日本人なら読むべき昭和史関連本おすすめ13選!《昭和の歴史を知ろう♪》
最近、グッと寒くなってきましたね~。
今年ももう2カ月強ですから、本当に1年は早いです。
さて、今日は昭和史(昭和の歴史)の話です。
ブログのテーマからは、かなり外れているように思いますが、まぁ当ブログは『学ぶことで人生を豊かにしていこうぜ!』という趣旨も含んでいるため、暖かい目でお付き合いください。
昭和史(昭和の歴史)の話というと、国際政治問題の色が強いですが、この記事はごくごく歴史の事実を検証していくというスタイルでおすすめ本を紹介しています。
○○問題というテーマについて書かれた本も紹介しますが、まぁ、フラットな目で記事をお楽しみください。
INDEX
日本人ならば、やっぱり昭和史は知っておかないと!
昭和史ってなんぞや?
昭和史という言葉は聞き慣れない人が多いかも
昭和史という言葉、あまり耳慣れない言葉ですよね。
歴史の授業では、いわゆる戦後史と言われる部分と一部重なります。
小学校・中学校・高校と歴史を勉強したとしても、教科書にはおそらく一言も出てこなかった言葉だと思いますし・・。
また、歴史の教科書の最後の最後で勉強する部分なので、積極的に勉強した経験のある人でなければ、聞き慣れない言葉だと思います。
昭和史は、大きく2つの時期に分れる
昭和史とは、1926年~1989年の期間を指すそうです。
そして、1945年の第二次世界大戦の終了年を境に、昭和史(戦前)・昭和史(戦後)に分けて考えるのが一般的です。
まぁ、僕は歴史の専門家ではありませんので、ここは議論の分かれるところかもしれませんが・・・。
昭和史で特に問題になるのは『昭和史(戦前)』
昭和の歴史である昭和史で、よく話題になるのが、昭和史(戦前)です。
時期としては、1926年~1945年!まさに戦争中の話ですね。
昭和の歴史の中でも、特に議論が激しい部分で、問題となるのは戦時中の日本軍の行いです。
例えば、最近よくニュースになるのは『いわゆる従軍慰安婦問題』などですね。
とはいえ問題の発端(元凶)は『昭和史(戦後)』にあったりすると言う話
ただ、昭和史(戦後)についても、問題にならないわけではなく、実のところ問題の本質はこの時期にあったりします。
特に、『東京裁判』については、特に注目の歴史問題です。
そもそも、日本の自虐史観などと呼ばれる感覚は、ここを発端に発生しているといっても過言でないほど・・・。
日本人の歴史観に影響を与えた歴史的事件と僕は考えています。
現在は、なんだか韓国と喧嘩をするような格好で、『いわゆる従軍慰安婦問題』などが話題になりますが・・・。
その話はとりあえず置いといて。
昭和史に興味をもたれた方には、できれば東京裁判からの流れで日本の昭和の歴史(昭和史)を知ってほしいなんて思います。
どうせならば、もっと大きな視点で日本の歴史について勉強してみることが大切ではないでしょうか?
- 戦争とはどういうものか分る
- 国というものがどういうものか分る
- 日本人がなぜ自虐史観を抱える事になったのか?
