資格の勉強でネット検索を利用している人が合格できない12の理由
『う~ん、この用語わからないな~』
そんなとき、ネット検索を利用している人はいらっしゃらないでしょうか?
昔は、分からない用語があれば、『辞書を引きなさい』なんてよく言われたものです。
でも、最近では、インターネットを検索すると何でも情報が出てきますので、すっかり『辞書』なるものは影を潜めてしまいました。
そんな、インターネット社会において、資格の勉強中『分からない用語』が出現したとき、ネット検索をする人は多数いらっしゃるようです。
でも、僕はこれ危ういと思うのですよね~。
今日は分からないとすぐにネット検索をしてしまう人がなぜ合格できないのか?いくつかの理由を挙げてみたいと思います。
また、同時に、どうやれば、危険を避けることができるのか?についても書かせていただきます。
INDEX
- 1 ネットで検索がダメというなら当ブログも危ういが、あえて物申す。
- 2 資格の勉強でネット検索を利用する人が合格できない理由
- 2.1 なぜ合格できないのか理由をチェックしよう!
- 2.1.1 1)検索すると出てくる説明が間違っている可能性がある
- 2.1.2 2)すぐネット検索を利用することで『考えなく』なる
- 2.1.3 3)勉強中のネット検索は誘惑だらけ
- 2.1.4 4)ネット検索は便利なようでロスが大きい
- 2.1.5 5)ネット検索で調べる人は、書き込みをしない
- 2.1.6 6)ネット検索では、関連知識を同時に確認できない
- 2.1.7 7)ネット検索は勉強というよりは情報収集に向いている
- 2.1.8 8)資格試験の勉強でネット検索を使うと断片的な知識になりがち
- 2.1.9 9)その資格試験で必要とされる読解力がつかない
- 2.1.10 10)検索先のサイトを繰り返し見直すという『常識』がない
- 2.1.11 11)個人差あるが、覚えにくい
- 2.1.12 12)テキスト・参考書とリンクさせにくい
- 2.1 なぜ合格できないのか理由をチェックしよう!
- 3 ネット社会で、勉強中、検索を上手く利用するための取説
- 4 最後に一言!
ネットで検索がダメというなら当ブログも危ういが、あえて物申す。
この記事の趣旨は、『ネット検索ばかりで勉強すると危ういよ』という内容です。
そして、ネット検索をで勉強する場合には、『ここに注意しようね!』という内容も最後に提案させてもらっています。
まぁ、この内容を書くということは自爆といっちゃ自爆です(笑)
僕のこのブログにも、用語や入門の解説をさせていただいた記事がありますので、『ネット検索で勉強すんな!』なんて言ってしまっては、本末転倒です。
でも、そこを敢えて物申そうと記事にしたためました。
というのも、僕自身がネット上の説明を鵜呑みにして痛い目に遭ったことがあるからです。
そんな経験から、皆様にそういう目に遭ってほしくないため、あえてここに書いてみようと思いました。
当ブログが自爆しているのは、どうぞお見過ごし下さい。
それでは、早速、続きに参りましょう!!どうぞお付き合いください。
資格の勉強でネット検索を利用する人が合格できない理由
なぜ合格できないのか理由をチェックしよう!
- 1)検索すると出てくる説明が間違っている可能性がある
- 2)すぐネット検索を利用することで『考えなく』なる
- 3)勉強中のネット検索は誘惑だらけ
- 4)ネット検索は便利なようでロスが大きい
- 5)ネット検索で調べる人は、書き込みをしない
- 6)ネット検索では、関連知識を同時に確認できない
- 7)ネット検索は勉強というよりは情報収集に向いている
- 8)資格試験の勉強でネット検索を使うと断片的な知識になりがち
- 9)その資格試験で必要とされる読解力がつかない
- 10)検索先のサイトを繰り返し見直すという『常識』がない
- 11)個人差あるが、覚えにくい
- 12)テキスト・参考書とリンクさせにくい
1)検索すると出てくる説明が間違っている可能性がある
僕が大ダメージを受けて痛い目にあったのは、ここです。
僕の取得している資格は行政書士なので、まさに法律の知識でダメージを受けました。
幸い、試験本番での出来事でありませんでしたから、大丈夫でしたが、あれは焦りました。
法律をしっかり勉強した今だからこそ判断できることなのですが、いろいろなネット上の情報は、かなり『間違って』います。
資格試験の勉強では、専門知識を正確に覚えることが必須です。
ところが、勉強でネット検索を利用して、間違った知識を覚えてしまっては本末転倒です。
2)すぐネット検索を利用することで『考えなく』なる
本当に考える作業をしなくなります。
よく、質問サイトなどで、かなり初歩的な内容で、自分で少し考えれば分かる内容を質問し、回答を求めておられる方がいらっしゃいますが、これはマズイです。
難しい資格試験になればなるほど、基本から『考える』ことを求められます。
考えることをやめてしまったとき、合格は遠のいてしまいます。
3)勉強中のネット検索は誘惑だらけ
インターネットは便利でその可能性は無限大です。
僕もこんなブログを運営していますから、その可能性の大きさを肌で感じています。
僕みたいな平凡な人間が、こんな公開の場で意見を書かせてもらい、そして、多くの方にそれを読んでいただくことができるからです。
一昔前ならば、本当に考えられませんでした。
