行政書士試験に『絶対合格したい』時選ぶ!合格者おすすめの基本書16選!《テキスト・参考書の話》

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基本書

 先日、当ブログを訪問された方が、どのようなキーワードで当ブログに訪問されたかをぼーっと眺めていたところ、『基本書 おすすめ』というキーワードが目につきました。
 
 『そういえば基本書についての記事はまだないよな~』と思い、今回行政書士試験に使える基本書をピックアップしてみました。
 
 是非、あんたの勉強の相棒としてご活用ください。
 
 それでは早速、本編へ参りましょうか!

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法律の『基本書』ってなに?

基本書って?

 いわゆる『基本書』というのは、法律の教科書です。
 
 基本書なんていう言葉、法学部生しか使わない言葉だと思っていました。 
 
 でも、調べると行政書士試験の勉強でも、基本書という言葉が、結構使われているようですね。
 
 ここで紹介する『基本書』は学術書・専門書の類をいうものとします。
 
 通常、法学部生が『基本書』というと、学術書・専門書の類の本を指すように思いますので、スクールのテキスト・参考書とは少し違う気がします。
 
 ここでは、行政書士試験で基本書を是非使いたいと考えておられる方のために、代表的な基本書を挙げたいと思います。

 この科目の『基本書』といえばコレという本がありますので、本当に代表中の代表のみ挙げておきましょう。 
 
 まぁ、僕のおすすめとお考え下さい。(といっても誰もが挙げる本だとおもいますが・・。)

行政書士試験の憲法の基本書

憲法

憲法の基本書

 早速ですが、憲法の基本書を紹介していきましょう!!


 
 憲法の基本書といえば、皆これを使います。
 
 未だ、芦部憲法といえば、支配的な人気を誇る代表的な基本書だと思います。
 
 以前、阿部首相が、憲法改正を主張しているにもかかわらず、芦部先生のことを知らなかったとうことがニュースになりました。
 
 それほど、憲法を勉強した人であれば皆知っている基本書です。

 憲法は、これで十分で、皆この本を選ぶものです。

その他基本書の類である判例百選

 

 

 これも基本書の類です。
 
 基本書ほどガッチリした本で勉強したいという硬派な方には、是非、揃えて欲しい本気度120%の本です。
 
 まぁ、かなり難しいので、ザッと中身を見て使えそうならば揃えると本気度はグイグイ上昇します。
 

行政書士試験の民法の基本書

民法の基本書

 こちらも早速、紹介に移りましょう。

内田民法

 内田先生といえば、民法を勉強した人であれば知らない人はいないというほど有名な人です。
 
 最近、民法の債権法改正の議論がありますが、その中心的立場で活躍されていることも知られています。
 
 おそらく法学部を卒業した人で、この本を知らない人はいないと思われるほど有名な基本書です。
 
 まぁ、分量が多いですが、この4冊があれば民法で困ることはないほど詳細な内容です。
 
 記述もあまりに難解すぎることもなく、意外とスラッと読めてしまうので、基本書の中ではおすすめですね。

我妻民法

 

 我妻民法も非常に有名です。
 
 我妻説というと、『公示の衣』という表現の抵当権のところで登場する学説で死ぬほど有名です。
 
 こちらの民法の基本書も有名ですね。
 
 おそらくこちらも法学部を卒業した人で知らない人はいないでしょう。
 
 内田民法、我妻民法、どちらでも基本書としての能力に差はなく、いずれでも良いです。
 
 軽くコンパクトなものが良ければ我妻民法、ガッシリ!ドッシリ勉強したいなら内田民法です。
 
 どちらも中古で販売されたりしているので、探してみると安く手に入ります。
 
 ちなみに、民法は長らく大きな改正はされていませんから、数年前の中古の基本書でも十分しようができますのでご心配なく。

行政書士試験の行政法の基本書

 

 口語体の定評ある行政法の入門的な基本書です。
 
 口語体であっても必要十分な量で、まぁお約束通り入門とありますが入門レベルではありません。
 
 勉強には十分の一冊です。

 主要な論点について、判例・学説の解説が充実しています。
 
 理由付けが弱いという欠点もありますが、定評がある基本書です。
  
 組織法についても一応の言及があるほか、行手法や情報公開・個人情報保護法制などについてもある程度の分量をもって触れられています。
 
 収録判例数も多いほうです。 
 
 こちら一冊で十分な分量なので、対策としても十分すぎます。
 
 ヴィジュアル面でも読みやすい工夫がされていて、勉強しやすい内容になっています。
 
 個人的には、上記いずれの基本書でも、問題ないと思いますので、好みで選びましょう。
 

行政書士試験の商法・会社法の基本書

会社法基本書

網羅的で、商法・会社法全般を解説した基本書

 

