行政書士:『連続不合格になってしまった!!』あなたが見直すべき2つの問題点
『資格試験に合格できないなぁ』
勉強が好きでも無い限り、このくらいの経験はよくあることです。
一部の難関資格であれば、やっぱり難しいですから、個々人の状況にによって、不合格になってしまう原因は様々でしょう。
でも、行政書士資格や宅建などの中堅資格の場合はそうともいえません。
運や、努力の量に大きく左右されず、コツコツと勉強しさへすれば、受かって当然だからです。
このような行政書士をはじめとする中堅資格で、合格できない理由は、意外なところにある場合が少なくありません。
中堅資格で、連続不合格となってしまう人が、忘れがちなポイントを書いていこうと思います。
合格できない・・・そんなあなたの問題点 【その1】
中堅資格でも、合格しない人はいらっしゃる件
行政書士資格の試験などは、まさに中堅資格の代表です。
他にも、いわゆる社労士なども中堅と言えますね。
このような中堅レベルの資格試験でも、連続で不合格になるとか、長年合格しない方というのは、意外に多いものです。
僕の知人にも、行政書士試験に3回挑戦し、『スベった!!』と笑っておられた方もいらっしゃいました。
これは、何もこの人が無能なわけではありませんし、別に悪いことでもありません。
ただ単に、『合格する気』になれていないだけなのだと思います。
ここの項のタイトルで、『合格しない』と書いたのは、その通りで、合格できないのではなく、『自分で合格しない』だけなのでしょう。
中堅資格試験の勉強は、目的意識が低くなりがち
行政書士や社労士・中小企業診断士などの、中堅資格は取得すれば、使いようによって、多くのメリットを享受することができます。
ある一定のメリットがるため『資格を取ってやろう』と試験に挑戦し、勉強を始める方はたくさんいらっしゃると思います。
ところが、行政書士などの中堅資格の場合、どうしても、挑戦される方の目的意識が低い人が多い傾向にあります。(もちろん馬鹿にしているわけではありません。)
例えば、一部難関資格などを目指す人と比較すると明らかに目的意識に差があります。
資格の難易度による目的意識の差
難しい資格を受ける人の傾向
- 負担すべき費用はケチらない
- かなり勉強しないとダメなので人生をかける人も
- 『取れればいいや』では挑戦できないくらいリスクがある
- 競争が激しい
- 周りは当たり前に勉強する
- 受からないとただの人
- 資格を取ろうと思う動機が重い
- 資格を取ることが一番の目標
etc///
中堅資格を受ける人の傾向
- とっても取れなくてもよい場合が多い
- 費用を安くしようと目血走る
- 動機が軽い人が多い(ついでとか)
- 競争がない
- 周囲にがっちり勉強している人が少ない傾向
- 資格取得が一番の目標ではない
etc///
もちろん、この比較は一例で、行政書士試験等の中堅資格の取得を目指している方の全てが、上記に当てはまるわけではありません。
でも、『なんとしても合格しなければならない』と目的意識を高くもっておられる方の場合、多くはスパッと合格されています。
おそらく、連続不合格になる方の中には、上の傾向を読んでドキッとされる方もいらっしゃるのではないかと思います。
連続不合格になるのは『なんとしても』という気概を忘れている
上の比較で、決定的なのは『なんとしても』という気概です。
行政書士資格などの中堅資格の場合では、『とっても取らなくても困らない』という方も少なくなく、どうしても目的意識が低くなりがちです。
目的意識が低いことは何も悪いことはありません。
特に資格がなくとも困らないだとか、特に思い入れがあるとかでなければ、批判されることでもなんでもないからです。
でも、資格試験に合格して資格を取ろうとしているならば、これはでは問題です。
資格試験に合格する可能性が愕然と低下するためです。
というのも、目的意識が低い場合、どうしても、やる気・モチベーションが続きません。
目的意識はやる気・モチベーションに直結するのだ!