でも、そんな便利なインターネットの世界は、『誘惑だらけ』です。
ちょっとの検索のつもりが、あれよあれよという間に、『あとちょっと』『もうちょっと』になり、アッという間に1時間・2時間。
こういう経験は、おそらくインターネットを利用されている方ならば経験があるかと思います。
でも、こんなことをしていては、資格試験の勉強がはかどらず、合格できるはずがありません。
僕なんかは、勉強をするときは、必ずPCを切るようにしています。
4)ネット検索は便利なようでロスが大きい
実は、ネット検索は結構ロスが大きいです。
テキスト・参考書で調べる場合、調べれば大抵こちらに書いてあります。
調べるのが面倒なだけであり、必要な情報はほぼ収録されています。
資格試験の勉強で使っているテキスト・参考書に収録されていないということは、その知識は資格試験で勉強する必要のない内容なのです。
これに対して、ネット検索の場合は、求める情報が出てこない場合があります。
もちろん、情報が一発で出てくればスパッと解決することもあるでしょうが、『自分の疑問に真っ向から答えた情報』はそうそう出てくるものではありません。
特に、基本情報ではなくて、何かしら加工が必要な情報であれば尚更です。
情報が出てこなければ、さらに探すことになり、すぐに数十分経過してしまいます。
5)ネット検索で調べる人は、書き込みをしない
資格試験の勉強で、ネット検索を利用する人は、基本的に検索した内容を『書き残す』ことをしない傾向にあります。
僕も、ネットで検索した内容をわざわざ筆記することはありません。
でも、記憶というのはテキスト・参考書に書き込むなどして、また後日繰り返さなければ、定着しません。
ネット検索で出てきた説明は、大抵、その場限りの知識になることが多く、資格試験の問題を解くための知識として使えるレベルに至ることは希です。
『あぁわかった』⇒『安心』
これで終わりです。
繰り返しいいますが、試験で使える知識にまで、練度を高めるには、さらに繰り返し頭に知識をすり込んでいく必要がありのです。
この点を考えると、やはりネット検索で勉強をすることは、資格試験の勉強としては弱いと言わざるを得ません。
6)ネット検索では、関連知識を同時に確認できない
テキスト・参考書で調べるならば、疑問になった知識の周辺知識まで学ぶことができます。
ネット検索の場合は、試験に重要な関連知識が出てきませんから、その分勉強が非効率かもしれません。
7)ネット検索は勉強というよりは情報収集に向いている
勉強はじっくりと腰を据えて何度も何度も繰り返し学ぶ必要があります。
いろいろな知識のつながりを意識しながら学ぶ必要があります。
これに対して、ネット検索は、断片的な知識の収集になることが多く、いわゆる体系的な知識を得るには向いていません。
8)資格試験の勉強でネット検索を使うと断片的な知識になりがち
情報収集の項でも書きましたが、ネットで得られる情報は、その情報だけの断片的なものになりやすいです。
資格の勉強で必要なのは、多くは専門的な用語や理論を体系的な知識として習得することです。
そう言う意味では、ネット検索で勉強をすることは、資格試験対策としては弱い勉強方法と言えます。
9)その資格試験で必要とされる読解力がつかない
資格試験は専門分野に関しての勉強になることが多いです。
そして、専門分野では独特の言い回しを多用する文章や、難解な文章を読ませるものもあります。
例えば、法律などですと、判例の独特な記述や、難解な事案お読み解く必要があります。
僕はこんなブログを運営していますから、その経験上、ネット上で難解な記事を書いても、本当に読んでもらえないことを知っています。
ネット上のユーザーは『難しい文章を敬遠する』傾向があるのです。
でも、資格試験を突破するためには、難解な文章であっても、ガンガン読み下していく読解力は本当に大切です。
難しい文章を必死で読むネットユーザーは希な存在であることを考えると、ネット検索で勉強する人は、合格しにくい人と言えます。
10)検索先のサイトを繰り返し見直すという『常識』がない
資格試験の勉強は、繰り返しに始まり、繰り返しに終わるのが普通です。
ところが、ネット検索で、出てきた同じ記事を繰り返し繰り返し覚えてしまうまで読む方が希です。
どんどん他の新しい情報を探し求めてサイト間を往来するのがユーザーの常識だと思います。
そもそも、ネットで検索というスタイルが勉強とは、違う性質を持っているものですから、検索メインで勉強すると、実力がつかない傾向にあります。
11)個人差あるが、覚えにくい
僕も、専門的に勉強をする分野以外に関しては、ネット検索でかなりいろいろな情報をかき集めるのが趣味のようになっています。
でも、ネットで検索した、ブラウザ上の情報は本当に覚えにくいです。
『ブックマークすればよいか』という安易な意識があるため、覚える気がないのかもしれません。
個人的には、ネット検索で勉強する知識は、記憶に残りにくい傾向にあると思います。
12)テキスト・参考書とリンクさせにくい
資格試験の勉強で、短期合格をするには、情報をテキスト・参考書に集めて一冊にまとめてしまうのが非常に効果的です。
法律資格のスクールなんかに通ったことのある方は、『情報の一元化』が大切なんて言葉を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?
