行政書士:模試をケチって不合格!?致命的な差がつく23のPoint
行政書士試験始め、資格試験対策としての模試を受けること。
行政書士試験について言えば、受けるという人と、受けないと言う人に真っ二つに分かれています。
これはどちらが正しいのでしょうか?
行政書士試験始め、資格試験の対策において模試を受けないということにはどういうデメリットがあるのか?
また、合格に影響はあるのか?
模試を受けないことによって差がついてしまう、ポイントを交えて、上記の疑問点に答えていこうと思います。
INDEX
- 1 模試が大切だ!!ということは僕だけが言っていることではない
- 2 まずは模試の種類について知っとこう!!
- 3 模試を受けないと致命的となり、合格が遠のく可能性
- 3.1 合格する人と致命的な差のつく23のPoint
- 3.1.1 1)時間配分の感覚に大きな差がでる
- 3.1.2 2)本試験への耐性がつかない
- 3.1.3 3)本試験と同じような環境で問題を解くという経験を積むことができない
- 3.1.4 4)本試験と同じような状況で、自分の実力を試す機会が得られない
- 3.1.5 5)自分が『できない』ということを知る機会が得られない
- 3.1.6 6)最新の傾向を把握することができない
- 3.1.7 7)難易度を実感する機会を失う
- 3.1.8 8)本試験の形式に慣れることができない
- 3.1.9 9)自分の弱点を発見できない
- 3.1.10 10)今年出題可能性の高い問題を知ることができない
- 3.1.11 11)模試はペースメーカーになるため受けないと勉強計画がくるう可能性
- 3.1.12 12)模試があることによって維持できるモチベーションもある
- 3.1.13 13)模試を受けることによって、勘違いしていた事を修正できる
- 3.1.14 14)模試を受けた後の復習は、記憶の定着率がありえないほど高い
- 3.1.15 15)模試を真剣に受けることによって思考力がつく
- 3.1.16 16)合格するにはあとどれぐらいやればいいかわかる
- 3.1.17 17)実際に考えて書く機会が得られる
- 3.1.18 18)正確に採点してもらえる
- 3.1.19 19)スクールの模試の場合、採点者やスクールからのコメントが参考になることがある
- 3.1.20 20)競争試験の場合は、自分のざっくりした順位が分かる
- 3.1.21 21)捨てるべき問題を取捨選択する能力がつく
- 3.1.22 22)完全にランダムに問題が出題されるので、本当に知識を習得しているか確認するには最適
- 3.1.23 23)模試で合格点が取れれば、安心して本試験に臨むことができる
- 3.1 合格する人と致命的な差のつく23のPoint
- 4 模試が効果的なのは分かった!!やるべき回数の目安についての話
- 5 合格するぞ!!バッチリ模試活用法!!
- 6 まとめ
模試が大切だ!!ということは僕だけが言っていることではない
合格者の多くは『模試を受けることが大切』と口を揃えて言います。
少なくとも、模試に効果がないという人はいないでしょう。
僕の話で恐縮ですが、僕自身、行政書士試験に合格したからこそ思うのは、やは『実戦は大切だな』ということです。
実際、これは僕だけが言っていることではなく、他の方もおっしゃっていることです。
一例を下記引用してみました。
《参考意見》
予備校の模試について
ヤフー知恵袋より
ヤフー知恵袋の回答は、中には間違っているものもたくさんありますが、ここで述べられている回答は、僕もほとんど同意見です。
このように、模試にはいろいろな効果があります。
模試を受けた経験のある方なら実感のもてる効果なのですが、迷っておられる方のために、ザッと効果のほどを一覧してみました。
『受けると受けないでこれほど差が出るのかッ!』と思っていただけると、この記事の意義もあるのかなと思えます。
どれも、模試を受けてみなければ実感は持ちにくいですが、僕からしたら、合否を分けるほど致命的なポイントだと思います。
まずは模試の種類について知っとこう!!