- 従軍慰安婦問題のなぞが分る
- 南京問題のなぞが分る
- 靖国参拝問題やA級戦犯問題について理解できる
- インドが好きになる(パール判事・後述)
- 平和っていいなと思える
僕が昭和史に興味を持ったのは『ナヌムの家』が発端
友人が韓国旅行でナヌムの家に行ったことから話が膨らんだ
きっかけは飲み会(笑)
あれはずいぶん前の話です。
もう5年以上も前で、まだまだ僕は若造でした。
そんなピチピチの僕は、友人たちと自宅で飲み会をやることに♪
昔の思い出がたくさんありますから、かなり話は盛り上がりました。
そんな話も一通り終わり、友人が最近の自分の近況を話し出しこう言うのです。
『先日ナヌムの家に行ってきて、従軍慰安婦のおばあちゃんに申し訳なかった』
今では、いわゆる従軍慰安婦問題は賛否両論の嵐で、ネットでも頻繁に議論される話題です。
でも、当時はまだまだタブーで、『批判は絶対にいけない神聖な話題』でした。
ところが僕は異論を唱えてしまった
ところが、ちょうどこのころ、この問題に疑義を唱える書籍が複数出版されていました。
その第一陣を切ったのがかの有名な『嫌韓流』という漫画です。(ちなみにこれより前に異を唱えた本はいくつもある)
少し興味があったので、僕は数冊既に書籍を読破していて『え~こんな話があったんだ』と衝撃を受けました。
当時は、本当に、『日本は戦時中とんでもないことをしたんだ』と本気で思いこんでいましたし、学校でもそう教えられましたからね。
そんな本を読んでいたので、友人に『え?でもその問題は無かったでいう反論もあるようだよ』と異論を唱えてしまいました。
友人に韓国側の主張と現状を教えてもらったものの僕は意見できなかった
現在では、様々な関連書籍が登場しているため、感覚側の主張と言うのは、崩れかけています。
この意見は、僕が日本人だから、日本の意見を優遇しバイアスをかけ、感情的に支持しているというわけではありません。
両者の主張を同じ土俵にのせ、事実を証明する証拠の有無を精査し、合理的に分析すると、どう考えても、日本側の主張の方が『説得的』だと思うからです。
でも当時はそんな知識もなく、友人の主張に頷くばかりでした。
悔しいから湧き上がった、僕の『興味』
多くの文献(関連本)を読み漁った
そんこんなで、友人とのやり取りで、俄然『いわゆる従軍慰安婦問題』に興味が湧き上がりました。
かなり意見の対立が激しいところでしたから、ちゃんと両者の意見を精査して調べるのが公平だと思い、いろいろな文献を読み漁りました。
僕は、興味があることには一点集中してしまう性格なので、もう寝食を忘れてという状態です(笑)(アホですね。まぁ1週間くらい(夜だけ)ですが・・・。)
そこで気づいた昭和史における東京裁判からの『流れ』
いわゆる従軍慰安婦問題なるものを調べていたとき、どの本にも『東京裁判』という言葉が頻繁に登場しました。
どの問題についての書籍を読んでみても、昭和の歴史にかかわる関連本ならば、必ず東京裁判という単語が登場します。
でも、僕にはこの裁判が何か分りませんでした。
そこで、東京裁判についても調べてみることに!
そんなこんなで、僕は昭和の歴史(昭和史)の渦の中に呑まれていったのでした(笑)
学校ではあまり勉強しない昭和史だけれども、日本人なら知っとくべきだと思う
日本人ならば、昭和の歴史(昭和史)は知っておくべきだと思います。
これは外国と舌戦をして勝ち誇るためではなく、『日本の礎を築いた先人を無知から卑下してしまわないように』です。
真実はどうか?ではなく、『どういう議論があるか?両者の主要な主張は?』くらいは知っておいても損はありません。
まぁ、皆さん聡明な方が多いので、僕に言われるまでもありませんね(笑)
日本人なら読むべき昭和史おすすめ関連本13選!
関連本のおすすめ度について!
当たり前ですが、基本的には公平で偏りのない本をおすすめしたいと思います。
最近話題の問題については、反対の主張をしている書籍も挙げておきたいと思います。
(もちろん、僕の好みもありますから、多少見解に偏りがあることはご容赦を)
おすすめ度は下記の通り5段階で評価したいと思います。
- 星5つ 【★★★★★】 日本人なら絶対に読む(観る)べき!
