独学?スクール?あなたに最適な勉強スタイルを選ぶためのチェックPoint!!4項
◎私は○○の資格を独学で取得した!
◎この資格はスクールに行くべきだ!
◎独学でも取得できる資格は?
こんな感じの『議論』・・・いたるところで見聞きします。
一部の難関資格であれば、悩まず即スクールを利用される方がほとんどでしょう。
一方で、比較的平易な資格であれば、独学で挑戦される方が多数派だと思います。
ところが、勉強スタイルをどうするか悩むのが『ある程度難易度があるけれども、独学でも合格できそう』といういわゆる中堅資格について。
このレベルの資格は、『独学でいくか』『スクールを利用するか?』いろいろな意見があるため迷います。
中堅資格としては、例えば、行政書士・中小企業診断士・簿記2級・社労士などが、一般的に挙げられる代表例です。
これらの中堅の資格試験に挑戦するとき『あなたにふさわしい勉強スタイルは』独学か?スクール利用か?どうのようにして判断すると間違いがないのでしょうか?
ここに、客観的な判断基準を書いてみましたので、是非、これを参考にあなたに最適な勉強スタイルを選択し、資格試験突破を果たしましょう。
INDEX
《P1》自分に最適な勉強スタイルと言えるどうかに『一般論』はない!!
『自分は独学が良いのか?スクールを利用すべきなのか?』
ネットでも、現実社会でも『その資格は独学で十分かどうか?』『議論』になっているのを、よく見かけます。
難しい話ですね。
でも、僕が思うのは、このテーマに『一般論』や『万人に当てはまる法則』は存在しないんじゃないかということです。
なぜなら、その人にとって『独学が最適なのか?スクールを利用した方が良いのか?』を判断するにあたっては、一人一人の能力の違いや環境を無視できないからです。
つまり、『あなたにとって』最適な勉強スタイルを間違いなく決めるには、『あなた自身の』の学力や環境・経済状況・時間敵余裕を分析し、その上で判断する必要があるということ。
こういうことを、しっかり検討し、総合的に判断しなければ、その人にとって最適といえる勉強スタイルを選ぶことは不可能なのです。
だからこそ、独学でいいか悪いかの『議論』には意味がなく、『一般論』は存在しないんじゃないかと、僕は思っています。
独学か?スクールか?、あなたにとって最適な勉強スタイルはどれか?を、間違いなく決めるためには、『議論』に惑わされないことが本当に大切です。
『独学か?スクールか?自分いに最適な勉強スタイル』は、ちゃんと自分で決めることが『最適』、これ間違いありません。
●【ポイント】
自分にとって独学が良いのかスクールが良いのかを判断するために検討すべき事柄
- 現状での自分の実力(学力)
- 勉強をする環境が確保できるか
- 経済的なこと(金銭的余裕)
- 時間的余裕
- 大学生か社会人か
- 勉強すべき専門科目への親近度
- やる気の維持のコツが分かっているか
- 勉強法は確立しているか
- 勉強のスケジュールをちゃんと立てることができるか
- 試験についてちゃんと分析できるか
- 今まで試験を受験した経験があるか
- 精神的に強いか弱いか
etc////
思いつく限り書いてみました。
このようなポイントは、『あなた』しか正確に把握できないはずです。
つまり、仮に勉強スタイルの『一般論』があったとして、それを直接あなたにあてはめても、それが必ずしも『最適』ではないのです。
《P2》実際に、『あなた』の現状を把握してみましょう
先に書いた項目で『自分の実力』以外の事項については皆様すぐに把握できるはずです。
最適な学習スタイルを選ぶにあたって、是非、実際に書き出してみましょう!
ポイントは、できるだけ客観的に評価して書き出すことです。
その点、少し自己評価が甘くなりそうなのは、下の項目でしょうか。
●【ポイント】検討するにあたって注意する事柄
- やる気の維持のコツが分かっているか
- 勉強法は確立しているか
- 勉強のスケジュールをちゃんと立てることができるか
- 試験についてちゃんと分析できるか
- 今まで試験を受験した経験があるか
- 精神的に強いか弱いか
これらの項目は、自己管理に当たる事柄です。
自己管理については、ついつい自己評価が甘くなりがちですので、少し厳しく判断しましょう。
僕の場合だと、『自分はなまけものだ』というのを前提に判断します。
《P3》『自分の実力』を把握する手っとり早い方法
自分の現在の実力、つまり、資格試験の勉強を開始する前に現状で自分がどれだけ資格試験に対応できるかを把握するにはどうすればよいでしょうか?
僕は、『過去問を解いてみる』のが一番だと考えています。
独学が良いか?スクールが良いか?
