『飽きっぽい人』が一つのことを繰り返すためにやってみるべき7ヶ条
公開日:
:
最終更新日:2014/09/11
やる気・モチベーション, 環境を整える 一つのこと, 繰り返す
世の中色々な人がいらっしゃいますが、『飽きっぽい人』っていらっしゃいますよね~。
こういう性格がいいか悪いかの話ではなくて、そう言う人は確かにいるでしょうという話です。
会う度に『今は○○にハマっている』とマイブームがコロコロと変わる人。
『あれ??この前は○○にハマってるって言ってたなのに?』
悪くはないんですが、『少し根気のない人なのかな?』と勘ぐってしまいます。
今回の記事では、その飽きっぽい人にまつわるテーマで書いていこうと思います。
『飽きっぽい人』は2種類いる
世の中に色々な人がいるけれども、一口に『飽きっぽい人』といっても、そのタイプは2種類存在しますね。
無自覚な飽きっぽい人
このような人は、無自覚、つまり、自分で『飽きっぽい人だ!』という自覚がない人です。
どちらかと言うと、次々に新しいものを取り入れている自分を肯定的に捉えています。
これ自体はその人の自由ですし、人の迷惑をかけることでもあないでしょうから、これで良いのでしょう。
でも、このタイプは『何か一つのことを繰り返す』ことは向いていません。
そもそも、一つのことをとことん突き詰めるタイプの人間とは対局に位置する性質です。
このようなタイプの人が『何か一つのことを繰り返すコツ』を知ったとしても、そもそもそれを実践することに価値を見出さないタイプの方です。
ですから、相当衝撃的な経験をしない限りは、『何か一つのことを繰り返す』タイプに変わることは非常に難しいと思います。
自覚できている飽きっぽい人
これに対して、『自分は飽きっぽい人だ』と自覚できていて、どちらかと言うと、そう言う自分の性格を否定的に捉えている人です。
無自覚な飽きっぽい人と比べて、どちらかと言うと否定的に自分の性格を捉えているので、改善しようと努力しています。
おそらく、この記事をご覧のあなたは、こちらのタイプに当たるのではないか?と思います。
この記事を読まれる方は、飽きっぽい自分を改善して、何か一つのことを極めるためにどうすればよいのか?悩んでいらっしゃる方だと思うからです。
先に書いた、無自覚な飽きっぽい人の場合は、どちらかと言うとその性格を肯定的に捉えておりますから、『改善』という言葉すら浮かばない場合が普通でしょうし。
このような、自覚をし改善を試みる『飽きっぽい人』の場合は、一つのことを繰り返すためのコツが役に立つと思います。
あなたは本当に『飽きっぽい人』なのか?
実は『自分は飽きっぽい人だ』という思い込みかもしれない件
『自分は飽きっぽい』と思っている人は、単純に飽きっぽいというだけではないのかもしれません。
義務感などから、無理やり一つのことをやろうとしているような場合、途中で身が入らなくなるのは、ザラにあります。
これは、別に自分が飽きっぽいのではなくて、ただ単に『もともとやる気がなかった』だけなのかもしれません。
誰しも一つは好きなことが有り、それならば自然と繰り返せるという話
誰でも、おそらく一つは好きなことが有り、その類の分野であれば、たった一つのことを繰り返し繰り返し続けることができます。
『好きだ』と思い込もうとした分野ではなくて、心から好きな分野です。
例えば、本当は漫画が死ぬほど好きなのに、漫画ばかり読んでいるのでは世間からのイメージが悪いから、『新書が好き・読書が好き』という振りをしている。
このような場合は、心から好きなことは『漫画』で、『新書が好き』というのは、ここでいう好きなことには当たりません。
心から本当に好きなことというのはそうそう飽きませんので、『飽きっぽい人』というのは、単に好きなことに出会えていないだけかもしれません。
例えば、流行に流されているとか、他人に進まれたからとか、友人が使用しているからとか、流された結果、やり始めたことではないでしょうか?
