行政書士試験:最新判例の勉強は『なーんも対策しない』で8割正解

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 うへッ!!

 重要な判例が出てしまった~!!

 ニュースや新聞を読んでいると、年に1度か2度くらいは、『コレ重要じゃね??』という判例がトップニュースになっていることがあります。

 最近ならば、議員定数不均衡の判例や、非嫡出子相続分の判例、国籍法の判例が非常に重要ですよね。

 もしくは、『コレちょっと参考になるんじゃないか!?』という『出題されるかも?』ていどの判例ならば、もっと多く見かけます。

 そんな最新判例。

 試験との関係ではどう取り扱えば良いのでしょうか?

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INDEX

行政書士の判例の出題について

判例の出題傾向

 まずは初めに、行政書士試験における判例のことをちょっとおさらいしていきましょう!
 

行政書士試験で判例が重要な科目をチェックしよう

 まず、前提として、行政書士試験においては、判例が重要なのは下記の2科目です。

行政書士試験で判例が重要な科目

  • ◎憲法
  • ◎行政法

 これらの科目は、どちらも、判例が死ぬほど重要です。

 憲法では特に人権の分野、行政法では全体的に。

 行政書士試験でも、公務員試験でも、司法試験でも、全ての法律資格の試験で、憲法の勉強では、判例学習が必須です。
 
 (もちろん、法律資格でも憲法の課されない資格もありますのでそれは除きます。)

 基本的には、重要判例であれば、どういう理由を用いて、どういう判断をしたのか?そしてそれは一般的なものかその事例限りのものか?しっかりガッチリ勉強しなければならなりません。

 (実務の世界でも判例が全てですので、重要判例がどう影響するのか?判例をカッチリ理解できていなければ、仕事が難しいようです。)

行政書士試験の判例の出題の傾向

 行政書士試験における判例からの出題ですが。

 最近は、判例が重要な、憲法・行政法の2科目共に、より最新の判例からも出題される傾向にあるようです。

 例えば、2012年の試験の問題にその前の年に出た最新判例が出題されたりします。

 過去の傾向は、最新判例といっても、せいぜい2~3年ほど過去の判例の出題だったのですが、現在はさらに突っ込んで新しい判例が問われるようになりました。

 このような傾向に独学で完全に対応するのは結構しんどいので、より一層スクールを利用される方が多くなるように思います。

 独学で得られる情報と、試験対策の専門家が集める情報には雲泥の差がありますから、『絶対に合格したい』人ほど、利用する人が多い印象があります。

スクールに丸投げすりゃいいが、独学ではどうすりゃいいんだ!?

 スクールに対策を放り投げれば、楽ですが、行政書士試験に独学で挑戦する人が多いのも事実です。
 
 独学の勉強で対策できることは無いのでしょうか?

 判例百選を買い替えまくる必要があるのか?

 法律時報などの法律雑誌を定期的に読破しなくてはならないのか?

 どうしましょう・・・。

 気になるところですが、その話をする前に、少し『注目される判例の話』をしておきましょう。
 
 詳しくは、後述の

最新の判例は、どんな判例が注目される?

傾向

重要判例といわれる根拠達

 
 『重要判例』
  
 どのような判例が重要とされるのでしょうか?

 いろいろな要因があります。

重要判例とされる理由

  • 実務的に重要な判断か?
  • 学術的に重要な判断か?
  • 画期的な判断か?
  • これまでの判例の傾向を変更したものか?
  • 社会的影響のある判例か?

 このような判断は、あるていど時間をかけてなされていくものです。 
 
 ただ、ニュースになるような判例は、大抵は既に重要なテーマについての議論が先になされており、判決でその点が取り上げられた判例であることがほとんどです。

判例はなぜあんなに注目される?