ここまで単純に『模試』と表現してきましたが、模試には大きく下記のような種類があります。
【模試の種類】
- 書店で手に入れることができる予想模試
一冊でだいたい3回分程の予想模試がついているのが一般的です。
魅力的な点は、煩わしい申し込みなどなく、また、格安であること。
一冊約1000円ほどで販売されています。
欠点は、解説が薄いことと、記述などの採点が正確にできないということです。
- スクールが実施している答練と呼ばれる練習用模試
法律系の資格でも、難易度の高い論文式が課される試験ではごく一般的です。
答案練習会を省略して⇒答練と表現されます。
論文式の場合は、書かないと実力がつきませんから、絶対的に重要な位置づけの模試になります。
この点、行政書士の場合は、記述式が課されているものの、論文式ほど練習が必要というわけではありません。
ですので、僕個人としては答練は受ける必要はないのかな?という印象です。
行政書士試験においての答練の位置づけは『もっと記述の実力をつけて確実に受かりたい』という上級者向けの模試であると言えます。
また、記述が不安で正確に採点してほしい方は受けると実力をブラッシュアップできます。
- スクールが実施している本試験とほぼ同じ統一模試
大学受験の経験がある方は、イメージしやすいのではないかと思います。
大学受験の全国統一模試などを想像してもらえるとわかりやすいのではないでしょうか?
この記事で、特にメインとして書いてきた模試がこの形式の模試になります。
僕個人としては、この模試は合格を確実にしたい場合、受けることは必須と考えています。
模試を受けないと致命的となり、合格が遠のく可能性
まず、公平に読んでいただけるよう、断っておきますが・・・僕は何もスクールの宣伝をするためにこんな記事を書いているのではありません。
僕自身、昔は模試を受ける効果なんてほぼ無いと考えていました。
でも、機会が有り受講してみたところ『本気の人が模試を受けると、絶大な効果がある』との結論に至らざるを得ませんでした。
この本気の人というポイントが非常に大切。
つまり、本気で資格を取りたいと思っていない人が、模試を受けてもほとんど効果がないということです。
ところが、本当に資格が欲しくて、実力をあげたいという人が模試を受けると絶大な効果を得られます。
これは、合格を早めるためには本当に必要なことで、ここが合格者と不合格者の差といえるほどです。
自分自身の経験から、このブログの価値を高める情報の一つとして、ここで模試の効果を語っていこうと思います。
信じる信じないは、まず下記の合格者する人と致命的な差のつく23のPointを読まれてから判断いただければ幸いです。
合格する人と致命的な差のつく23のPoint
- 1)時間配分の感覚に大きな差がでる
- 2)本試験への耐性がつかない
- 3)本試験と同じような環境で問題を解くという経験を積むことができない
- 4)本試験と同じような状況で、自分の実力を試す機会が得られない
- 5)自分が『できない』ということを知る機会が得られない
- 6)最新の傾向を把握することができない
- 7)難易度を実感する機会を失う
- 8)本試験の形式に慣れる事ができない
- 9)自分の弱点を発見できない
- 10)今年出題可能性の高い問題を知ることができない
- 11)模試はペースメーカーになるため受けないと勉強計画がくるう可能性
- 12)模試があることによって維持できるモチベーションもある
- 13)模試を受けることによって、勘違いしていた事を修正できる
- 14)模試を受けた後の復習は、記憶の定着率がありえないほど高い
- 15)模試を真剣に受けることによって思考力がつく
- 16)合格するにはあとどれぐらいやればいいかわかる
- 17)実際に考えて書く機会が得られる
- 18)正確に採点してもらえる
- 19)スクールの模試の場合、採点者やスクールからのコメントが参考になることがある
- 20)競争試験の場合は、自分のざっくりした順位が分かる
- 21)捨てるべき問題を取捨選択する能力がつく
- 22)完全にランダムに問題が出題されるので、本当に知識を習得しているか確認するには最適
- 23)模試で合格点が取れれば、安心して本試験に臨むことができる
1)時間配分の感覚に大きな差がでる
時間配分とは、一般に、どの問題・どの出題形式にどれだけ時間をかけるか?1問当たり何分かけるか?こういう配分を指します。
模試を受けると、時間配分についてより実践的・戦略的な情報が得られます。