- 星4つ 【★★★★】 読むべきだが、少し専門的で難しい
- 星3つ 【★★★】 読むと面白いが、表現が過激
- 星2つ 【★★】 主張の根拠が弱いので参考程度に
- 星1つ 【★】 内容に疑義がある
《昭和史》東京裁判の関連本
【★★★★】東京裁判(DVDバージョンは【★★★★★】)
こちらは本です。
ちなみにこの本はDVDバージョンもあり、結構レンタルショップなどでも借りることができますので、映像派の方は下記のDVDバージョンもおすすめです。
【期間限定セール!】[DVD] 東京裁判 |
僕はDVDで観ましたが、まぁ『理不尽さにビックリした』と言うのが正直な感想です。
おそらく、大抵の日本人がこのDVDを観ると非常に理不尽な裁判に驚愕し、何とも言えない『ムカついた』気分になると思います。
東京裁判はそれほど日本にとっては理不尽で、近代裁判の原則からしてもとんでもない内容です。
僕はこれを観て『よくまぁ今まで何も知らずに生きてきたもんだ』と赤面しました。
ちなみに書籍の方は、少し読むのに時間がかかりますので、おすすめなのは俄然DVDです。
【★★★★】秘録東京裁判改版 [ 清瀬一郎 ]
こちらは実際に、東京裁判で弁護を努めた弁護士が書いた名著です。
内容は至って中立的で、ごくごく事実を冷静な視点で淡々と書いていき、東京裁判の問題点を解き明かした内容になっています。
当時の裁判の内容と問題点を冷静な観点で知ることができるので、非常におすすめの一冊です。
この本は参考文献にも挙げられるほど重厚な内容になっており、ガッツリ法律を勉強した人でないと『難しい』と感じる部分が多いかもしれません。
加えて、昔の本ですから、今の平易なビジネス書と比較すると、読破に要する時間も労力も何倍も必要です。
名著ですので、読解力に自信のある方は是非読んでみるとかなり勉強になると思います。
ただ、難しいですし、『サクッと東京裁判について知りたい』と言う方にはハードルの高い本になりますので、★4つです♪
【★★★★★】パール判事の日本無罪論 小学館文庫 / 田中正明(歴史家) 【文庫】
このパール判事の日本無罪論は、日本人ならば絶対に読むべき一冊と言えます。
先に、東京裁判を勉強することによって知ることができる事項に『インドが好きになる』ということを書きましたね?
それはこの本を読むことを前提として書いてあります。
実は、このパール判事(パル判事とも)は、東京裁判の裁判にかかわった11人の判事の内の1人です。
国籍はインドで、東京裁判の判事の中では唯一の国際法の専門家です。
この本では、東京裁判の状況と、パール判事の判決書を解説しながら話が進んでいきます。
内容はそう難しくなく、文庫サイズでサクッと読めますし、書いてあることも、必要十分な分量ですので、正直これ一冊でいいんじゃないか?と思います。
また、文庫でとにかく安く、普通に中古でも販売されていますので、超おすすめの一冊です。
《昭和史》南京事件の関連本
【★】南京事件 岩波新書 / 笠原十九司 【新書】
こちらはいわゆる南京事件が『あった』とする意見から書かれた関連本です。
内容としては、そういうことがあったのならば、許されないことだという内容になっています。
南京事件があったという根拠を複数挙げ論説しています。
但し、残念ながら、この関連本には根拠とされる資料に疑義があります。
懸賞の余地ありとする意見が多数派ですので、うのみにせず読んでいく必要があるため、★を少なくしました。
《用語について》
【★★★★★】南京事件「証拠写真」を検証する
南京事件は、昭和史に位置付けることができる歴史問題ですが、この南京事件を語る上で、この関連本を読んでいなければ、議論の資格すらないと言われるほどの名著です。
内容は、南京事件肯定派が『あったことの根拠』として挙げた『写真』が本当に証拠たりえるのか?を一枚一枚地道に検証した結果を記録した本です。
もう内容は凄いの一言に尽きます。
非常におすすめの一冊です。
【★★★★★】「南京事件」の総括 [ 田中正明(歴史家) ]
この関連本も、先の一冊と同じで『南京事件の総括を読まずに南京事件を語るな!』と言われるほどの有名な本です。
先の写真の検証の一冊は、相手の主張の根拠を崩すだけに終始した書籍ですが、こちらは南京事件否定派の最も典型的な主張と根拠が述べられている関連本です。
個人的には研究者でもなければ、この本一冊読めば、十分昭和史の中の南京事件を勉強できると言える本だと思いますので、おすすめです。
《昭和史》いわゆる従軍慰安婦問題の関連本
