行政書士試験に独学合格した人が注意した教材選びの12ヶ条ルール【共通ルール編】
行政書士試験に独学で合格する!!と決めたとき、一番初めに悩まなければいけない『教材選び』についてです。
今日は、この話題を書いていきたいと思います。
行政書士試験の独学教材の選び方については、多くの方が興味をお持ちのようでしたので、ポイントをまとめてみました。
はじめに
まず、もし『行政書士試験に独学で合格するためにどんな教材を揃えれば良いのかな?』に悩んでらっしゃる場合は、下記の記事を、先にご覧ください。
《関連記事》
行政書士:『絶対に合格したいッ!!』と思ったときに選ぶべき教材6種
こちらをご覧頂いた上で、具体的にどんなテキスト・参考書を選ぶかのポイントとしてこちらの記事をご利用下さいませ。
ちなみに、また後日、『科目別・問題形式別』のテキスト・参考書選びで、に注意すべきポイントをUPしたいと思います。
教材選びの極意《全科目に共通するテキストの選び方》
さぁ!!ポイントをチェックしよう!!
- 1)できれば有名スクールであること
- 2)カラーは2色までがベスト
- 3)《目次》が詳細であること
- 4)説明が難解すぎないこと
- 5)テキスト・参考書のレイアウトや雰囲気が自分に合っていること
- 6)項目建てがちゃんとしていること
- 7)【通説】【判例】表記がちゃんとあること
- 8)図を多用していると使いやすい
- 9)《+α》索引が充実していればなお良い
- 10)《+α》サポートが充実している
- 11)《+α》厚い方が単純に良い
- 12)《+α》重要度が分かると便利
《+α》については、あってもなくてもいいですが、あればなお良いという項目です。
1)できれば有名スクールであること
できれば、行政書士試験の対策で有名なスクールのテキスト・参考書が無難です。
有名スクールであれば、行政書士試験に合格するための、必要不可欠な情報をもれなく収録する能力に不安はありません。
独学の不安を最大限に取り除けます。
どちらのスクールでも、安定していると思いますから、特にこだわりがなければ、有名どころで決まりです。
《関連記事》『有名スクールについてはこちら』
最短合格したい人だけ読んで!行政書士試験の教材を《質》重視でランキングしてみた。
2)カラーは2色までがベスト
行政書士試験のテキスト・参考書は2色刷りまでがベストです。
2色刷りとは、『黒色(ベースの色)の文字の他にもう一色使ったテキスト・参考書』を指します。
これ以上になってしまえば、色が多すぎて目がチカチカするので落ち着かないことが多いです。
また、マーキングする方の場合、カラフル過ぎて重要箇所が目立たず、勉強の復習が非効率になりがちです。
ちなみに、もちろん1色刷りでも構いませんが、その場合は、重要な部分がはっきりわかるものを選びましょう。
例えば、太字の強調がされているとか、重要度ランクがついているとかです。
とはいえ、最近はほとんどが2色刷りなので、ここはあまり悩むところでもないかもしれませんが。
3)《目次》が詳細であること
これは必須です。
詳細であれば詳細であるほど良いです。
法律の勉強では体系が非常に重要です。
そのため、体系がひと目で確認できる《目次》が詳細なことは、それだけでその教材の凄さを表します。
行政書士試験に限らず、法律の教材で、良いテキスト・参考書は例外なく《目次》が充実しています。
4)説明が難解すぎないこと
ざっと読んで、理解がしんどくないものが良いと思います。
ただでさへ法律は難解なので、テキスト・参考書を読むときまで頑張る必要はありません。
行政書士試験に独学で挑戦するならなおさらです。
中には、基本書と呼ばれる専門書と同じような言い回しで、難解極まりないテキスト・参考書もあります。
こういうテキスト・参考書を選んでしまうと、日々の勉強が苦痛になってしまいますので、気をつけましょう。
『自分なら大丈夫』と思っている人は、無理をしがちですので、特に気をつけましょう。
5)テキスト・参考書のレイアウトや雰囲気が自分に合っていること
これはご自身の『好み』で選んでいきましょう。
実際に本屋に足を運び、パラパラとめくってテキスト・参考書の雰囲気を確かめましょう。
こういうレイアウトがいいと決まっているものではなくて、『あなたの自由』で問題ありません。
6)項目建てがちゃんとしていること
ページをめくってテキスト・参考書をザッと見てみて、項目建てが細かいものの方が良いテキスト・参考書です。
これは《目次》にも関係することですが、項目が立てがしっかりしていると、体系的な思考が身につきやすいです。