模試を受けていないと、この感覚は机上の空論・想像になりやすく、実際の自分の実力に見合わない時間配分を考えがちです。
時間配分は、本番と同じような状況を経験することによって初めてわかる貴重な情報です。
時間が足りない、かけるべきところに時間をかけれなかったなどのミスを防ぐためにも、時間配分を正確に組み立てることは本当に大切です。
合格する人は、時間配分を現実的に把握していますから、模試を受けなければそれだけハンデを負うことになります。
2)本試験への耐性がつかない
本番では、少なくない割合で、決まって緊張する人がいます。
行政書士試験の本番でも、『緊張して頭が真っ白になった』『手が震えた』なんて、調べてみればいくつも出てきます。
このような状態を克服する最も効果的な方法は『慣れ』ることだったりします。
スクールなどが実施している、実際に教室で行われる模試は、本番とおなじような環境で実施されます。
模試を受けることによって、本試験の独特の雰囲気に慣れることができ、精神的な耐性が高まります。
緊張すると、いつもの実力の半分も出せなくなりますから、緊張しやすい人は、スクールの模試を受けて平常心を保つことに慣れておきましょう。
これは合否にかかわりますから、緊張しやすい人は、要注意です。
3)本試験と同じような環境で問題を解くという経験を積むことができない
本試験は、独特の雰囲気と緊張感が漂います。
自分は全く分からない問題なのに、隣はガリガリやっている。
こういうことが気になってしょうがなくなる経験はないでしょうか。
(実際、僕は模試の場で同じ経験をし『こんなこともあるのか』と思った次第です)
周りはすごく賢く見えてしまい『ダメじゃないか』と不安になることも。
スクールなどの模試は、本試験にとても似通った形式で行われますから、一度受けておくと自分が何を克服すべきかある程度把握できます。
4)本試験と同じような状況で、自分の実力を試す機会が得られない
普段リラックスした状態で、実力を出せる人でも、本試験では、実力が出ないこともあります。
例えば、試験会場が広く人数がいるため、極端に息苦しい環境になり、これが原因で力が出せないなんてことは珍しいことではありません。
このような普段とは違う状況で、自分の真の実力を把握する方法は、普通模試しかありません。
普段とは違った状況で自分がどれだけ実力を出せるかどうか、事前に把握する必要があります。
そして、自分が普段と同様の実力が出せないなら対策を打つ必要があります。
この情報を得ているかどうかは、合否を分けるポイントになりえます。
5)自分が『できない』ということを知る機会が得られない
『意外に解けない』『いつもは解けているのに』という経験ができます。
この情報を知っているか?知らないか?によって、危機感が全く違って来ます。
そのため、普段の勉強の真剣度に天と地ほども差が出てくるのです。
何とも言えない悔しい感覚は、模試を受けることでしか得られない感覚です。
毎日の勉強できた差が、つもり積もれば合否につながるような致命傷につながります。
行政書士試験においても、日々の勉強のやる気・モチベーションを維持する上でも、この感覚は重要です。
6)最新の傾向を把握することができない
自分で、過去問を分析することは大切ですが、傾向の把握は勝手な解釈になることもあるため、解釈違いを起こせば致命的なダメージを負ってしまいます。
模試を受けると勘違いを修正できるとともに、最新の傾向を知ることができます。
試験の出題傾向を知っていると知らないのとでは、その対策が変わってきますから、効果的な勉強を進めるには大切な情報です。
模試を受けることによって、知識としてではなく、実感・体感・経験として『傾向』を正確に把握することができます。
7)難易度を実感する機会を失う
行政書士試験が難しいと言われて久しいです。
ただ、この難しさの感じ方は人それぞれ。
模試を受けることによって、自分にとってどれほど難しいのか?を正確に把握することができます。
『自分に合った難易度の感じ方』によって適切な対策が立てられるので、効果的です。
8)本試験の形式に慣れることができない
本試験は、問題集のように同じ形式の問題を繰り返し解いていくとか、よく似た問題や同じ分野・範囲の問題がまとまって出題されるわけではありません。
出題は、どの分野・どの範囲から出題されるか全てランダムですし、普通見たことのない問題です。
この『形式に慣れる』ためには本試験と同じような状況で、一度全部通して解いてみる必要があります。
問題の形式によって、解くために必要な時間がどれほど変わってくるのか?
