不合格になる勉強法!不合格者達のビックリ勉強列伝!《行政書士試験・法律資格》
合格するための勉強方を模索することは『誰でも』考えること。
どの業界でも、注目されるのは『画期的な方法論』や『成功をたぐり寄せる方法』だったりします。
でも、そのようなカリスマ的な方法論ほど、自分にはできない方法だったり・・・。
そして、そんな方法論は、成功者の数だけ存在するのが常です。
そこで、今回は、『試験に合格する方法論』を直接学ぶことは控えてみました。
この記事では『不合格になる勉強法』と角度を変えた視点から、行政書士試験をはじめとする資格試験に合格するためのちょっと変わった勉強法を模索してみましょう。
INDEX
ある分野では、何よりも先に『失敗』する方法を学ぶ
行政書士試験など資格試験の勉強を始めるとき、その前、情報収集をする人が多いと思います。
『絶対合格したい!』そう思う人ほど、『合格する方法』を必死で探そうとします。
僕も、そんな方法を必死で探した経験があるので、本当によく分かります。
でも、ある分野の勉強をした経験を経て、『失敗に学ぶことが一番の成功法』であることを痛感しました。
だからこそ、ここの記事では、少し角度を変えて、『失敗に学ぶ行政書士試験など資格試験に合格する方法』を書いてみようと思いました。
行政書士試験などの資格試験に不合格になる勉強法をざっと確認することによって、資格試験に合格するためのゴールドチケットをガッチリ掴んでやりましょう。
《いきなり一服》失敗が最重要視される分野って?
それは、投資の世界です。
法律とは畑違いですが、経済が好きだったこともあり、投資の世界のに興味を持ち、以前、かなりガッチリ勉強した経験があります。
投資の世界といえば、『ギャンブル色が強い』『むしろ投資こそ儲かる方法ばかり追いかけている』そんな印象が強いかもしれません。
でも、そういう方法を追いかけている人は投資家ではなくてギャンブラーです。
本物の投資家が共通して唱えるのは、一貫して『失敗に学べ』ということ。
失敗をノートに書き留め、それを週に1度は見直し、自分を修正していくのだと教えられます。
この考え方は僕にとって画期的でした。
だって、誰でもできるでしょう?
すごい成功法は、誰でもできるわけではありません。
特に僕のような凡人には(笑)
凡人が最短で合格するには、『不合格』に学ぶのが最高の方法だ!!
間違いを修正するのは誰でもできる
行政書士試験などの資格試験においても、『一ヶ月で一発合格する勉強法』なんて、すごい勉強法があります。
こんな方法、誰でもできる方法ではありませんし、僕には絶対無理な勉強法だと思います。
でも、『間違いを修正する方法』であれば、誰でもできますし、さして難しくはありません。
マイナスポイントを消去していけば、平均になりますし、大抵の資格試験においても合格するためには、平均点よりちょっと得点できれば合格ラインを超えていけます。
誰でも、一つや二つ人より優れたところがありますから、マイナスポイントを改善するだけで、あっという間に平均以上になってしまいます。
そして、マイナスポイントを改善するのはそう難しくないのです。
行政書士試験などの資格試験においてのマイナスポイントと言えば、『不合格になる勉強法』がそれです。
いくらすごい方法を学んだとしてもマイナスがあればプラスマイナス『0』だという悲しさ!
すごい成功法や、合格するためのすごい勉強法は一部の天才やカリスマが提唱する方法です。
確かに、素晴らしい方法ですが、この方法を不特定多数の人に適用するには無理があります。
さらに、このような方法は一見簡単そうに見えますが、裏では『地のにじむような努力』が必要な方法です。
僕は、今まで数え切れない本を読んできましたが、『○○に楽して○○』という本で、結果が出るまで本当に『楽』な方法を掲載した本は皆無でした。
もし楽して成功できる本があったとしても、そういう方法はあっという間に『血をにじませる努力が必要』な方法になってしまいます。(みんなやるでしょうから競争激しくなりますので)
ところが、このような方法を地のにじむ努力で成し遂げたとしても、マイナスポイントを改善できていないと、プラスマイナス『0』になっちゃいます。
これでは、何をしているのかわかりません。
やるならまず、マイナスポイントを改善することが先です。
不合格という失敗には2種類ある
マイナスポイントの改善は楽である。
これは真実です。だから何よりも先にやる!