ちゃんと項目が概念ごとに分けられているテキスト・参考書を選びましょう。
7)【通説】【判例】表記がちゃんとあること
【通説】【判例】表記とは、テキスト・参考書に【通説】の見解はどれか?【判例】の見解はどれか?はっきりと記載されていることをいいます。
通説とは、法律の世界で支配的な見解とされている学説です。(多数説)
学説ですから、偉い大学の教授の先生が論文で主張されている見解ですね。
これに対して判例は、実務の現場の世界の見解です。
この通説と判例は、同じ見解になることが多いのですが、ところどころ通説と判例の見解が違ってくることがあります。
こういうところが、試験で問われがちなので、【通説】【判例】表記は大切なのです。
充実しているテキスト・参考書でも、【通説】【判例】表記がなければ、混乱しますので、是非確認しましょう。
8)図を多用していると使いやすい
特に民法などに顕著なのですが、事例が複雑なときや、法律の理論や用語が複雑に錯綜する部分がたくさんあります。
こういう複雑な部分を、しっかり図に整理してもらえている方が、非常に理解が楽になります。
また、図を見ることで、自分の『勘違い』を正すこともできるので、あると非常に助かります。
さらに、復習の時には、ザッと図を確認するだけで良いので、便利です。
行政書士試験に独学で挑戦する場合、勘違いを防止し、記憶をたすけるこういう工夫は嬉しいです。
9)《+α》索引が充実していればなお良い
例えば、問題集などを解いていて、わからないところが出てきた場合、索引があれば、用語から該当箇所を調べることができます。
僕だけかもしれませんが、かなり頻繁に使います。
問題集の解説で、『あれ?』と納得できないときに調べたり、覚えていないくて、テキスト・参考書にチェックを入れたい時などにかなり使います。
あと、テキスト・参考書に書かれていない知識が、問題集や予想模試に出てきたとき、これをテキスト・参考書の該当箇所に書き込みます。
こうすると、知識を集約することができるので、復習がとんでもなく楽になります。
あれば便利な索引項目
- 用語検索
- 判例一覧
10)《+α》サポートが充実している
出版しているスクールによっては、テキスト・参考書を購入した人に対して、ホームページなどで特別の情報を配信したり、練習問題を提供しているところもあります。
また、テキスト・参考書を購入した人を対象に相談も行っているスクールも。
興味があれば利用してみましょう。
11)《+α》厚い方が単純に良い
行政書士試験で勉強しなければならない科目は法律です。
そして、法律の難解な論点や理論・判例を、簡単に分かりやすく解説しようとすると、絶対に分量が必要になってきます。
問題集は薄いものがベストですが、テキスト・参考書は詳しくてなんぼです。
独学で、行政書士試験の勉強をするなら尚更です。
詳しくて必要のない箇所があれば、マーキングして削ってしまえば良いのですから。
それよりも、テキスト・参考書を読んでも理解ができない方が致命的です。
ともあれ自分の状況に合わせることが大切
テキスト・参考書の場合、詳しいは正義という側面は正直否定できません。
独学の場合、テキスト・参考書を読んでもわからないという事態ほどストレスの溜まることはありません。
でも、例えば、通勤・通学などの移動時に勉強したい場合、軽めのテキストが良いです。
この点は、ご自身の状況と照らして、テキスト・参考書を選定しましょう。
12)《+α》重要度が分かると便利
行政書士試験に出題されるポイントは、決まっています。
毎年同じ部分が出題されるということはありませんが、『よく出るところ』は決まっています。
このような、試験に出題されやすいポイントが分かっていると、重要なポイントを集中的に勉強できますから、便利です。
また、問題集で出てきた知識についても、『この知識は細かいから軽く』『この知識は重要だからしっかり』とメリハリをつけて勉強することができます。
つまり、効率的な勉強がしやすいということです。
まとめ
お疲れ様でした。
テキスト・参考書はどうしても自分で選ぶ必要があるため、おすすめという形でテキスト・参考書の掲載は控えました。
僕が使っていたテキスト・参考書・問題集で僕が使っていたものについては別の記事に書いてあります。
ご興味のあるかたはそちらを参考にして頂けますと幸いです。
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是非、ここでの選び方をご参考に頂いて、最高の相棒に出会いましょう♪
いい出会いがあること願ってやみません。