【★★】「慰安婦」と心はひとつ 女子大生はたたかう
ある女子大生達がゼミの勉強の一環で韓国に訪れ、それをゼミの課題でまとめたような内容の書籍です。
いわゆる従軍慰安婦問題『肯定派』からの一冊です。
このゼミの教授が、このような活動を推進している方のようで、終始『もうしわけない』という感覚的な内容で記述が展開されます。
読み物としては面白いと思いますが、『主張』としてはかなり根拠の弱い内容になってしまっています。
やはり、対立する主張がある場合は、両方の意見を読んで検証してみないと理解することができませんので、僕はこの本を読ませてもらいました。
いわゆる従軍慰安婦肯定派からの本は現状かなり見つけにくいので、この本は肯定派の意見を知るのに役立ちました。
【★★★★★】よくわかる慰安婦問題 [ 西岡力 ]
この関連本は、まだまだ、いわゆる従軍慰安婦問題がタブーとされていた時期に発売された本です。
僕が手に取ったのは、この本が発売された数年経過した後ですが、今でも使える内容になっています。
内容は、極めて合理的で、肯定派の主張を一つ一つ論破し、自己の主張を通す内容になっています。
論理の飛躍もなく、全体的に安心して読める内容になっています。
理由も十分で、内容も平易で理解を求めていくような展開が魅力的な一冊となっています。
個人的にはおすすめの一冊で、今ネット上ではかなり話題になっているいわゆる従軍慰安婦問題についてサクッと勉強したい人は手に取るべき一冊と言えます。
【★★★】嫌韓流シリーズ
韓流ブームの真っただ中に投下された問題シリーズです。
まさにタブーのオンパレードだった世界に、一石を投じた本です。
メディアなどでは一切PRされていないにもかかわらず、アマゾンでいきなりランキング1位になってしまい、それが話題となって売れに売れた漫画本ですね。
現在、日本と韓国の関係は『冷え切っている』と表現するのが最も妥当だと思いますが、そんな韓国との間で問題になっている話題を一挙に勉強できます。
主要な展開は、学生がディベートをする形で、双方の意見を交換し合い、問題の本質をあぶり出す展開になっています。
但し、僕個人としては、少し表現が過剰すぎるのではないか?と思うシーンがあるので、★の数は低めにしました。
まぁ、漫画ですし、サクッと読めるので、その点はおすすめですが・・・。
昭和史全般
【★★】昭和史(1926-1945) [ 半藤一利 ]と昭和史(戦後篇(1945-1989)) [ 半藤一利 ]
こちらの2冊は、昭和史全般を知ることができる内容になっています。
戦前と戦後の2冊に分れていますが、ザッと昭和史の流れを確認したい人にはおすすめです。
ただ、こちらの2冊の本は、少し内容に偏りがあるとの批判も多い本です。
個人的には、同じ『昭和史』でも中村隆英氏の本の方が好みです。
【★★★★】昭和史(上) [ 中村隆英 ]と昭和史(下) [ 中村隆英 ]
こちらの2冊は、特定の問題に焦点を当てた内容ではなく、広く経済などまで言及した幅広い内容を扱う本になっています。
比較的平易な内容で、サクッと読めるので、昭和の歴史がどういう時代だったかを勉強したい人には大変おすすめの内容となっております。
★4つとしたのは、内容が難しく専門的であると言うからでなく、2分冊で分量が多く読破に時間がかかるため★4つとしました。
そのため、十分な時間があり、じっくりと多くを学びたい人には、★5つに値する本だと思います。
最後に一言。
いかがでしたか?
最近の外国との関係は、昭和史に関係する問題の数々を理由に、もめにもめる展開になっています。
中には感情論で侮辱合戦なんて様相になっている議論まであります。
こういうのを見かけると正直『もう少し冷静にやろうぜ!』なんて思っちゃいますね。
僕の場合は、特に外国の主張を論破しようという気持ちより、現状の証拠で見えてくる事実に興味がありましたので、こういうネットでの激論は『凄いな!』という視点で観覧しています。
でもこういったハートの熱い人たちがガンガンやってくれることで、いろいろ変わってくることもあるのでしょう。
まぁ、一部感情論や侮辱的な表現には賛同できませんが↓↓
この部分はかなりデリケートなことですから、僕の個人的な見解はこのくらいにしておきたいと思います。
是非、上記のおすすめ関連本を読破していただき、ご自身独自の考えを煮詰めてもらえれば、この記事は成功なのだと思います。
それでは、長くなりましたが最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。