 学術的にいくら法律の議論をしても、それは参考にされるだけですが、判例は違います。
 
 最終的に基準をズバっと示すものなので、ある意味『議論の終結』と言えなくもありません。
 
 (いや実際は、終結にはならず勃発になることもあります。あくまで社会的に一つスパッと問題が解決されるという意味です)
 
 学術的な法律の議論で示された見解が、イマジンブレードで実態がないものだとすれば、判例は真剣で、実態のあるものです。
 
 つまり、影響力が半端ではないということですね。 

 (学術的な学説の見解は、あくまで法学者に影響ある主張ですが、判例のように実社会への影響はほとんどありません)

 

行政書士試験との関係で、出題可能性を自分で考えるコツ

 

 『どれが重要判例なんだろうか?』
 
 『どこが出題されるのだろうか?』
 
 スクールを利用しないならば、自分で予測してみるのもよいでしょう。
 
 勉強が進んでいる人ならば、これが意外に当たるのです。

判例と学説の見解が違っていた論点についての判断だった!!

 

 具体的に、僕の場合は、単純に今まで勉強したところと照らし合わせて判断しています。

 例えば。
 
 1)以前から、最高裁判所の判例と、学説の判断が真っ二つに分かれていて対立構造ができている問題であり、
 
 2)明らかに学説の方が妥当な見解であると言われ続けているような部分
 
 このような部分などは要注目です。

 判例が学説と似た判断をすると、一気に大注目です。

 他には憲法などでは、『法令違憲』の判決が死ぬほど注目されます。

 現在まで戦後9例しかなく、非常に珍しい判決ですから、みんなのアイドルです。

 最近だと、非嫡出子の相続差別の民法規定が法令違憲となりましたので、死ぬほど注目されているようです。
 
 (僕もニュースになった時にはウヘッ!!!とびっくりしました。)

 ここは前々から、ずっと学説上は違憲と言われてきたところです。
 
 あるていど勉強が進んでいる人は、まぁ改めて勉強しなければならないところではなりません。

世間的に大注目の判例

 他に行政書士試験に出題される可能性の大小の参考になるのは、判例の判断がTOPニュースになるような場合ですね。

 世間の注目度が高いと、結構出題可能性も上がるようです。

 ところで、そんな重要な判例がその年に発表された場合、試験との関係はどうなのでしょうか?

 その年に出題されるから調べて判決文まで読んどくべきなのでしょうか?

最新判例が発表された年に、同年の試験対策として判決文を読み込んどくべきか?

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まぁ原則としてはガン無視で大丈夫だという話

 結論から言うと、判例が発表されたその年は、最新判例を試験との関係ではムシして大きな問題はないと思います。

 これは、僕の個人的な意見でも、妄想でもありません。

 僕もかなり不安に思った時期が有り、そのとき、資格試験予備校(スクール)に相談し、意見を求めた経験があります。

 このとき、はっきりと『まぁ勉強する必要ない』と回答を得ました。

 今思えば、これは当然なんだろうと思います。
 
 その理由は下に書いておきましたのでご興味があれば。

 ただ、たま~に最新の判例が出題される時があります。

 『あ!あの有名なニュースになった判例だ!』なんて問題です。

 こういう場合はどうすれば良いのでしょうか?

なぜ最新判例は同年の試験に出題されないと言えるの?

 判例は、発表後、偉い先生方によって学問的研究がなされます。 
 
 議論を重ねこれでもかと研究される判例もあるようです。

 その後、ようやく世間(資格試験勉強のテキスト等)で掲載され、学問的にも実務的にもあるていど、間違いのない形で紹介されていきます。

 この期間が数年かかる場合もありますから、その年に発表された最新の判例が、いきなりその年の本試験で問われることは考えにくいのです。

 さらに、例えば最新の判例が本試験より数ヶ月前前に公開された時等は、すでにその年の問題はできていることが多いですから、出題は物理的に無理ということだそうです。

 このような事情があることから、その年に発表された最新の重要判例の出題はその年には出題される可能性は極端に低いのです。

でも最新判例が出題されてしまったときはどうすりゃいいんだ!

 ここへの対応は、基本的には、後述の最新判例への対応で十分対処ができますので、そちらを参考にしていただけると嬉しく思います。

《具体的な対策》最新判例には『な~んも対策しない』対策で8割正解!?

なんも対策しない

 最新判例の出題にはどのような対策をうてばいいのでしょうか?

 これまでの話の流れでご想像いただければ分かると思いますが、答えは、『な~んも対策しない』で8割正解です。
 
 以下の対策は、『な~んも対策しない』対策とでも名づけましょう。

わざわざ調べて覚えるなんてしないこと!!