そして、行政書士試験などの資格試験におけるマイナスポイントは、不合格になる勉強法でした。
この方法の種類は、2種類あります。
資格試験に不合格となる勉強法!2種!
- 《種類1》自分の失敗から判明する不合格となる勉強法
- 《種類2》他人の不合格事例から学ぶ典型的な不合格となる勉強法
以上の2種類があります。
《種類1》自分の失敗から判明する不合格となる勉強法
これは、今まで行政書士試験などの資格試験に、一度でも不合格になった人が、自分の勉強法を分析して判明する勉強法です。
これには欠点があります。
一つは、時間がかかること。
もう一つは、資格試験に今まで不合格になった経験のある人にしか使えないことです。
ですので、基本的には、他人の不合格事例を参考にして不合格になる勉強法を見出し、そこから学ぶのが汎用性が高いと言えます。
《種類2》他人の不合格事例から学ぶ、典型的な不合格となる勉強法
《種類1》の方法は、いろいろ欠点がありました。
ですので、こちらの方が、汎用性が高いので、主にここについて次項では列挙していこうと思います。
不合格者の典型事例に学ぶ!!不合格になる勉強法
《本題》不合格になる勉強法一覧
- 1)絶対的勉強量が足りない勉強法
- 2)参考書・テキストを読むだけの勉強法
- 3)練習が足りない勉強法
- 4)弱点発見の機会がない勉強法
- 5)暗記がすべての勉強法
- 6)自己流すぎる勉強法
- 7)細かいところまで勉強しないと我慢できない勉強法
1)絶対的勉強量が足りない勉強法
《不合格者》T・Kさん
いや~。自分では毎日ちゃんと勉強していたつもりなんですけどね。
だいたい、試験1ヶ月前くらいから、毎日30分!!
自分では結構やったと思っていたんですけど、やっぱ合格できませんでした。
いや意外にいらっしゃるんですよこういう方。
『自分は優秀だ』と盲信されている方に多い傾向です。
一般的に、その資格に必要な勉強時間+αくらいは、勉強しないと、確実に合格はできません。
意外なようですけど、不合格となる勉強法で最も多いパターンは、これだそうです。
何十年も生徒を見てきたスクール講師も言ってましたから、大きな見当違いはないと思います。
不合格になる勉強法から学ぶゾ!!
勉強の量が足りなければ、どんなに効率的菜勉強法で勉強しても無駄!
2)参考書・テキストを読むだけの勉強法
《不合格者》S・Mさん
やってましたよ!勉強。
試験前にいろいろ調べて、みんながおすすめだー!っていう、これってテキストを購入しました。
毎日のように、このテキストを読んで勉強しました。
でも~不合格になっちゃったんですよね?
なんででしょう?
テキスト読むだけで合格できりゃ誰も苦労しません。
テキストには、いろいろと重要な箇所が書かれています。
でも、試験には知識だけでなく、その他の能力も必要なのです。
記憶し理解し、それを使って考える能力。
そして、本試験の問題形式や、特徴的な出題に現場で対応する能力。
テキストを読んだだけで得られる『知識』は合格に必要な能力の本の一部に過ぎません。
また、テキストを読むと全体をメリハリをつけて勉強することができません。
つまり、どこが本当に重要でどこが細かいのか?区別がつかないのです。
このメリハリをつける力は、過去問などの問題を解かないと区別がつきません。
不合格になる勉強法から学ぶゾ!!
問題集でテキストの覚えるべきポイントを浮き彫りにするんだ!
3)練習が足りない勉強法
《不合格者》A・Tさん
自分がなんで不合格になったのかわかりません。
テキストは何度も何度も繰り返し勉強しましたし、問題集もやりました。
え?問題集を何回やったって?
問題集は1回です。
そりゃ不合格になります。
問題を解くという練習が圧倒的に不足しています。
先にも書いたように、テキストの知識があるだけでは、行政書士試験などの資格試験に合格することはできません。
問題を読む⇒問われていることを特定する⇒考える⇒解く。
この過程は、必要十分な問題演習の中だけで磨かれます。
問題集を1度しか勉強しない場合、残寝ながらやってないのと同じです。
問題集は、最低3回は繰り返さないとやってないのと同じです。
不合格になる勉強法から学ぶゾ!!
理解・思考・読解・形式への慣れは、一度や二度の問題演習では身につかないと心得る!