これを決定する前に、一度、本試験形式で過去問を軽く解いてみるのです。
誤解して欲しくないのは、この作業は決して、その人の頭の良し悪しを把握する作業ではないということ。
その資格試験について何も勉強していない状態で、あなたが、どれだけ過去問が解けるのか?はっきりさせたいだけです。
ある程度、過去問に対応できれば、有利ですから、独学する方向で考えていきます。
過去問を解くといわれて面食らった方へ
『え?勉強していないのに、過去問なんてできないに決まってんじゃん』
と疑問に思われた方は多いかもしれません。
でも、資格試験には、特に専門的な科目に限定されない『教養科目』という科目が課される場合は少なくありません。
例えば、中堅資格である行政書士試験については、憲法・民法などの法律科目の他に、『一般知識』という教養科目が課されます。
公務員試験でも、同じように一般教養科目が存在ます。
このような教養科目は、その人が日々の生活で学んだ知識で対応できる場合も少なからずあります。
例えば、経理にかかわる部署で仕事をされている方の場合、簿記・会計的な側面には強いはずです。
他にも、読書が趣味ならば、読解力に優れているはずです。
であれば、教養科目は、過去問でも余裕でクリアしてしまうかもしれないのです。
過去問を解くことによって、より正確に自分の実力を把握できますので、是非、客観的な自分の実力を把握してみましょう。
《P4》独学VSスクール!最適なのは?具体的判断基準♪
自分の実力の判断はできました。
いろいろな、要素を書き出してみてどうだったでしょうか?
自分の情報であるにもかかわらず、自分の現状を客観的に書き出すのは、意外にも難しかったのではないでしょうか?
是非、面倒がらず、やってみましょう。
では、独学?スクール?ご自身に最適な勉強スタイルを決定するときどのような基準に従って決定すべきなのでしょうか?
●【ポイント】
独学か?スクールか?具体的な判断基準
満たせばあなたは【独学で楽勝】だ!!
- 1)過去問を解いた印象
- 2)時間的余裕がある
- 3)自己管理がしっかりできる自信があり、今でもちゃんとできている
- 《+α》今まで資格試験の受験経験がある
- 《+α》暇のある大学生
- 《+α》勉強する環境が整っている
◇え?こんなに簡単なの?と思える
◇間違いはするものの、何度も読み返さなくても問題で問われていることことは問題なくわかる
◇文章中に意味不明な用語がほぼない
◇5割以上正解できてしまう
◇過去学んだことのある分野である
◇過去もしくは現在仕事で利用している知識
【スクールを利用】を推奨!!
- 1)過去問を解いた印象
- 2)時間的余裕がない
- 3)経済的負担は気にしないor余裕がある
- 4)自己管理に自信がなく、実際に継続できないことが多い
- 《+α》社会人である
- 《+α》勉強する環境が整っていない(家にデスクがないとか)
- 《+α》今まで大学受験など試験を受験した経験がない
- 《+α》自分で何もかもやるのが面倒だ
◇問題文に書かれていることが、未知の世界すぎてビックリ< ◇問題文を読むだけで汗をかく ◇ええーこんなの解ける人間は怪物!!と思わず叫びそうになる ◇問題に親近感が一切わかない ◇問題文の専門用語が全く分からない、見当すらつかない ◇正答率が2割を切る ◇問題文が何を言っているのかわからない ◇一問解くのに標準目安時間の2倍以上かかる
過去問を解いたときの印象は、まとめるなら、独学時の印象とは対極に『未開の地』といった印象を感じた場合は、スクールの利用が無難です。
具体的基準では、特に『過去問を解いたときの印象』と『自己管理』を特に大切な基準として考えています。
《重要基準》過去問を解いた時の印象
まず、過去問を解いてみて、自分の見知った分野という印象を一切感じないのなら、専門用語や試験で求められる知識が、明らかに欠けています。
このような状況で、独学で突き進むのは負担が大きいことは事実ですので、『挫折する可能性』が非常に大きくなってしまいます。
また、これ程知識のない分野ですから、独学の場合、専門用語などを間違った形で学んでしまう危険性が大きいです。
そこで、このような印象を感じたときには、独学はおすすめしません。
《重要基準》あなたは自己管理ができるか?
次に、自己管理が苦手な方の場合、独学はおすすめできません。
独学は、しっかり自己管理ができなければ、勉強自体を継続することができない人が大多数だからです。
本当に多いですから、継続するということの難しさをナメないようにしましょう。
また、過去問を解く印象に関係しますが、過去問を解いてみて正答できない場合、『分からない』ということですから、毎日の勉強がより苦しくなることが考えられます。
勉強が苦しいと、やる気の維持という点から考えてもデメリットが大きく自己管理に影響します。
これは、挫折につながりますから、過去問を解いてみて、難しい印象を感じたならば、自己管理という視点からも、独学はおすすめしません。
《+α》個人的に思うこと
僕自身は、中堅レベルの難易度の資格で、独学で挑戦して合格できるのは下のようなときと決めています。
『自分がその分野に何らかの関わりを持っている』
『現在仕事でその知識を専門的に使用している』
まぁ、僕自身独学を選択して痛い目にあった経験があるので、少しスクールを支持する立場によっていることは間違いありません
とはいえ、上の基準は、客観的な基準をちゃんと書かせてもらいましたが・・。
僕自身は、あまり真面目でも自己管理が得意な方でもありませんので、手段として独学を採用することは、じっくり分析して『いける!』と確信できてからが多いですね。
まとめ
いかがでしたか?
独学で行くか?スクールで楽に乗り切るか?
悩んでいる方も多いことと思います。
自分に最適な形の勉強スタイルを確立できれば、より早く確実に資格試験をやっつけることができます。
独学だろうとスクールだろうと、最後は意志の力でゴリ押しも悪くありませんから、気合で乗り切りましょう。
この、基準が、勉強スタイルに悩んでいる方の役に立てることを願っています。