勉強と食事!絶対に撃退すべき食後の『ボー』とは?《飢餓感で勉強効率Max!》
これまで資格試験の勉強には体調管理が大変大切である点、いろいろと記事を書いてきました。
今回もその延長で、いろいろ深く突き詰めたいと思います。
さて・・・。
皆さん、勉強を長く継続しているとき、このように感じたことはないでしょうか?
『何か・・・お腹がすいているときの方が頭がスッキリして効率がいい』
『ご飯をたくさん食べるとボーっとするなぁ』
この感覚、間違えていませんよ。
今日は、これのメカニズムと、心得について書いていきます。
◆資格試験の勉強を開始する時には、満腹は禁物
よくこんなことを聞きますよね?
『ご飯を食べたあとは眠たくなる』
社会人としてお仕事をされている方は、ご飯を食べて少しした14時~15時前後の時間に、眠気を感じたりボーっとしたり仕事がはかどらない経験をされた方は多いのではないでしょうか?
また、学生の方でも、午後の講義は決まって身が入らないという方もいらっしゃるはずです。
これは、どのようなメカニズムになっているのでしょうか?
大きな原因は血液不足にあります。
人間の血液は人体を絶え間なくめぐり、酸素や栄養素を体組織に運ぶ重要な人体の構成要素です。
そんな血液。
何でもない時には問題なく体内を循環して本来の役割を果たしています。
しかし、血液も、常に潤沢に体を循環しているわけではありません。
体のどこかで血液を必要とする状態が生じた時、この血液の循環はたちまち偏りを見せます。
そんな血液を大量に必要とする人体の3大機関というのがあります。
それは。
●【ポイント】
◎筋肉
◎内臓
◎脳
このあたりが代表的な機関となります。
各機関は単体でも、一度高度な活動を開始すれば、活動を維持するためには多量の血液を必要とします。
これが同時に2箇所もしくは3箇所活動したとすれば、血液の不足は著しいことになります。
では、食事をした後はどういったことが起こるのでしょうか?
食事をした後、胃で食べたものの消化が始まります。
この胃は、血液を大量に必要とする、上記の3大機関である『内蔵』に該当します。
この内蔵を強力に活動させている状態では、血液の偏りが生じます。
これによって、脳への血液量が低下し、『眠気』『ボーっとした感覚』として現れるのです。
いくら仕事等で脳を働かそうとしても、血液の取り合いとなりますので、スッキリと回転力ある脳に回復させるには時間の経過を待つほかありません。
これは、仕事に限らず資格試験の勉強でも同じです。
僕も、たくさんご飯を食べたあとは、資格試験の勉強がはかどらずかなり悩んだ経験がります。
特に、仕事終わりの夜に学習するときは顕著でした。
一日の疲れと相まって、ボーッとするばかり。
これでは貴重な時間を無駄にすると、改善を試みました。
では、実際、このような状態に陥らないよう、できる限りの対策をするとしてどういったことを心がければ良いのでしょうか?
◆食後の勉強の不効率を解消する3つの心得
実は、食後のボーッとした感覚を完全に防止するのはかなり困難です。
これを防止することだけに焦点をあてるなら、正直、『食べない』ことが最も効果的です。
空腹すぎるときは逆効果ですが、適度な空腹は、記憶力が高まるという研究もあるほどです。
しかし、食べないという選択をしてしまえば、死んでしまいます。
これでは、資格試験の勉強どころではありません。
そこで、食後のボーっとした感覚を防止するため、下記の3つの点を心がけましょう。
●【ポイント】
1)腹8分目は、合格も健康も勝ち取れる極意
2)よく噛んで食べる
3)消化に良い食事内容にする
資格試験の勉強を行っている期間は、体調管理が大切です。
体調管理という視点で考えるともっとやることがあるのでしょうが、食後のボー・・・を防止する対策としてもっとも効果的なのは、上記の3点です。
つまり、単純に、胃の負担を減らしてやればいいのです。
1)は適度な空腹感で、眠気や頭のボッーっとした感覚を減らすことができます。
2)を行うことによって、食事の量が減るとともに、暴飲暴食がなくなります。
加えてよく噛まれた食物は『消化がしやすい』ので、胃の負担をかなり軽減できます。
さらに、胃が消化しやすいということは、消化も比較的早くなります。
消化が早くなることによって、胃へ集中していた血液も戻ってきますので、脳の血液量が上昇しかつどうが活発になる時間が早くなります。
このように、脳が活発なる時間が早ければそれだけ勉強の効率がアップする時間が早まりますので、時間を有効に活用することができます。
これは忙しい学生の方や社会人の方には、大変有益です。
1)と2)を心がければかなり効果的なのですが、最後の詰めとして3)も取り入れればほとんど食後のボーっとした感覚はなくなります。
具体的に、消化に良い食べ物とは、『脂っこいものを避ける食事内容』と覚えておきましょう。
例えば、お肉でも、ヒレとロースだったらヒレの方が消化に良いです。
他にも、チーズたっぷりのピザととろろソバなら、圧倒的にソバに軍配が上がります。
このように、胃への負担を減らすことを心がけた食事を取り入れることによって、より勉強時間の確保に効果的です。
さほど難しいことではありませんので、是非ご参考に。
これは、特に勉強の前に食べる食事のみ上記を気をつければ、効果がありますので、ここだけに取り入れるのでも大丈夫です。