こういうものは、なかなか、一つのことを真剣に繰り返す対象にはなりにくいというのは本当の話です。
自分の意思で、決意したものだけが、繰り返し繰り返し一つのことをやることにつながるのだと思います。
『飽きっぽい人』が一つのことを繰り返すコツ
『心から好きなこと』については、どんな人でも、一つのことを繰り返すことに苦痛はないはずです。
ですから、『飽きっぽい人が一つのことを繰り返す方法』なんて悩みは出てきません。
そもそも、本当に好きなことは余程のことがない限り『飽きない』から好きなわけですから。
でも、『好きなことが好きじゃなくなった』ということや『嫌いなものでもやんなきゃならん』ということは人生やってりゃ当然に出てきます。
好きなことだけやって食える人や、それが許される人は、尋常ならざる能力をもった一部の天才か、人生捨てた世捨て人だけです。
このような場合でも、どうにかして『一つのことを繰り返す』ために、コツをしたためてみました。
『飽きっぽい人』の繰り返し戦略
- 1)環境から固める
- 2)周囲から固める
- 3)自分の意思を信頼しすぎない
- 4)ご褒美戦略
- 5)ペナルティー戦略
- 6)リスクを進んで取る!!
- 7)逃げない
《はじめに》好きではない一つのことを繰り返すのは難しい
自分が好きでないことで、何か一つのことを繰り返すのは、尋常ではなく難しいです。
好きではない=やる気がないではありませんが、そもそも『やる気を燃やせない』ことであることは確かです。
このような作業を淡々と繰り返すためには、『意思』を極限まで削っていくことがコツです。
やる気はそもそも関係なく、ただ淡々と作業をこなすためのコツこそ、『飽きっぽい人が一つのことを繰り返すコツ』なのだと思います。
本当に一つのことを極めたいならば、厳しいことですが、下記のことは最低限覚悟して実践する必要があります。
1)環境から固める
『飽きっぽい人』が意思の力に任せていては、一つのことを繰り返すことは困難です。
そこで、まずは、自分の生活している環境をガラッと変えてみましょう。
一つのことを繰り返すのであるならば、それしかできない環境をつくるのが一番手っ取り早いです。
例えば、資格試験の勉強を続けたいのであれば、勉強部屋には、TV・漫画などの娯楽などは置かず、勉強だけ出来る状態にします。
ここに一切の甘えがあってはならず、『PCぐらいはいいかなー』なんてことはやっちゃいけません。
本当に一つのことを繰り返したいならば、『好きなことを繰り返している人』と同じ状況で取り組む必要があります。
2)周囲から固める
自分がどこに向かうのか?周囲に話しておきましょう。
言葉にすることによって、道が一つに定まります。
また、周囲に豪語していますから、すぐに『僕は飽きっぽい人だから』とやめることができなくなります。
恥ずかしいですからね。
3)自分の意思を信頼しすぎない
『飽きっぽい人が一つのことを繰り返す』ためには、自分の意思を信頼しすぎなことが大切です。
これは大丈夫ですね。
本当に自分は飽きっぽい性格で、『改善したい』と考えた経験のある方ならば、いかに自分の意思が信頼できず起伏の激しいものかは十分に理解されている人が多いでしょうから。
自分の意思で、一つのことを繰り返そうとせず、出来る限り医師とは無関係な部分で繰り返せる工夫をしていきましょう。
4)ご褒美戦略
『飽きっぽい人』が一つのことを繰り返すために、この戦略は少し弱いです。
『繰り返す』⇒『ご褒美』⇒『嬉しくなって』⇒『また繰り返す』
というあの有名な方法ですが、『飽きっぽい人』にはあまり効果的ではないかもしれません。
というのも、例えば、もう既に気持ちのない元恋人からいくらプレゼント(ご褒美)をもらったとしても、気持ちが再燃することはほとんどないでしょう?