また、どの出題形式が試験全体で考えたときに厄介か?
このような情報を把握するには模試が最も現実的に把握できます。
9)自分の弱点を発見できない
勉強が進んだ時期になると、模試を受けることによって、自分の弱点をあぶり出すことができます。
弱点を発見して、ここを集中的に攻めることによって、安定して得点できるようになります。
ここで問題集を解くことによってもあぶり出すことができるのではないか?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
でも、弱点発見は、初めて見る問題を解くことでしか発見できません。
模試であれば、数時間で自分の弱点を発見できます。
これに対して、新しい問題集を一冊解いて弱点を発見しようとすれば、弱点把握に時間がかかりすぎ、効率的ではありません。
早い内に弱点を把握し補強することで合格はグッと近づきます。
10)今年出題可能性の高い問題を知ることができない
模試は、スクールがその名前をかけて力をそそぐ花形イベントです。
スクールはその年に実施した模試の出題が、本試験にも出題されているかどうかに誇りをかけています。
つまり、予想がズバリ的中することは、スクールの実力を端的にアピールすることになりますので、それだけ力を入れて模試を作っています。
そんな、スクールの英知が結集された模試の出題は、必ず本試験の出題に一定ていどかぶってきます。
たった数点で合否が変わってくる試験・・模試を受けてこの内容を復習するだけで、得点力をプラッシュアップできることもあります。
模試を受けた人との差は開く一方でしょう。
試験が競争試験であれば、致命的ハンデを負うことになります。
11)模試はペースメーカーになるため受けないと勉強計画がくるう可能性
勉強計画の中で、定期的に模試を組み込むことによって、模試がペースメーカの役割を果たしてくれます。
合格というゴールへ向かう道のりは長いです。
模試を、途中の小さなハードルとして設置し『小目標』としてクリアしていくことによって、勉強に張りが出ます。
目の前の目標(模試)に焦点をあて頑張ることができます。
試験勉強の期間が長くなればなるほど、定期的な模試が効果的です。
何をどれだけこなせば、模試でいい点が取れるか?ここを自然と考え出しますので、勉強計画に組み込むと計画がくるうことなく進みやすくなります。
12)模試があることによって維持できるモチベーションもある
試験対策の勉強期間が長くなればなるほど、やる気・モチベーション対策は重要な課題になります。
僕の感覚では、3ヶ月を超える勉強期間では、やる気・モチベーション管理が必須と考えています。
やる気・モチベーションというのはすぐになくなりますので、甘く見ないことです。
この対策として、定期的に模試を受けることが極めて効果的なのです。
『模試ができなかった』といった経験は、やる気・モチベーション維持に強い影響を与えます。
できなければ悔しいですから、勉強しますので、突き進むことができるます。
数千円で、この効果を得られるなら、安いものです。
13)模試を受けることによって、勘違いしていた事を修正できる
弱点を把握するという項とよく似ています。
見たことのない問題や、新作問題を解くことによって初めて分かる『勘違い』というものは意外にも多くあります。
普段の勉強では飛ばしてしまうような箇所が、意外に重要だったり、最近の傾向から考えて重要になりつつあるという分野は、模試の情報が最新です。
このような勘違いを修正する機会は、模試以外ではなかなか得ることができません。
14)模試を受けた後の復習は、記憶の定着率がありえないほど高い
模試で真剣に解いた問題で得た知識というのは、尋常でないほどよく覚えるものです。
悔しい経験や、知っていたのに解けなかったという経験は、強く記憶に残り、これに関連して知識も定着します。
模試を何度か経験することによって、確実な知識は確かに増えていきます。
15)模試を真剣に受けることによって思考力がつく
模試では、参考書などを参照できませんので、解けない場合は考える必要があります。
考えて解こうとすることによって、思考のトレーニンができ、思考力がつきます。
16)合格するにはあとどれぐらいやればいいかわかる
自分の本気の実力がどれほどか把握できますから、自分のレベルを正確に把握することができます。