 僕は、試験の実施される1年以上前の判例は、『ヤバイんじゃないか』という姿勢で勉強していました。

 ただ、進んで調べピックアップして勉強するなどという無謀はしていません。

 これをやりだすと、作業量が膨大になり、時間の無駄です。
 
 『な~んも対策しない』対策ではこういうことはしません。
 
 最新判例は、ご自身の使用するテキスト・参考書・問題集・予想模試・模試などの教材に出てきたところだけ集中的に勉強しましょう。
 
 自分でガンガン調べる必要はなく、これで十分です。

知識詰め込み型の勉強に慣れている人は要注意

知識詰め込み型の学習をされる方は特に要注意です。

 こういった暗記中心の勉強の場合、知識で勝負することになります。

 そのため、最新判例に対応するためにはどうしても当該判例の知識を得る必要が出てきます。

 ですので、自分でいろいろ調べたり、常に新しい知識を覚え、判例を勉強し続けるということがどうしても必要になろうかと思います。

 でも、これでは、時間が足りません。

 知識が膨大になりますし、第一『でるかどうかわからない判例』を追いかけるのは、拷問と言っても過言ではなりません。

 

資格試験はどんな試験であるかを考えれば、もう一つの対策が見えてくる

 試験員の先生は、最新判例について、受験生には完璧な理解をほ期待していないそうです。

 なぜなら、受験生が、最新判例を使いこなすことは実務経験がないため、困難を極めるからです。

 よく考えればわかるのですが、資格試験は、『専門家として活動できる最低限度の素養』をみる試験です。

 であれば、最も大切な知識はどのような知識でしょうか?

 『ごくごく基本的かつその法律の基礎となる知識』です。

 もう一つ付け加えるならば『基本知識を得る過程で習得できる思考力』です。

 試験問題は、この知識と思考力さへ習得できていれば、必ず合格できるように作られています。

 このような試験問題の特徴から考えると、最新判例を出題する意味は、ほぼ1つに集約されます。

 つまり、『見たこともない事例で、基本的な知識と思考力を使って回答を導びけるか?』という能力みることです。

 そのため、最新判例からの出題も、結局は、基本的な知識と思考力が習得されているか否か?

 これを試しているにすぎません。

そこで出てくる『な~んも対策しない』対策の2つ目

 最新判例の出題にはこのような意図があることを、知っておくと有利です。

 『見たことない事例だぞ』⇒『落ち着け』⇒『基本に戻って考えよう』

 これが出来るとできないでは大きな差が出ると思います。

 最新判例を常に追い求めて、いちいち暗記するのではなくて、その判例は『どんな考え方なのか?』位の勉強にとどめて、あとは基本知識から『考える』勉強をするのが最強です。
 
 これこそ『な~んも対策しない』対策の2つ目です。

●【ポイント】

 ここで紹介した基本から考える解答方法は、知識一辺倒の勉強では到底たどり着くことはできません。

 日頃から暗記中心の勉強ではなく、原理原則から少しでも考える癖をつけることが、資格試験にガッチリ合格する上で重要です。

 最新判例の勉強は、自分で追い求めるのではなく、『な~んも対策しない』対策を実践しできるだけ勉強しないことに力を入れましょう。

まとめ

『な~んも対策しない』対策のまとめ

  • 最新判例の勉強は、テキスト・参考書・問題集・模試・予想模試などに出てきた限りで勉強すること
  • 上記の場合、できるだけ基本的な知識と思考で解答を導けないか?しっかり考えて勉強すること

 なーんも対策しないで8割正解なのが、最新判例の正しい対策法です。
 
 最新判例は、上の部分にだけ注意して、対策をたててみましょう。
 
 まぁ、一言で言えば、ほとんど対策しなくて、『思考』で対応していこうということです。
 
 僕自身もこの対応で合格できましたので、ほぼ間違いなく大丈夫です。
 
 是非、参考にしていただければ幸いです。

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長年結果が出ない・・・。スクール利用でスっと合格できる人は多いです。

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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

学鬼
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