『睡眠不足じゃ勉強しても意味がない?』よく眠る10ヶ条で記憶力UP!!《短眠法の効果ってあるの?》
最近、気温が暑くなってきましたね。
とうとう夏です。
行政書士の試験まであと4ヶ月ほどです。
そろそろ、勉強に本格的に取り組まなければならない時期でしょう。
勉強は大変ですが、徐々にペースを上げていきましょう。
さて、今日はそんな試験勉強に役立つ『睡眠と記憶』についてです。
勉強されている方にとっては、記憶と聞くと非常に興味深い話であろうかと思います。
僕自身の、脳・記憶・効率なんて言葉には敏感ですから、その気持ちすごく分かります。
そこで、ここでは、改めて勉強と記憶についてその効果をまとめてみようかと思います。
その後、僕の実践している『ぐっすり眠れる10の方法』を紹介させていただきます。
それでは早速・・・。
INDEX
睡眠と記憶・・・資格試験勉強との関係を改めて確認しよう
忙しい人にとって資格試験の勉強は大変なのだ!
資格試験の勉強。
忙しい社会人や忙しい学生さんににとっては大変なことです。
少しでも効率よく結果をあげたいものです。
もちろん、楽に結果を出す方法などありませんし、資格試験に合格するには、しっかりと継続した努力をする必要があることは言うまでもありません。
結果を出す人というのは、必ずコツコツと、一定期間以上継続して実行を重ねているものです。
同じコツコツやるにしても、少しの努力で効率化できればやって損はない!
同じコツコツと継続するのでも少し生活を改善し、自己管理をするだけで勉強の効率が変わるのであれば、やって損はありませんよね。
そして、このような方法をいくつか知っておき、ご自身に合った方法を選択してその中のいくつかを実践すると効果的です。
そのリストの内の一つに、『規則正しくしっかり寝る』ということも含まれます。
ここで改めて、この効果を確認しておきましょう。
勉強効率と睡眠と記憶について
記憶の整理と睡眠
人の脳は、睡眠中に、『記憶』の整理を行なっています。
日中勉強した情報はまず海馬に蓄えられます。
これは短期記憶として海馬に蓄えられるのですが、この記憶は、睡眠中、大脳辺縁系にある扁桃体によって取捨選択されます。
その後、側頭葉などの大脳へ長期記憶として蓄えられるのです。
短期記憶は数日もすれば忘れてしまう記憶で、本当に使える記憶ではありません。
これに対して長期記憶はいつでも引き出して使える『本当に使える記憶』です。
この長期記憶の知識をいかに増やすかが資格試験の勉強では大変重要です。
ところが、睡眠時間が短くなりすぎると、この作業が不十分になる可能性があります。
そのため、短期記憶が長期記憶に変換されずに、せっかく勉強したにもかかわらず記憶として効率よく定着していかないことになります。
もちろん、何度も繰り返せば、睡眠時間が不足しても記憶は定着しますが、記憶定着の『効率』は非常に悪くなります。
睡眠不足では勉強自体に集中できない問題
記憶の整理云々は、ゴリ押しの勉強で何とでも対処できます。
でも、寝不足に基づく集中力の低下はどうしようもありません。
ゴリ押しで試験勉強に取り組もうにも、眠く集中できなければ勉強自体が進みません。
また、寝不足のストレスは尋常ではありませんから、これが続くと試験勉強のモチベーションに大きな影響を与えます。
前に書いた睡眠による記憶の整理の話も重要ですが、現実的な害が大きいのはこちらの不都合だったりします。
海馬の成長に悪影響を与える可能性
大人の資格試験の勉強にはさほど関係がないかもしれません。
まぁ参考ていどに。
近年、成長期の子供を対象とした調査が行われました。
その調査では、睡眠時間と海馬の成長(大きさ)に相関関係があるという事実が明らかになったようです。
調査は2012年、5才?18才までの健康な子供290人(男:女=5:5)を対象に行われました。
A:睡眠を1日5~6時間
B:睡眠を1日9~10時間
この調査の結果、睡眠をより多くとっているBの子供の方が、左右の海馬が1割程度大きかったそうです。
このように睡眠と記憶には大きな関連性があります。
とりわけ、睡眠による勉強効率の確保は本当に重要です。
睡眠不足によって、勉強自体手につかないというのでは『効率を求める』以前の話になってしまいます。
毎日勉強を続けることこそ一番重要なことですので、しっかり睡眠時間を確保するようにしましょう。
睡眠が重要!!とはいっても何時間くらい寝れば良いのか?
理想の睡眠時間の一般論
睡眠と記憶については、たくさんのメリットがあることが分かりました。
では、睡眠はどのていど取れば十分と言えるのでしょうか?
一般論では、6時間から7時間の睡眠が最も理想的とされています。
近年、寿命との関係でも、7時間より多すぎても不都合があり、短すぎても不都合があるということも判明していますので、多くの事情を考慮すれば、『7時間程度の睡眠』が適切と言えるのでしょう。
もちろん、この見解はあくまで一般論です。
一般論では7時間くらいが適当だけど自分は合ってないかも?
効果的な睡眠時間については、個人差のある問題ですので、一概にこの人にはこの時間と断言はできません。
つまり、結局のところ、『自分の快適な時間』眠れば十分ということになります。
ある人は、4時間でしょうし、ある人は9時間かもしれません。
僕の場合は平均的なのでしょうか(笑)7時間ぴったりが一番調子の良い睡眠時間です。
ところで『短眠法』ってどうなの?