このような情報を参考に、勉強計画を練り直すこともできますし、対策を練り直すこともできます。
適宜の軌道修正は、順調に実力を伸ばすのに必要な戦略です。
17)実際に考えて書く機会が得られる
特に記述式の出題がある試験では、模試を受けないこと=不合格という公式が成り立ちます。
行政書士試験でも記述式が課されていますので、模試を受けないと実力の向上は厳しいと僕は考えています。
例えば、司法試験だとか司法書士試験などの勉強をしている人であれば、行政書士試験の模試を受けずとも大丈夫でしょう。
というのも、これらの試験では論文が試験形式として課されますので、記述の練習を吐くほどすることになります。
そのため、難関資格の勉強をしている人であれば、行政書士試験の記述レベルなら特に対策はしなくても書ける人が多いからです。
でも、法律初心者⇒行政書士資格という方の場合はいきなり書けることは考えにくいです。
そのため、模試で真剣に考えて書く機会を作らなければ、書けるようになりません。
自分に今ある知識で、書くことの構成を考え、知識をひねり出す経験は、少なくとも数回、練習する必要があります。
18)正確に採点してもらえる
記述式では、正確に自分で採点をすることは困難です。
一度、自分の記述の実力を正確に把握すれば、あとどれくらい勉強すべきかを把握することができます。
記述は、自分で『できた』と思っても、意外に点数が少ないことがあるので要注意です。
19)スクールの模試の場合、採点者やスクールからのコメントが参考になることがある
これは蛇足ですが、たま~に、コメントをもらうことができます。
そんなコメントが意外なヒントになることがあります。
こういうエピソードも模試の醍醐味です。
20)競争試験の場合は、自分のざっくりした順位が分かる
競争試験の場合は、自分の順位がわかるので合格までどれだけほかの人を、抜いていかなければならないのか把握できます。
順位が悪ければ頑張ればいいだけ。
良ければ、維持するためにガッツリ勉強。
いずれにしろ、順位がわかると、俄然やる気が出てきます。
21)捨てるべき問題を取捨選択する能力がつく
模試が作成される時には、作成者は『だいたいこれくらいの平均点になるかな?』と予想しながら作成しているそうです。
ですので、模試の中では必ず『捨てるべき問題』が含まれます。
このような問題は一般に『捨て問』と呼ばれています。
そして、そんな捨て問は、本番の本試験でも必ず出題されています。
模試を何度か受けると、この捨て問を取捨選択する実力が自然とついていきます。
取捨選択ができると、絶対に正解しなければならない問題に優先的に時間をかけることができますので、結果的に合格しやすくなります。
試験時間がギリギリになりがちな試験の場合、この取捨選択の実力は、絶対に身につけなくてはいけないスキルです。
合格者の内、ほとんどの方はこれできますので、大切なポイントです。
行政書士試験においては、特に択一式で強力な効果を発揮するスキルです。
22)完全にランダムに問題が出題されるので、本当に知識を習得しているか確認するには最適
模試では、基本的な知識も、加工され別の切り口から出題されることがあります。
基本的な知識が出題されたにもかかわらず、加工に惑わされ、間違って解答してしまうことはよくあります。
この原因の一つとして『知識が正確でない』ことが挙げられます。
行政書士試験でも、合格のためには、『基本的な知識をどれだけ正確に理解できているのか?』が非常に重要になってきます。
わかったつもりを防止するためにも、ランダムな出題でトレーニングすることは極めて重要な対策です。
23)模試で合格点が取れれば、安心して本試験に臨むことができる
合格点が取れなきゃ取れないで、ふんぞり返って臨むしかありませんが、合格点が取れれば最強の精神安定剤になります。
本番で、見たことも聞いたこともない問題が多く『大丈夫かな?』と不安になっても、『模試で合格点が取れた自分がわからないなら周りもわかってないでしょう』と落ち着くことができます。
これが結果的に精神的な安定をもたらし、集中力を高めます。
ちょっとしたことのように思えますが、精神面は実力以上の実力を出すためには非常に重要なファクターですので、軽視できません。
模試が効果的なのは分かった!!やるべき回数の目安についての話
少し厳し目ですが、確実に合格するという視点で考えると、下記のような回数が理想です。
独学派とスクール派では若干回数は変わってきます。
