10年後も食うためには??『学ぶことを怠ると困る』というただそれだけの話
◇語学サボリ悔やむ40代
新人の頃にやっておけばよかったと後悔しているのは、40代は「語学」、30代は「資格取得」--。社会人として経験が積み上がっていくにつれ、語学やスキルの不足を悔やむ人が増える傾向がアンケート調査から浮き上がってきた。~
⇒日経キャリアカレッジより引用(現在終了)
この記事は、一つの意見に過ぎませんが、大変に興味深いです。
今日は、学ぶことを怠ると困るという話です。
勉強って大切
30代・40代の方との話をさせて頂くと、仕事へのモチベーションが高い人や仕事で目標がある人ほど、口にする言葉があります。
それは。
『若いうち勉強しとくんだった』
最近では、資格取得と言えば・・・。
●【ポイント】
- 就職
- 転職
- 独立
- 収入アップ
- キャリアアップ
ただ、資格を取得すること・・・ただそれだけに固執する態度は少し寂しいかなと思います。
『学ぶこと』『より専門的な知識の習得』に重点を置けば、資格を取れるばかりでなく、そこで学んだ知識をよりより応用することができ、活用する幅が広がるように思うからです。
『資格を取得』しただけでは、残念ながら何も解決しません。
何事においても、勉強で得られた知識を実践で活用し、利用して始めて意味が出てきます。
さらに、資格を取得しただけで不安が解消されるわけでもありません。
資格を取得できれば安心というわけではなく、資格を利用して、活用し結果が出せて初めて自分の人生の不安が少なくなるのだと思います。
単に資格を取得しているだけでは、何も変わりません。
『え~凄いね~!』と飲み屋で感心され、気持ちよくなれるくらいです(笑)
資格の勉強・過程で得た知識を、何かしら活用し、成果を得て始めて、上記のような結果を手にすることができるのだと思います。
そのため、やはり資格を取得した後、そこで学んだことを活かすことができるよう、興味を持って勉強することは本当に大切なことであると考えます。
知は力なり
と言いますが、まさにその通り。
ただ知っているだけで、人生が豊かになる手段はゴマンとあります。
そんなことを改めて実感する
この記事を読んで、改めて、上記の事を思い返しました。
僕もまだまだペーペーですが、多くの先輩方の話を聞くたび、『学ぼう』と気持ちが高ぶります。
僕の場合は、法律とともに生きると決心していますから、これに沿った資格の取得に努めています。
まぁ、だからこそ、このブログは、いつもいつも『法律まみれ』な訳で(笑)
法律を勉強したいと考えておられない方にとっては、本当に、つまらん内容なのです(笑)
10年先も食える人
これから、求められるのは『専門性』だと思います。
一昔前は、何でもできる人って重宝されたそうですが、今は不特定多数の1人に過ぎません。
少し前に流行った書籍で、『10年後に食える仕事食えない仕事』というのがありましたが、これを読んでみてもより一層、専門性は重要であると確信しました。
これよりもずっと前に、かの有名な『金持ち父さん。貧乏父さん』という書籍が一大ブームとなりました。
この書籍の内容は、一見専門家を目指すという思想から程遠い内容を記述していると思われがちです。
というのも、このロバート・キヨサキ氏が執筆されている書籍には『専門家を目指すな』という旨のメッセージが読み取れますから。
つまり、専門家は手に職を持って、ずっと働いているため結局、氏の否定するラットレース(あくせく働くこと)から抜け出せないため、困難な努力をして専門家を目指すことはやめようというメッセージです。
そして、こういった実働から逃れて快適なリタイアをするには、投資などの不労所得を得る必要がある旨、推奨されています。
この書籍はもう10年以上も前に出版されてブームになった書籍ですが、僕も覚えていないくらい以前に続編含め4冊以上読みあさりました。
確かに、おっしゃっていることは非常に合理的でその通りだと思います。
そして、『働くことから逃れたい人』には福音となる内容です。
しかし、僕自身この書籍の内容には明らかな矛盾があると本気で思っています。
というのも、現代社会において、『不労所得の獲得』という方法はいくつかありますが、これを達成することはかなり大変で、高度の専門性が必要となることは疑いようもない事実だからです。
不可能ではありませんし、実践すれば十分可能なのですが、現代はこの金持ち父さんの出版された時期とは状況が違っており、不動産投資一つをとっても、ほぼ起業と変わらない状況です。
また株式投資に関しても、専門家と名乗れるほどの知識と経験がなければ良いパフォーマンスは得られません。
不労所得を得ることを推奨している金持ち父さんのメッセージは、これを推奨することによって、書籍内で否定していた専門家への道をも同時に推奨しているという矛盾を抱えています。
これは、10年以上前とは明らかに状況が違ってきていることに起因するのでしょう。
結局は、金持ち父さんへの道も、10年後食える仕事に取り組む場合でも、やはり『専門家』としてのスキルと知識が不可欠であると考えざるを得ない自分がおります。
その意味では、『資格取得を目標とする』ことは、一つの専門性の基礎を身につけるという視点では、大変有効なのではないでしょうか。
10年後も安定して食えることを目指す場合、やはり学び常に成長することを怠っていてはいけないのでしょうね。
ちょっとくらい休みたいですし、ボーっとしたいですが、不安を拭うには常に歩きつつけるしかない以上、ここを楽しむことを身につけなくてはいけないのではないかと思う今日このごろです。
成長し続けることを楽しむために
成長し続ける事は10年後も食えるための要件であるとよく思うようになりました。
そのため、成長のひとつの目安として形になるものがあると、自信となりそう言った面倒な道も楽しめるのではないでしょうか?
他にも、資格の勉強は下記の点でやってみる価値があります。
●【ポイント】
- 純粋に知識欲が満たされる
- 仕事以外の分野を知りたい時、その分野の資格を取得することによって、新たな視点が開ける
- いろいろな分野を、いろいろな資格取得の勉強により効率的に学ぶことができる。
- 比較的簡単な資格の勉強をやってみることで、自分の得意な専門性のチェックができる
- 現在の仕事が社会のどういった位置にあるのか再チェックできる(中小企業診断士等はまさに)
- 仕事で使える知識も登場するので、『役に立つ』実感が得られると、仕事のモチベーションになる場合がある
- 今の仕事に活かすためのスキルアップ
- 自分の生活をより快適にする知識が身につく可能性が大いにある
思いつく限りですが、資格の取得を目指すということは、単に目先の利益を取るという話ではないように思います
より長期的な視点で考えなければ、短絡的に『資格なんて意味ないよ』『◎◎の資格なんて使えない』という悲しいマイナス評価しかできなくなってしまします。
冒頭の記事を読み返して、今一度、『学ぶこと』『専門的な知識を習得すること』の大切性や将来性を、改めて思い返しました。
是非、これを機会に、何か学ぶことを始めるのもいいかもしれません。
ゆっくりちょっとづつでも努力を続ける事が、10年後も安定して過ごす事ができる唯一の方法ではないかと思う次第です。(まぁ・・・もちろん正攻法でなければ安定を勝ち取る方法はあるのでしょうが・・・。その意味で唯一ではないのかも?)