新聞は読むべきか?《新聞を読むと得られる効果(スキル)の話》
もうそろそろ春ですね~♪
この季節には、『新聞を購読しようか?』と考える人が多いように思います。
僕も、過去、『新聞て読むべきなのかな~』と大いに悩んだ経験があります。
結局、その時点では情報が得られず購読することになったのですが、実際購読した経験を踏まえて『新聞は読むべきか?』という問いに答えていきたいと思います。
基本的には、僕の独断と偏見で書いていきますので、参考としてお読みいただければ幸いです。
それでは早速!
INDEX
代表的な『新聞』について
紙の新聞VSネットニュース
紙の新聞?ネットニュース?
紙の新聞とは、まぁ朝刊のことですね。
毎日朝配達されてくるあれです。
コンビニや駅の売店でも毎日並べられて販売されていますよね?
これに対して、ネットニュースとは、ヤフージャパンや読売オンラインに代表されるネットを主体にしたニュースサイトで配信されるニュースです。
まぁ、この辺は別に難しい話ではありませんね。
昔はニュースといえば『紙の新聞』だったんだけどね
昔・・・と言っても僕の子供の頃ですが、その頃は、ニュースといえば、TVの報道か『紙の新聞』かという感じでした。
でも、今から10年ほどくらい前から、爆発的にインターネットが普及し、『インターネットバブル』なんて流れが起きてから、ホント世の中の力関係はガラリと変わったのを覚えています。
今では、ニュースといえばイコール『紙の新聞』ではありませんので、ホント世の中は変わったんだなと思います。
最近では、紙の新聞とネットニュースの住み分けができてきていますから、『VS』というよりは、『その人の目的に合わせて各種媒体を選ぶスタイル』が一般的になってきているんでしょうね。
代表的な紙の新聞
さて、前置きはこのくらいで、まぁ皆様ご存知でしょうが、代表的な紙の新聞を、サクッと確認しておきましょう。
まッ!『そんなの知ってるよ!』という方は読み飛ばしちゃってください(笑)
- 朝日新聞
- 産経新聞
- 読売新聞
- 毎日新聞
- 日本経済新聞
- 各種スポーツ新聞
- 地方新聞
- 特定の専門業界に特化したニッチな新聞
『日本経済新聞』までの項目は、超大手新聞ですから、まぁ、大学生以上なら誰でも知っている新聞ですね。
『各種スポーツ新聞』は東スポ辺りが有名ですね。
『地方新聞』は、僕の地元だと『徳島新聞』なんかが有名で、その地域に根ざした地方新聞です。
最後の『ニッチな新聞』ですが、これはあまり馴染みがない新聞だと思います。
小売業界に限定した新聞、IR情報や企業情報に特化した新聞、法律関係業界に特化した新聞など、特定の業界に特化した新聞です。
紙の新聞を読む『メリット&デメリット&効果』
紙の新聞のデメリット
この記事は、新聞は読むべきなのか?を明らかにするのが目的なので、その前提となる、メリット・デメリット・効果(読んで得られるスキル)なんかも確認しておきたいと思います。
ここは、一般論だけでなく、僕が数年新聞を読み続けた経験からも書いていきたいと思います。
それでは、紙の新聞のデメリットから。
- 1)紙の新聞は死ぬほど読みにくい
- 2)紙の新聞は、持ち運びが面倒
- 3)紙の新聞の毎月かかる購読料は、今の時代にはリーズナブルとは言えない
- 4)大抵紙の新聞だからといって情報のクオリティーが高いというわけではない(一部新聞除く)
- 5)紙に新聞は各社『偏りある思想』が背景にあるので、決して公平な意見が掲載されているとは言えない
- 6)浅く広く情報が得られるが、深い専門的な情報は得られない
- 7)当然、自分が興味のない記事も掲載されている
ザッとこんな感じです。
特に3)は今の時代インターネットが高度に発達しており、無料でハイクオリティーな情報が得られる状況では、相当大きなデメリットだと思います。
昔は、新聞の情報と言えば、『信頼』『高度』『早い』の3拍子揃っていましたが、今では、むしろネットニュースの方が早い場合も少なくありません。
また、情報の『質』についても、無料だから低いという公式が成り立たない時代になってきていますからね。
紙の新聞のメリット
では、次はメリットについて書いていきたいと思います。
- 1)毎日、届けられるので『活字』を読む習慣がつく
- 2)ノートに貼り付けるなどして保存すれば、特定のニュースの経緯を把握しやすい
- 3)紙の新聞は、掲載場所でニュースの重要度が分かるので、その日どのニュースに世間が注目しているのか把握しやすい
- 4)紙の新聞と一緒に配布される広告やチラシが意外と役に立つ時がある
- 5)『社説』ではその新聞社の『意見』を読むことができる
- 6)電子機器に疎くても気軽に読める
- 7)ネットニュースは時間が経てば記事が消去されてしまうことが普通だが、新聞は図書館などで長年保存されていることが普通
上記でわかりにくいのは、3)と7)でしょうか?