ここに一般論はありませんので、ご自身の学習状況と照らし合わせて適宜調整していきましょう。
おすすめする模試をやる回数
- 書店で手に入れる事ができる予想模試
約3~10回・約1~3冊ほどこなすと効果的です。
自宅で、時間を図ってで構いませんので、ズルせず本試験の縛りと同じ状況でしっかり解くようにしましょう。
これは勉強計画に定期で組み込むとペースメーカーになります。
ペースメーカーとしての効果を期待するならば、理想は1~2週間に一度、自分の学習状況を把握するため自分で実施すると効果的です。
僕は、計3冊約10回こなし、3回ぐらいの模試は、合格点に達しませんでした。
しかも、直前期にそれが一回ありましたので泣きそうでした(笑)
それでも、合格はしましたので、諦めないことです。
- スクールが実施している答練と呼ばれる練習用模試
行政書士試験の合格という視点では、受ける必要はありません。
上記の書店で手に入る予想模試で十分。
- スクールが実施している本試験とほぼ同じ統一模試
必ず、予想模試とは別に、1~2回受けましょう。
価格は書店で手に入る予想模試よりも高額で、1回につき3000円~6000円前後と記憶しています。
ここまで書いてきた素晴らしい効果が、たった1回~2回ほどで得られますので、是非騙されたと思って受けることをおすすめします。
本当に必須です。
僕も実際受けた、定評あるスクールは下記の記事に記してありますが、まぁ気が向けば。
《スクール比較記事》
最短合格したい人だけ読んで!行政書士試験の教材を《質》重視でランキングしてみた♪
以上のように、模試それぞれによっても効果と回数が違ってきます。
書店で手に入る予想模試は、主に、ペースメーカーや客観的な自分の実力を図るため。
統一模試は、本試験の雰囲気や特徴、最新の傾向や正確な実力を把握する総合的な目安として。
それぞれ目的意識を持って利用しましょう。
合格するぞ!!バッチリ模試活用法!!
長らく書いてきましたが、この項と、まとめの項で最後です。
ここまで、模試の効果や、受けないことのデメリットについてかなり詳しく書いてきました。
では、模試を、合格のため効果的に活用するにはどういうポイントに注意すればよいでしょうか?
下記まとめてみました。
模試の超絶効果的な活用法!!!
- 時間配分を意識する
- 捨てるべき問題を選ぶことも念頭に
- できない問題も必死で考える
- 成績が思わしくなければ悔しがれ
- ペースメーカに使う
- 本試験さながらの雰囲気を楽しめ
- 模試の成績は気にしない
- 復習は、今までどこかで見たことあるな~とか知ってるのにできなかった知識を中心に
- 一般知識については確実に覚える(一般知識は対策として効果的なのは模試くらいだから)
上記のような点をしっかり意識して、模試に取り組むようにしましょう。
ちなみに、一つ注意していただきたいのですが・・・。
それは、模試の出来が悪くても、勉強が手につかないほど落ち込まないことです。
これを僕とお約束いただければ幸いです。
やはり模試は模試に過ぎず、実力を測るモノサシに過ぎません。
奇問・難問・・・明らかに本試験に出題されないものはたくさん出題されます。
重要なのは上記の点を意識して本気で取り組むということだけです。
できなけりゃできないで構いません。
本試験の予行演習に過ぎませんから。
まとめ
以上、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
いかがでしたか?
模試というのは、人によって受ける受けないと、大きく意見の変わるテーマです。
ただ、僕の印象では、難しい試験になればなるほど模試の位置づけは飛躍的に高まります。
最難関の試験になれば『模試・答練を受けなければ合格はできない』と当然のように言われています。
大学受験でも、模試を受けない人は志望校には合格できないと言われているように、多くの試験では模試は非常に大切な位置づけを担っています。
これは当然です。
やはり、本試験だけの一発勝負で上手くやれる人は稀ですから。
本試験の感じは独特ですし、慣れという何とも曖昧な能力でかなり点数が変わってくることは確かです。
そして、模試を受けることで、初見の問題に対応する能力も向上するのでその効果は非常に高いです。
徹底的に本試験の形式に慣れておけば、かなり有利ですから、是非、面倒がらず挑戦してみましょう。