総論は、民法全てに関わる話を、前にくくりだした部分です。
全てに通じる原理原則を先に解説しているのです。
民法の体系は、『重要なことを先に学ぼうぜ!!』という構造になっているのです。
各論は、その分野個別に特別な特徴が有って、個別解説をしてある部分です。
民法の典型契約(債権各論)の話は、この特徴をよく表しています。
こんな特殊な体系が民法を難しくしている理由の一つと言えます。
7)とにかく量が膨大
膨大です。
条文だけでも憲法の10倍程もあります。
主要な条文だけでも数百。
論点の量は憲法など相手にならないくらい無数にありますし、日々新しい論点が登場しています。
一言一句すべてを勉強しようとしても、一生かかっても無理かもしれないほど量は膨大。
だからこそ、勉強すべきことを取捨選択することが必要になってきます。
この取捨選択は、勉強を初めてすぐの人には困難です。
民法の体系、つまり書かれている事の順番や構造が複雑であるにもかかわらず、勉強で力を入れなければならない内容の選別が困難。
こりゃ、面倒です。
8)論点の話の流れがあっち飛びこっち飛び
論点とは、様々な法律上の問題や法律の解釈で議論があるポイントのことです。
民法は、同じような話でも、その状況や民法上の権利の性質によって、論点の結論が真逆になったりします。
憲法のように複雑ではありませんが、単純でも数があって一貫性がないため、非常に分かりにくい論点が多いのが民法を難しくしている原因です。
9)論点同士で一貫性が無いように思える(結論が真逆になることも)
前項とも関わることですが、登場人物や事例によって、結論が一定になりません。
話があっちこっち飛ぶため、スッキリさっぱりと論点同士の関わりを見極めることが難しいのです。
また、民法ではAの論点とBの論点で『何が違うかわからない』ということは、珍しくないことです。
勉強して期間が短い時期や独学では、なおさら混乱しがちです。
10)似たような論点がたくさん並ぶ
民法では、論点がズラッと並びます。
そして、その一つ一つが、ほんの少しずつ違うのです。
このほんの少しが重要な違いなのですが、これが分かるまでにはかなり勉強する必要があります。
また似たような論点であるため、記憶に定着しにくく、これも勉強効率を邪魔する要因になっています。
11)勉強しても勉強しても進まない
ここまでの項目を読んで頂ければ、かなり手ごわい科目であることは一目瞭然です。
事例を読んでもわかりにくく、問題文を読むだけで疲れる。
論点を勉強しても一つ一つの論点の違いが明確でなく、理解に時間がかかる。
論点などの理論に一貫性が無いように思えるため、この法則を見つけるのに非常に時間がかかる。
量が膨大であるため、最後までたどり着くには多くの壁を越える必要があり、気力が萎える恐れがある。
勉強が進まない理由は挙げればきりがありません。
12)用語が難解
すべての法律に共通することですが、法律の文章はただお堅いだけではありません。
その専門用語を十分に理解していなければ、解説を読んでも何を言っているのか全くわかりません。
解説の解説が必要なくらいです。
冗談のようなことですが、これ珍しくありません。
日本語なのに、日本人が読んでもわからない時があるのです。
その上、ただでさえ複雑な内容であるにもかかわらず、法律の文章には悪文が無数に登場します。
これも民法を難しいと思わせる原因だろうと思います。
特に独学で挑戦されている方にとっては、これ地獄です。
まだまだ続きます!!
次ページでは、民法で得すること!!やる気を燃やすため知っときましょう♪