これについて軽く書いておきましょう。
紙の新聞は、掲載場所でニュースの重要度が分かるので、その日どのニュースに世間が注目しているのか把握しやすい
3)について、新聞は一面・二面・三面とそのニュースの掲載場所や大きさによって、重要度が一目で分かるように構成されています。
特に、株式投資をしておられるような方にとっては、『世間が注目しているニュースの重要度が分かる』というのは極めて重要で、これは纸の新聞ならではの価値です。
(株や景気は、皆が注目するニュースで上下するのが一般的ですから)
ネットニュースは時間が経てば記事が消去されてしまうことが普通だが、新聞は図書館などで長年保存されていることが普通
7)については、例えば、大学のレポートの課題が与えられたとして、過去の事件や経済状況を調べる必要が出てきた際、新聞は情報を得る媒体として貴重だということですね。
ネットニュースなどは、数ヶ月すれば、削除されていしまい、その媒体が『どういう記事を書いたのか?』とういうのが残っていないのが普通です。
これに対して、纸の新聞は何年経っても、その時代のものが保存されていることが普通で、図書館等に行けば必ず、過去あった事件や経済状況を調べることができます。
僕も、大学のレポート課題で、いろいろと過去の事件を調べなければならない時、よく新聞を利用していたのを思い出します。
『新聞』を読むと得られる効果(スキル)
次は、紙の新聞を読むことで得られる効果(スキル全般)について書いていこうと思います。
主に、一般論と僕の経験から列挙してみました。
ここは『新聞を読むことの効果って何なんだろう?』『新聞を読めばなにかスキルが得られるのだろうか?』と迷っておられる方には良い情報になるんじゃないかと思います。
- 1)確かに語彙力は向上する
- 2)活字を読むことが苦でなくなる
- 3)平均的な読解力が身につく
- 4)事実と意見の区別ができるようになる
- 5)広く浅く知識を身につけられる
- 6)確かに話題が豊富になる
- 7)同じ新聞を読んでいる人と共通の話題を持てるので、コミュニケーションの土台が築ける
ここは結構関心の高い部分だと思いますので、少し詳しく書いていきましょう。
上記の列挙項目を読んで『まぁそうよね♪』と疑問がない方は、サクッと先に読み飛ばしちゃってください。
1)確かに語彙力は向上する
これは一般的によく言われます。
まぁ新聞を読むということは活字を読むということですから、自然と語彙力が向上するのは当然ですね。
2)活字を読むことが苦でなくなる
習うより慣れろとはよく言ったもので、毎日読んでると、敬遠していたことでも慣れちゃいます。
本を一冊読む!というとハードルが高くなりますが、新聞なら気軽に手に取れますので、これは立派なスキルです。
3)平均的な読解力が身につく
新聞の文章はごくごく平均的なものとされていますから、平均レベルの文章に接する機会が多ければ、平均的な読解力が身について然るべきです。
4)事実と意見の区別ができるようになる
『事実』って?