4)弱点発見の機会がない勉強法
《不合格者》T・Tさん
僕、かなり勉強したと思うんです。
テキストを読みながら問題集もしっかり解きましたし。
どちらも複数回繰り返しました。
でも、本試験の問題で、なぜか自分の苦手なところばかりが出題されちゃったんです(T ^ T)
運が悪いとしか言い様がありませんので悲しいです。
運が悪いのではないと思います。
この人すごく頑張っていると思いますが、最後の詰めが甘い人なのだと思います。
つまり、『自分の弱点を放置』する人なのでしょう。
行政書士試験などの資格試験では、得意なところも、不得意なところも、どちらも同じ配点です。
弱点を克服する作業をしていないのなら、運が悪いのではなく、なるべくしてなった結果なのかもしれません。
ちなみに、弱点を把握するためには、本試験と同じ形式で一度、本番さながらに問題を解いてみるのが一番です。
過去問でもいいですし、模試でも構いません。
この結果を分析し、弱いところを地道に補強していきます。
不合格になる勉強法から学ぶゾ!!
自分の『弱点』は放置するな!浮き彫りにして克服しろ!
5)暗記がすべての勉強法
《不合格者》A・Sさん
私、暗記には自信あるんですッ!
だから、テキストの大切なところも、問題集の問題と解答も暗記していました。
なのに!なのにですよ!
不合格なんてありえませんッ!
テキストの知識だけでは、試験に合格するための能力一部に過ぎないことは、これまで書いた通りです。
この方は、問題集の暗記もされています。
でも、行政書士試験などの資格試験の本試験では、『2度と同じ問題』は出題されないことの方が多いです。
同じような問題は出題されますが、それはサービス問題で、資格試験の合格・不合格を決めるような問題ではありません。
合格・不合格を決めるような問題は、暗記だけでは対応できない『思考』が求められる問題なのです。
だからこその不合格なのだと思います。
不合格になる勉強法から学ぶゾ!!
暗記だけでは対応できない!理解し考えることを怠るな!それが合格と不合格の分かれ目だ。
6)自己流すぎる勉強法
《不合格者》Y・Aさん
俺、忙しいんです。
勉強は、机でやるの苦手だし、いちいちテキスト読んでられません。
だからいつもは、i-podなどで聞き流す勉強をしてるんですよ。
でも、実際、試験受けてみると、ボコボコでした。
受かると思ったんですがね。
不合格に決まってます。
『聞き流し』の勉強で、本格的な資格試験に合格できるならば、誰も苦労しません。
あまりにも、特殊すぎる勉強法は注意しなければ、不合格まっしぐらです。
不合格になる勉強法から学ぶゾ!!
自己流もカッコイイが、時には他人に学べる人の方がもっとカッコイイ!
7)細かいところまで勉強しないと我慢できない勉強法
《不合格者》H・Mさん
合格できるかどうか不安なので、テキストのすみずみまで勉強しました。
テキストの細かいところまで必死で勉強しましたし、問題読めば『あぁあれだな』と思えるくらいには覚えていました。
でも、不合格になっちゃって・・・なんだか資格試験てよくわかりません(;_;)
行政書士試験などの資格試験は、本試験に合格できるかどうか分からないのが普通です。
当日何があるかわかりませんし、不安なのは僕もすごく分かります。
僕もどちらかといえば、何事も動じない正確ではありませんし、どちらかといえば細かい性格なので。
でも、合格するために『不安だから細かいところまで勉強する』というのは違います。
これは、不合格になるための代表的な勉強法なのですが、意外に知らない人も多いようです。
資格試験に合格するためには、『出ない知識』は必要ありません。
テキストの細かいところを勉強してもでなければ努力は水の泡です。
それよりも、細かいところはほっといて、出るところを集中的に勉強し、この部分の知識を、どんな角度から聞かれても対応出来る状態に仕上げる方が100倍も効果的です。
不合格になる勉強法から学ぶゾ!!
細かいところは資格試験に出ない!基本を最強の知識に育てるのだ!
まとめ
お疲れ様でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
これからもできれば追加していくつもりですが、上の事例が典型的だと思います。
もちろん、ちょっと面白くしていますが、実際に、相談で見かけたものや、僕が受けた相談からピックアップしたものです。
今まで資格試験の勉強で困ったことのない人や、もうすでに十分なほど勉強本を読みあさった人にとっては『え?当然じゃん』という内容かもしれません。
ですが、ここで紹介した内容は、実際に資格試験の勉強をされている人でも落としている人が多いことです。
是非、見落としがないか、確認してみましょう。