そんな効果的な情報の一元化戦略ですが、ネット検索で勉強をする人は、そのままネット上で情報を保持しがちです。(いや~最近便利ですから!)
この情報をテキスト・参考書に一元化することは非常に少ないのではないでしょうか?
勉強は繰り返しで実力が上がることを考えると、これでは復習の機会がありません。
ネット社会で、勉強中、検索を上手く利用するための取説
ここまでは、勉強でネット検索を利用したり、ネット検索を主体に勉強する人が、合格できない主要な理由を挙げてきました。
とは言っても、やっぱりネットというのは大変便利です。
できれば、勉強のツールとしては大いに活用したいものです。
そこで、ちょっとした注意点を挙げてみました。
これ守れば、ネット検索も心強い勉強のツールとなるでしょう。
資格試験の勉強に検索を有効活用する!
- 1)必ず3つ以上の説明を比較する
- 2)質問⇒回答を丸のみしない
- 3)専門家の回答だからと安心しない
- 4)既に自分にある程度の知識がある状態で知識の確認に利用するのがベスト
- 5)専門的な内容になればなるほど検索は利用するな
- 6)サイトで勉強するならば、ブックマークして繰り返し見返せ!
- 7)ネット検索で勉強していいのは資格試験の勉強が少しは進んでからだ!
1)必ず3つ以上の説明を比較する
資格試験の勉強は、主に専門的な用語や理論を学ぶことが多いです。
専門分野の勉強では、その用語の正確性が大変重要になります。
この用語の定義が、ネット検索でヒットするサイト同士で違うこともあります。
こういう場合は、いくつかサイトを比較することをおすすめします。
もちろん、用語だけでなくその他の知識も、できる限り比較することを心がけると安全です。
2)質問⇒回答を丸のみしない
ネット検索をすると、質問サイトが多くヒットしますよね?
質問サイトは本当に便利です。
ところが、そこでの回答は意外に間違っているものも少なくありません。
回答自体を丸のみしないことが、自己防衛として効果的だと思います。
3)専門家の回答だからと安心しない
専門家も人間ですから、説明が分かりやすい人と分かりにくい人がいます。
専門用語などの使いようによっては、勘違いを引き起こす可能性も否定できません。
また、ネット上の専門家の回答というのは、本当に専門家が書いているとは限りません。
中には、外部委託を行い、書かれた文章を買っているサイトも複数存在します。
丸呑みしないことが大切です。
4)既に自分にある程度の知識がある状態で知識の確認に利用するのがベスト
資格試験の勉強のツールとしてネット検索を利用する場合、『忘れかけた知識を確認するために利用』する方法が一番効果的です。
一度、きっちりと勉強した内容について『あれ?なんだっけ?』という時こそ、さっと検索ができるネット検索が最高です。
既に、勉強してるところですから、勘違いをすることもありません。
暗記した知識の喚起という意味しかありませんから、読解力を鍛える練習にならないというデメリットも皆無です。
5)専門的な内容になればなるほど検索は利用するな
専門的な内容になればなるほど、ネットでは説明に間違いが混入する恐れがあります。
こういう内容は、ちゃんと定評あるテキスト・参考書、または基本書と呼ばれる学術書で勉強しましょう。
6)サイトで勉強するならば、ブックマークして繰り返し見返せ!
資格試験の勉強で重要なのは、繰り返すことであることは何度も書いてきました。
そして、ネット検索を主体として、勉強する人が合格から遠ざかる原因の一つとして、繰り返し勉強する機会が極端に少ない傾向あることを挙げてきました。
でも、これは意識すればいくらでも改善できることです。
良質な記事などは、ブックマークなどして繰り返し読み返しましょう。
ちなみにブックマークするときは、フォルダなどを活用して、記事の分類を行うと、かなり勉強になります。
7)ネット検索で勉強していいのは資格試験の勉強が少しは進んでからだ!
4)に少し関連する話ですが、資格試験の勉強のツールとしてネット検索を利用する場合、テキスト・参考書で、ザッと基本を勉強し、自分の知識のベースを作ってから利用する方が安全です。
間違いを見抜けるようになっているので、安全です。
最後に一言!
お疲れ様でした。
少しマイナーなテーマなので、まとめてみるか迷いました。
最近では、ネット検索をされ、専門的な用語や理論の勉強をしておられる方も多くいらっしゃるようです。
僕のブログにも、頻繁に、用語検索で訪問される方が多いので、ある程度は需要があるのでしょう。
そのため、僕が痛い経験をしたことがあることを踏まえて、独りよがりな内容ではあるものの、ザッとまとめてみました。
この記事が皆様の勉強ライフに役立つことを願ってやみません!