行政書士試験で『法律は体系が重要』と言われるが体系って何?と思った時に読んでほしい

公開日: : 最終更新日:2014/09/10 法律系資格全般 ,

Sponsord link
My contents


sponsord link
《じっくり読んだときの読了時間》: 321

400

 行政書士試験の勉強を始めてすぐ。

 宅建の勉強を始めてすぐ。

 公務員試験の勉強を始めてすぐ。

 大抵、法律科目を勉強する時には『体系が大切!!!』と耳が痛いほど言われます。

 体型じゃないですよ・・・『体系』です。

 面白くないって?!

 すいません(笑)

 おちゃらけている場合じゃありませんね。

 今日は、そんななんとなくほわっとした『体系』についての話です。

 

sponsord link

 

『体系』って何??

 法律科目の勉強を始めると本当に基本が大切と言われることと並んで、『体系が大切』とうるさいほど言われます。

 でも、そんなこと言われたって、『体系』って何だかよく分かりません(笑)

 普通に社会人やって、普通に大学生やって。

 普通に生活していれば、『体系』という言葉はそうそうよく聞く用語ではありませんから。

 僕も、法律を勉強してすぐの頃は、何が重要なのか意味不明でした(笑)

 法律系の資格試験の勉強を始めて間もない方の場合、同じように思ってらっしゃる方は少なくないのではないでしょうか?

 では、『体系』って一体なんなのでしょう?

 簡単に言うと、体系はその科目の地図といえば分かりやすいと思います。

 具体的に例をあげるなら、参考書等の一番初めについているその科目の『目次』です。

 ざっくり言えば、これが大切だと口酸っぱく言われる『体系』なのです。

 『え??目次が大切なの?!なんで?????』

 もっともな疑問です(笑)
 

体系が重要と言われる理由を書いてみる

 体系は目次だというと、目次自体を想像してしまうので、単にその科目の内容を列挙したものがなんで重要なのか疑問に思われると思います。

 でも、勉強がある程度進むと、体系を意識して勉強することの重要性に愕然とする事が少なくありません。

 体型を意識することの一番の意味は、やっぱり『自分が今その科目のどの位置を勉強しているのか?』これが分かることです。

 例えば、民法なんかだと、今、不法行為の部分をやっているのか?債権法の部分をやっているのか?

 勉強を開始してまもないうちは、債権法と不法行為が本質的にどう違うのか?

 こんなこと分かりません。

 でも、目次を確認し、体系を意識して勉強することを続けることによって、この違いをより早く理解する事ができます。

 つまり、比較の視点を鍛える事ができます。

 これ極めて重要です。

 特に民法などでは『同じような制度』がたくさん出てきますから、体系を意識することによって、知識がごちゃごちゃになることを防ぐことができます。

 だってそうでしょう?

 目次を参照して自分が今どこを勉強しているか常に明らかにしていれば、Aという分野とBという分野は別のものであるということは一目瞭然です。

 比較の視点の他にも、自分がどこを勉強しているか把握する事によって、論理的な思考力が身に付きます。

 『目次見るだけで論理力が磨けるわけねーでしょ!!』

 と不思議がる方がいらっしゃいますが、これは不思議でもなんでもありません。

 例えば、目次って大きな項目と小さな項目が並んでいますよね?

 憲法なんかで言うと、大きく人権と統治機構に分かれ、この中で『1章・2章・3章・・・』と各項目が分かれています。

 つまり、大きな大項目があって、その中で小さな項目がいくつも枝分かれしている構造になっています。

 この大きな項目の考え方は、その中に位置する小さな項目の考え方を支配しています。

 わかりやすく言うと、A(大きな項目)⇒B(小さな項目)という論理関係にあります。

 ですから、B(小さな項目)⇒A(大きな項目)という話の流れにはなりません。

 実は、法律の論点なんかは、ほとんど上記のような体系の流れ通りの論理展開になっています。

 大きな項目で学ぶ原理原則を根拠にして、小さな項目で学ぶ問題や解釈をしていく形になっています。

 常に体系を確認していると、始め勉強したときその量に圧倒される論点なども意外にあっさり消化できるのです。

 このような、重要な効果があるのですが、もう一つ便利な効果があります。

 それは、既に書いていますが、地図の役割です。

 論点なんかを勉強していると、『え?!これ何の話??』という機会は必ずあります。

 その時、目次を見て体系のどこを今勉強しているのか?

 そして、その論点はどこのどういった話の中で展開されているのか?

 項目をたどっていくことによって、論点の理解がスムーズに進みます。

 論点で理由付けというのがありますが、これは結構体系の大項目の考え方をそのままひっぱてきただけということも少なくありませんから、記憶の定着率も上がります。
 体系を意識した勉強は始め面倒ですが、慣れれば勉強効率を飛躍的に上げるので、是非面倒がらずやってみましょう。
 

 

●【まとめ】

 

     

  • 体系を意識して勉強すると、比較の視点が磨かれ勉強効率UP!!
  •  

  • 体系を意識して勉強すると、論理的思考力が磨かれる!!
  •  

  • 体系を意識して勉強すると、論点の理解と記憶への定着が飛躍的に向上!!
  •  

  • 体系を意識して勉強すると、法律の森で迷わず、法律を早くマスターできる!!
  •  

  • 体系は、法律の考え方の筋道となる!!
  •  

  

 

Sponsord link
PR

長年結果が出ない・・・。スクール利用でスっと合格できる人は多いです。

コスパランキング
フォーサイト
エル・エー
ユーキャン

伊藤塾
LECリーガルマインド
資格の大原

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

学鬼
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly


この記事に関連するあなたにオススメの記事一覧!

余白

限定無料!! 3名様/月 《お悩みカウンセリングサービス》始めました!

限定無料!!  3名様/月 《勉強のお悩み相談サービス》

ご意見・ご感想などお気軽にコメントいただけますと幸いです。

学鬼