 商法・会社法で非常に有名な先生の書いた本です。
 
 主に、ロースクール未修者コースの講義で使用するために、商法・会社法の全分野をコンパクトに一冊にまとめたようです。
 
 コンパクトな基本書なのでこの一冊で必要な論点を網羅できる訳はありません。
 
 記述は比較的薄め。
 
 この本のみで理解するのは難しい部分もありますが、さっと商法の全体を把握するためには結構使える基本書です。
 
 重要な論点は網羅していますので試験直前期の復習本としても使える一冊です。
 

会社法をメインに解説した基本書

 実務家向けに書かれた基本書で、非常にレベルが高いです。
 
 念のため紹介しましたが、行政書士試験の対策として読む本ではありませんが、有名であるため念のため。

 

 大変有名な一冊です。
 
 条文に関する記述が豊富ですが、論点にたいする丁寧な解説は少ない基本書です。
 
 コンパクトで、知識をザッと確認するにはもってこいの一冊ですが、初めて会社法を勉強する人にはとっつきにくく理解ができにくい一冊でもあります。
 
 僕はおすすめしませんが、好きという人はいらっしゃる一冊ですので挙げておきましょう。
 
 行政書士試験は条文からの出題が多いので、択一対策としては非常に効果的な基本書です。

 
 
 ド本命です。
 
 非常に有名な一冊。皆知っていると言っても過言でない一冊です。
 
 条文中心というよりは、論点に関する記述が深い一冊です。
 
 論点の理解を深めたい人におすすめの基本書です。

行政書士試験で基本書で勉強する必要あるの?

必要性

 ここまで行政書士試験の対策に使える、基本書を紹介してきて・・。
 
 『なにいうとんじゃー!!』としかられそうですが・・。
 
 僕自身正直なところ、行政書士試験の対策としては、基本書まで勉強する必要はないのではないか?と思います。
 
 というのも、基本書を利用する派とスクールのテキスト・参考書で十分派との意見の対立は、なにも行政書士試験に限った話ではありません。
 
 司法書士試験ではもちろん、特に司法試験では、基本書派とスクール教材派との意見の対立は、かなり激しいものがあります。
 
 とはいえ、そんな対立をよそに、確かにスクール教材だけで合格する人もおりますし、基本書までやって合格する人もいます。
 
 要は、『どちらがいいか結論は分からない』ということ。
 
 これは司法試験での話です。
 
 司法試験の場合は、高度の法的思考力が必要で、それを鍛える最良の教材は『基本書』とされているため、こういう意見の対立があるのです。
 
 行政書士試験においては、難しくなったといっても、法的思考力の高低で言えば、司法試験の足下にも及びません。
 
 であれば、僕自身は、テキスト・参考書などのスクール教材で十分ではないか?と思うのです。
 
 僕も、スクールのテキスト・参考書で勉強して合格できましたから、これはあながち間違った意見ではなないと思います。
 
 こちらの記事は、『どうしても基本書で勉強したい』という方に対して、敢えておすすめする基本書を書かせていただきました。
 
 どうしても基本書で勉強したいと考える方は、こちらの記事を参考ししていただき、是非、良い相棒を選んでいただければ幸いです。
 
 『じゃあ基本書は使わないよ!だから、スクール教材のおすすめを教えて』という方は、下記の関連記事を是非ご覧ください。

《関連記事》
行政書士:『絶対独学で合格したいッ!!』と思ったときに選ぶべき教材6種
 

最後に一言じゃ!

 最後の最後で、おもっきりどんでん返しを食らわしたようで本当に申し訳ありあせん。 
 
 ただ、基本書で勉強したいという人は、少なくありませんので、あえて、こちらで基本書のおすすめを書かせていただきました。 
 
 是非、参考にしていただき、良い相棒に出会われることを祈っております。

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長年結果が出ない・・・。スクール利用でスっと合格できる人は多いです。

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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

学鬼
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