この記事を読んでおられるあなたの年齢が10代なら、もしかすると、この項目の意味が分からないなんてこともあるかもしれません。
(僕が10代の頃は、事実と意見なんて言われても意味不明でしたから(笑))
新聞の文章は、『事実』を淡々と書いた文章の代表格です。
事実は、実際に起こったことを淡々と表現したものを指し、ここに『であるべき』『だと思う』という『主観的評価』は含まれません。
よくTVアナウンサーが『であるべきではないでしょうか?』的な表現でしゃべっていますが、あれは『意見』であって『事実』ではありません。
事実と意見を区別できると何かといいこともある
これに対して、市販の本は、基本的に、著者の『意見』を書いたものです。
両者は、基本的に文章の構成や書き方が違っていて、区別ができると何かと便利なケースが少なくありません。
例えば本を読んでいるとき、意見を削ぎ落とし、事実だけ抽出していくと、その人の意見が本当に信頼すべきなのか?という分析ができるようになります。
※特に大したことは書いていませんので、面倒な方は読み飛ばしちゃってください♪
具体的には・・・。
経済評論家という人が『日本の経済は上向いているから、株は買いだ』なんて『意見』を言っていたとしましょう。
ここで問題となるのは。
1)その人が経済評論家であるという事実
2)日本の経済は上向いているという事実
この2点です。
こう言う事実を抽出するスキルは、新聞を読んでりゃ勝手にできるようになります。
そして、1)の、この人が経済評論家という事実から、『今まで株式投資をしたことがないのではないか?』という推測が成り立ちます。
で、この人の本を読み進めていく中で、当人の株式運用実績の事実が記載されていないければ・・・。
僕なら、この人の『意見』は少し疑わしいかもしれないと思って読みます。
だって、株式投資をしたこともない人が、『株は買いだ』なんて判断できるわきゃないでしょう。
リスクを負っていない人の言うことほど信頼できないことはありませんから、『経済評論家』という事実から、いろいろなことが推測できます。
事実と意見を区別し、事実を抽出できる能力は、意見の問題点を一つ一つあぶり出すスキルにつながります。
意外と、この能力は応用できる幅が広いスキルなので、そう言う意味で、新聞を読む効果は大きいのだと思います。
5)広く浅く知識を身につけられる
新聞を読んでいると、自分が求めていない情報も目にすることができますので、いろいろな情報が入ってきます。
結果、広い見識が身につくということですね。
いろいろな情報を知っているということは、自分が何かの問題に直面したととき、どの情報にアクセスして情報を引き出せばいいのか『足がかり』になるので、便利です。
6)確かに話題が豊富になる
いろいろ知っているということは、すなわち話題が豊富にあるということです。
7)同じ新聞を読んでいる人と共通の話題を持てるので、コミュニケーションの土台が築ける
同じ新聞を読んでいる人とは、年代問わずいろいろな人と分け隔てなく共通の話題を共有することができます。
たとえ何十歳離れていようとも、会話が普通にできます。
ですので、そう言う意味で、新聞を読むことはコミュニケーション能力の土台を築くという効果があるといえますね。
僕は、飲み屋でも、仕事でも、ご年配の方(何十歳も年上)との会話で困ったことがありません。
これは新聞の効果と言えるかもしれませんね。
(まぁ僕は、基本的に会話で困った経験がないので、もともとの正確というのもあるんでしょうが・・・。)
結局・・・紙の新聞は読むべきなの?
紙の新聞を読むべきかどうかは場合による!
スキルアップを目的にするなら読まなくて可
ここまで新聞を読むことでの効果(スキル)について書いてきました。
ただ、これらの効果は、決して新聞を読むことだけで得られる効果(スキル)ではありません。
例えば、ご自身の興味がある分野で、市販の本をたくさん読めば、より高度な形で、同様の効果を得ることができます。
また、本を読むのではなく、資格の勉強をするなどの『勉強』で能力を磨く方が圧倒的に能力は向上します。
『スキルアップ』を目的に新聞を読むのであれば、より直接的なスキルアップにつながる活動をする方が、圧倒的に『使えるスキル』が身に付きます。
スキルアップを目的に新聞を読む必要はないと、個人的にはそう思います。
大学生なら、授業を真剣に受ける方がよっぽど勉強になる
はい。
新聞を読む暇があるなら、授業を真剣に受ける方が圧倒的にスキルアップに効果的です。
やっぱり大学や専門学校の授業は、本当に貴重で、新聞をさらっと読むより、圧倒的に勉強になることが多いです。
大学で一人暮らしをした場合、必ず新聞社の営業さんが契約を取りに来ますが、個人的には新聞は取らないで正解という意見ですね。
(新聞社の方には申し訳ありません)
僕も、大学生の頃、毎日新聞をちょっとだけ購読していましたが、結局授業が忙しく、読む暇がなくなり、解約してしまいました。
ただ、注意して欲しいのは、新聞が役立たないというわけではないということです。
大学・専門学生の頃は、『専門知識の勉強のため、高等教育機関に所属している』のですから、その勉強に集中しましょうねということです。
広く浅く社会の動きを知るのは社会人になってからで十分間に合いますから。
一生の内で、費用を気にせず学問的勉強ができる貴重な時間に、『いつでも出来ること』をやるのはナンセンスです。
新聞で得た知識が『仕事』に活かされる人は少ない
投資関連・営業職以外の人で、仕事に新聞を読んだことが役立つ機会はないのではないでしょうか?