これと同じで、肯定的なご褒美は、まだ気持ちがあるときにこそ有効な手段で、気持ちがない場合には、あまり効果がないと思うのです。
実際、僕も飽きっぽい性格ですが、既に飽きてしまったことを続けなくてはならないことが有り、この方法を試してみましたが、効果は感じませんでした。
ただ、効果を感じることが出来る人もいるでしょうし、選択肢は多くある方が良いでしょうから、列記しました。
5)ペナルティー戦略
飽きっぽい人が一つのことを繰り返す場合、ご褒美戦略より、こちらの『ペナルティー戦略』の方が圧倒的に効果的だろうと思います。
僕も、飽きっぽい性格ですが、これはかなり効きました。
細かいことでも、『自分が心底嫌だ』と思うことをペナルティーにします。
僕の場合は、心底嫌なことの一つとして『無駄遣い』があります。
ホントしょーもないことなのですが、非常に効果的でした。
ペナルティー戦略の凄さは投資の勉強で気づいた
投資の世界では、『損失を恐れてはいけません』という話が出てきます。
つまり、『損をすることは当然ですよ』ということです。
損は当然だから、それを嫌がんなよ!!そういうことを切々と教えられます。
まぁ、これはビジネスをしていれば当然の話なのですが、慣れていないため、僕は断固として『損することは嫌だ!!』と真剣に思っていました。
このとき、『あぁ俺って損をすることが本当に嫌いなんだな』と気づいたのです。
こういう感覚を、ペナルティー戦略に応用すると、これが見事にハマりました。
今では、このブログの更新、日々の仕事、日々の勉強などなど、毎日繰り返さなければならないことを続ける方法の一つとして活用しています。
6)リスクを進んで取る!!
『飽きっぽい人』の行動原理として、リスクを取らない人が多いです。
リスクを取らなければ、すぐに後戻りができますから、『リスクを取らない=逃げ道を用意すること』です。
このリスクというのは、客観的にリスキーな行為であるだけでなく、『その人自身もリスクとして考えている』ことが必要です。
そして、このリスクの多くは、『金銭負担』であることが多いです。
例えば、資格試験などで資格を取りたいと考えるならば、独学ではなくて、高額なお金を払ってスクールに行くなどです。
独学は、需要がありますから、このブログでも『独学でやろうぜ!!!』という記事も書いてあります。
でも、本気であるならば、『金銭負担』は重要で、損失が出るというリスクを背負う方が、圧倒的に目標は実現しやすくなります。
『飽きっぽい人』だけど一つのことをなんとしても繰り返したいと考えている人は、是非リスクを取ることを視野に入れておきましょう。
リスクを取るのは本当に大切
世の中で、成功というものを手にした人は、皆必ずリスクをとっています。
ノーリスクで成り上がって人はまず存在しないというほどです。
このリスクはお金である必要はなく、例えば、労働でもリスクになりえます。
給料が低くても、自分が好きな仕事を徹底的にやることもある意味でのリスクです。
本気ならば、リスクを取る。
これ本当に大切です。
7)逃げない
最後は、精神論も少し。
当たり前ですが、決して『逃げない』ことも大切です。
言い換えれば、『逃げ道を用意しないこと』が繰り返すことの秘訣だともいえます。
まとめ
いかがでしたか?
今日は、少しリラックスして読める、平易な内容にしてみました。
一つのことをただ淡々と繰り返すことができるというのは、何も『飽きっぽい人』に限らず非常に難しいことです。
『一つのことを繰り返す(続ける)ことが出来る人は天才だ』なんて言葉もあるほどです。
非常に難しいテーマですから、性急に改善・効果を望むのではなく、長い目でじっくり改善していくことをおすすめします。
そもそも、『改善したい』と考え『行動』しているだけで、もう50%以上は工程をクリアしていると言えますから。
それでは、この記事はこのくらいで。