目的意識が低い場合、やる気・モチベーションが続かない傾向にあります。
やる気・モチベーションの維持は、目的意識が比較的強い人でも、非常に難しいことです。
にもかかわらず、動機が『合格でも不合格でもどちらでもいい』だと、その維持はほとんど不可能なレベルまで難しくなってしまいます。
中堅資格に長年合格できないとか、連続で不合格になる方というのは、目的意識の段階で、既に合格できないことが決まっている可能性があるといえなくもありません。
連続で不合格になったという方は、この点、一度見直してみるのがよいと思います。。
『志をもて!!』なんて言うつもりもありませんし、必要もないかもしれません。
でも、あるていど、しっかりした目的意識を持つことは、合格する上でかなり重要度の高い項目です。
是非、自分と対話されることをおすすめします。
合格できない・・・そんなあなたの問題点 【その2】
単純なことこそ、想像以上に難しい
問題点のその1では、目的意識について書きました。
目的意識を強く持たなければ、やる気・モチベーションの維持もままならなりません。
結局、資格試験の合格が遠のき、資格を取得できない原因の一つになりかねません。
中堅レベルの資格の場合、多くの場合、難易度が高すぎない事も相まって、対策を怠りがちです。
そのため、動機付け、目的意識がなども曖昧になりがち。
この点は、十分に注意する必要があります。
では、2つ目に注目する問題点はどこにあると言えるのでしょうか?
これは、意外で不思議に思われるかもしれません。
連続不合格される方や、長年合格できない方の場合、ただ単純に『1日の勉強量が足りてない』可能性があるのです。
『え??資格の取得を目指しているのに勉強しない人なんているわけない』
なんてお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
もっともなことで、僕もそう思います。
でも、僕の経験上では、中堅資格試験であっても勉強期間が長期になればなるほど、試験に合格するために必要な毎日の勉強量をクリアすることが、難しくなる傾向にあります。
これ、忙しい学生の方や、一般社会人の方であれば『おっっしゃるとおり!!』と声をあげて頷いていただける内容です。
コンスタントに『毎日必要な勉強量をこなすこと』。
こんな単純なことが、想像以上に難しいのです。
そして、連続で不合格になる方や、長年合格できない方は、ここが難しいと思っておらず、真剣に向き合っていない傾向があります。
必要な勉強量を継続してこなすことの難しさを甘くみており、結果、『勉強量が足りてない』、これが、合格できない原因の一つなのです。
ここを改善するためには、下記をご覧ください。
単純なことこそ難しいのはなぜか?
誰しも、目標はあるものの面白くないことは先延ばしにしたいのが人間です。
標準として人間の脳はそのように作られているので、ここを甘く見てはいけません。
これについては、ご興味があれば下記《関連書籍》を読んでみましょう。
必要な勉強をこなせば、必ず合格できるのが中堅資格試験
モチベーション維持・スケジュール管理・自己管理などという課題を一切考慮しないことを条件としましょう。
この場合、中堅資格であれば、独学などの勉強方法を問わず、誰でもどんな人でもゴリ押しで合格できます。
例えば、一日3時間を毎日継続して勉強したとします。
ちゃんと集中できていれば、勉強方法問わず、行政書士などの中堅資格には、普通に合格できます。(期間を間違わなければ)
中堅レベルの資格の場合、その人に必要な一日の勉強量を継続的にこなすことができれば絶対に合格できるはずなのです。
連続で不合格になってしまった人や、長年合格できない人の場合、一度毎日の勉強の状況をしっかり見直してみる必要があります。
毎日の、必要な勉強量を少しずつこなす事を心がけましょう。
これさへできれば、合格までの道のりの半分は達成したと言えるほど重要な事項です。
必要な勉強量はトータルで『○○時間』に達すればいいわけではないんだ!
例えば、1週間の期間で考えて、すごく勉強する日もあるが、勉強しない日もあるというのはいけません。
自分に必要な一日の勉強量というのを設定すれば、これをしっかり守って毎日継続して勉強する方が同じ勉強量でも圧倒的に効果的です。
同じ総勉強量600時間でも、毎日欠かさず継続的に勉強をこなした600時間。
これと比較して、勉強したりしなかったりの600時間ではその勉強効果には天と地ほどの差が出てきます。
つまり、同じ600時間でも、実力に雲泥の差が出るということです。
ちゃんと毎日必要な勉強量をこなすことが大切なのです。
まとめ
おつかれさまでした。
いかがでしたでしょうか?
連続で不合格になってしまうとか、長年合格できないとか、そういう方は、一度『単純なこと』に真剣に向き合ってみると、状況が改善するかもしれません。
単純で基本的なことこそ本当に難しいので、僕は甘く見ないようにしています。
是非、問題点を改善して、次こそ、合格を勝ち取ってやりましょう!