少なくとも僕は、今まで新聞の知識が仕事に役立ったことはありません。
人との会話で役に立つことはありましたが、それはあくまで世間話、仕事ではありません。
僕の周囲でも経営者・公務員・医者・行員・美容師・介護士・事務員・営業と様々な職業の方がいらっしゃいますが、あまり新聞を読むべきという意見は聞いたことがありません。
(そもそも僕の世代は、読んでいない人の方が多い)
ご年配の方でも『まぁ読んでも役に立つわけないよ』と言う方もいらっしゃいます。
まぁ新聞を読むということも今や『趣味』みたいなもんなんだと最近は思うようになりました。
投資をする人はやっぱり日経新聞(日本経済新聞)を読むべきだと思う
新聞を読むことは趣味のようなもんだと言いましたし、ここまで新聞は読む必要がないんじゃないか?というスタンスで書いてきました。
でも、投資をやる人や、これからやろうと思っている人にとっては、日本経済新聞は購読すべき新聞であるといえます。
実際、株式投資をしている人で、日本経済新聞を購読していない人はいないと言われるほどですから。
オススメの新聞はコレだ!
やっぱり読むなら『日本経済新聞』が最強だと思う
どうしても新聞を購読したいならやっぽり日経
どうしても新聞を読みたい!
どれか一つ選ぶなら、どれ?
そういう場合、僕は『日本経済新聞』をおすすめしておきます。
日本経済新聞というと、経済系の報道ばかりと思われるかもしれませんが、当たり前に、法改正・事件・注目の報道なども掲載されています。
なぜ日本経済新聞なのか?
単純に情報のクオリティーが高いです。
法改正や制度改革一つとっても、その要旨や具体的制度の解説まで詳細に掲載されています。
つまり、日本経済新聞は、情報媒体かつ『参考書』のような側面まで併せ持つということですね。
また、経済ニュースではないにもかかわらず、日本経済新聞が紙面を割いて取り上げるニュースは、『経済的な影響のあるニュースである』と評価することができます。
ここは非常に大きな意味があります。
でも悲しいかな日本経済新聞は敬遠されがち
というのも、日本経済新聞は、慣れるまでは結構難しいからです。
一定の経済・法律・経営・一般常識といった素養がないと読めない場合が少なくありません。
特に、金融に関しては、当然のように専門用語が飛び交いますので、この業界に興味がない人は、挫折してしまう可能性があります。
経済に興味がないならば『産経新聞』『読売新聞』が無難かな
この新聞の中で最も中立色が強いのは、『読売新聞』だと思います。
『新聞は読みたいけど、日本経済新聞はちょっと・・・』という方は、『読売新聞』が個人的にはおすすめですね。
他にも『産経新聞』もおすすめです。
産経新聞は、中立というよりは、右寄りな思想の新聞ですが、法律関係の記事が比較的充実している印象がありますから個人的に好きです。
現在の日本の世論を考えると、今後支持されている新聞であると言えなくもありません。
他にも代表的な新聞社で『朝日新聞』『毎日新聞』がありますが・・・まっ・・・おすすめできない理由は、ご想像の通りです。
スポーツなど芸能が好きならばスポーツ新聞がオモシロイ(笑)
新聞にエンターテイメントを求める方は、やっぱりスポーツ新聞が最強だと思います。
中でも、東スポなんかは、ネタ記事で有名ですよね(笑)
スポーツ新聞は普段僕は読みませんから、詳しいことはわかりませんが、エンターテイメントはスポーツ新聞がNO1だと思います。
結局・・・『情報』を得るだけならネットニュースやTVで十分
結局、新聞は『読まなければならないもの』ではなくなりつつあるということですね。
個人的にも、わざわざお金を出して新聞の購読は不要だと考えています。
新聞を読んで得られる『効果(スキル)』は代用が可能ですし、ニュースという情報を知るだけならば、ネットニュースやTVで十分だったりします。
昔は、『大学生になれば、新聞は読むべきもの』と教えられたものですが、正直、そういう時代は終わったのではないか?と思います。
事実、僕の世代では新聞を購読している人は少数派です。
僕が幼い頃は、新聞といえば圧倒的な情報媒体だったのですが・・・これも時代なのでしょうかねぇ。
最後に一言。
いや、長くなってしまいました。
当初はもっとギュッと凝縮するつもりだったのですが、いろいろ書いているうちに、書きたいことが溢れ・・・。
こりゃ悪い癖ですね。
ここで書いたことは、あくまで僕の個人的な見解です。
新聞の良さ・悪さについては色々な人が色々なご意見をお持ちのことと思います。
ですから、『新聞を購読しようか迷っている』という人は、新聞の営業さんと相談して、『お試し期間』を利用してみるのもいいと思います。
最近の新聞は、必ずお試し期間がありますので。
自分で経験してみて、決定するのがベストでしょうから。
それでは、この記事はこのくらいで。
長年結果が出ない・・・。スクール利用でスっと合格できる人は多いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
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