実は僕も短眠法を試したことがあるのだけれども・・・。
僕の理想の睡眠時間は7時間です。
以前、これをもっと短縮したいと1ヶ月自分の体で短眠法を試してみました。
つまり、自分の体で実験してみたのです。
7時間が快適なところ、5時間に短縮しようと計画を立て実践してみました。
ここで、一つの行動が習慣として定着するのは20日~1ヶ月程度の期間継続する必要があります.
僕の場合は1ヶ月以上期間を取り実験を試みました。
結果・・・。
ダメでしたね(笑)
1ヶ月以上経過しても、日中、調子が悪の何のって。
そこで、7時間に戻してみたところ快適な生活に戻ることができました。
短眠法はお得な面もあるが、デメリットの方が大きい
確かに、睡眠時間を短縮することは、日中の活動時間を増やすことができますから、一見お得なようにみえます。
でも、人間の体力は無限ではありませんので、日中の眠気で極端に集中力が低下することもありえます。
つまり、睡眠時間がその人にあっていなければかえって逆効果となるということ。
これは、前述の、寝不足による集中力の欠如にも通じる問題です。
僕の場合も同じ現象が生じました。
これではかえって非効率的であると思った次第です。
短眠法は、効率が悪くなるだけでなく『精神へのダメージ』が大きい
また、寝不足で明らかに無理をすることになりますから、思ったよりもひどい精神的なダメージがあります。
これが続くとモチベーションが著しく低下しますので、勉強に身が入りません。
実際、僕も、1ヶ月短時間睡眠を続けましたが、断念してしまった一番の理由が、この『精神的なダメージ』です。
もうね・・・やる気が出ないんですよ・・・。
目標とか、ノルマとか吹っ飛び、なんというか・・・腹のそこから湧き出る活力のようなものがごっそり削ぎ落とされてしまいます。
こんなことでは、長丁場の資格試験の勉強を、仕事と両立しながら乗り切ることはできません。
安易に短眠法などは取り入れないことをおすすめします。
短眠方が出来るかどうかは、その人の生まれつきの能力に関係が深いとも思えます。
そのため、成人した人間が真似してできることではないような気がするというのが僕の結論です。
その人に最適な睡眠時間の判断基準
理想の睡眠時間は個々人に差がある事柄であり『自分が快適と思う時間』を睡眠時間にしましょう。
これは分かりました。
でも、どうやってそれを決定すれば良いのでしょうか?
これは、下記の手順に従って判断すると自分にとっての理想の睡眠時間を決定できると思います。
簡単ですから3日ほどで決定できます。
最適な理想の睡眠時間の決め方
- 毎日起きる時間を決めましょう
- そこから0時(最低でも1時)をオーバーしないように寝る時間を決めます。
- 通常は7時間を基点として睡眠時間を増減させます
- 最低でも3時間は睡眠時間を確保しましょう(これ以下は危険です)
- 寝起きは快適か?日中極端に眠くないか?判断します
以上の流れで判断しましょう。
最後の項目が良好であれば、それがあなたの理想の睡眠時間です。
2~3日、もしくは1週間継続して睡眠時間を増減させ判断します。
ちなみに、寝る時間もしくは起きる時間は一定に固定して判断するのが鉄則です。
注意しましょう。
僕の場合は、基本的には寝る時間を固定しています。
睡眠のゴールデンタイムは、よる10時~深夜2時ですので、この範囲で無理のない就寝時間を決めています。
是非、ご自身の理想の睡眠時間を見つけましょう。
この自分のサイクルがわかれば、将来の財産になりますし、仕事にも応用できますので、メリットこそあれデメリットはありません。
ぐっすり眠ってガッツリ勉強すんぞ!!しっかり寝るための10の心得
自分の理想の睡眠時間が決定したとします。
ところが、これが決定しても、『ちゃんと眠れなければ』話になりません。
そこで、僕が実験してみて効果のあった『しっかり眠るためのコツ』を10項挙げておきました。
よろしければ参考にしていただけると幸いです。
しっかり眠るための10個のコツ
- 1)朝起きて朝日を浴びる
- 2)寝る前3時間は食事を取らない
- 3)深酒はしない。飲むなら適度
- 4)スマートフォンは寝る前に使わない
- 5)激しいテンポの音楽を聴かない
- 6)激しい運動はしない
- 7)集中して仕事をしない
- 8)軽い読書をする
- 9)寝る時間の30分前には布団にで横になる
- 10)大音量でTVを観ない
要は、朝日を浴びて、寝る前には刺激的な行動をしないことが重要だということです。
この中でも、特に、朝日を浴びることは意外にもかなりの効果がります。
朝日を浴びることによって体内時計がリセットされるそうですので、これをやっておくとスムーズに就寝できます。
また、深酒と就寝3時間前の食事は睡眠の質を著しく低下させますので、この点も大変重要です。
僕は、お酒が大好きで、ついつい深酒してしまった日の翌日は大変効率の悪い一日となり、この世が終わるかのごとく後悔することもあります。
人のふり見て我がふりなおせではありませんが・・・。
くれぐれもお気を付けください。
まとめ
ふぅ・・・長くなってしまいましたが、睡眠と資格試験の勉強に関してはこんなところです。
是非、参考にしていただき、合格まで快適な試験勉強生活をお送り下さい。
それでは、この記事はこのくらいにしておきましょう。