独学で資格を取った人が注意した独学勉強のデメリット12ヶ条!《行政書士試験など法律資対応》
資格試験や入試で、『独学』を選択したいと考える人は意外に多いです。
もともと、僕も独学派で、何かを学ぶときは、独学が勉強のベースになっていたりしました。
今でも、スクールを利用する場合としない場合は、適宜ケースバイケースで選んでいます。
この記事の目的は、『独学のデメリット』を知ることで、独学の落とし穴に落ち込まないようにしましょう。
というのが趣旨です。
しっかり独学のデメリットを理解し、独学で勉強を上手くやる準備を一緒にしていきましょう♪
INDEX
- 1 試験勉強、大人気!!の『独学』・・
- 2 法律資格の試験勉強・『独学のデメリット』を知る。
- 2.1 《デメリット1》解説してもらえないので、理解するための勉強に時間がかかる
- 2.2 《デメリット2》自分で本を読んで勉強するので、『勘違いして知識を覚えて』しまいがち
- 2.3 《デメリット3》『勘違いした知識』であることに気づかない恐れがある
- 2.4 《デメリット4》『勘違いして覚えた知識』は修正に大きな労力がかかる
- 2.5 《デメリット5》重要ポイントがなぜ重要なのか本当の意味で理解できないことが多い
- 2.6 《デメリット6》本を読むので、ケース(具体例など)がイメージしにくく記憶に定着しにくい
- 2.7 《デメリット7》独学は費用が安く済むので、撤退しやすく、『諦め』『逃げ』につながりやすい
- 2.8 《デメリット8》本を読んで、自分で理解していかなければならず、講義に比べて、勉強が大変になりがち。だから、やる気・モチベーションの維持が難しい
- 2.9 《デメリット9》先人の知恵やノウハウ・テクニックを自然と知ることができないので、未経験のことに、自分だけのノウハウで立ち向かわなければならない(時間が余分にかかる)
- 2.10 《デメリット10》論文式や記述式が出題される場合、その練習が困難
- 2.11 《デメリット11》スクールなどを受講していると、自然と得られる情報が、独学の場合だと自分で調べなければ入ってこない
- 2.12 《デメリット12》資格を取ってから、試験に合格してから、というビジョンがリアルに持ちにくい
- 3 資格試験の勉強で『独学』はダメじゃない!!
- 4 最後に一言
試験勉強、大人気!!の『独学』・・
みんな大好き!!『独学』
資格試験の勉強をしようと決意したとき、みんな一度は『独学で』と思うはずです。
面倒なスクールの選定作業もなく、何より費用が安い!!
そんな魅力的な『独学』が、みんな好きです。
資格試験・・特に法律資格の勉強では『独学』は危険がいっぱい
独学の一番のメリットは費用が安いこと。
でも、独学には危険がいっぱいです。
独学では、勉強にかかる費用(コスト)が安いかどうか?
これも、時間=コストと考えるならば、そう安いわけでもなかったりしますから、意外と危険が大きかったりします。(独学で合格するには、必ず時間が多くかかりますから)
だからこそ!!『独学のデメリット』をしっかり把握して、リスクを排除しろ!!
そんな『危険だらけ』の独学だからこそ、そのデメリットをしっかりと把握することで、独学での勉強をより効果的なものにしようとの試みがこの記事の存在意義です。
独学のデメリットを把握して、独学のリスクをガンガン排除してやりましょう!!
この記事は実のところ、独学を推奨する記事だったりします♪
この記事は、特に法律資格の『独学のデメリット』について書いた
当ブログのテーマは、主に行政書士試験をはじめとする法律資格についてです。
そこで、この記事は、特に『法律の勉強に独学で取り組む際に登場するデメリット』を書いてみました。
でも、大学入試の受験勉強に使えないこともない
ただ法律の勉強の独学にターゲットを絞っているとは言え、もちろん一般的な試験にも妥当する内容です。
独学にまつわる一般的なデメリットに、法律の勉強の独学のデメリットを追加していく形で構成しています。
ですので、一般的な試験での活用を考えておられる方は、適宜修正してご利用いただければ十分使える内容になっていると思います。
法律資格の試験勉強・『独学のデメリット』を知る。
《デメリット1》解説してもらえないので、理解するための勉強に時間がかかる
やっぱりスクール講師などに、解説してもらう方が圧倒的に理解が早いです。
テキスト・参考書・問題集などの本とは違って多角的に解説してくれるので、理解がスピーディーに進みます。
独学では、一つ一つ疑問を『自分で解決』していかなければなりませんし、分からなければ、いろいろ専門書や参考書を調べる作業をしなければなりません。
とにかく勉強に時間がかかるのは独学のデメリットです。
《デメリット2》自分で本を読んで勉強するので、『勘違いして知識を覚えて』しまいがち
意外と多いのがこの『勘違い』『間違い』というデメリットです。
勉強して、自分では『こういうことを言ってるんだな』と思っても、全然違っていたりします(笑)
特に法律の勉強は、勘違い・間違ったまま知識を放置してしまいがちなので、ほんと注意が必要です。
(僕も、かなり間違っていて、ビックリしました。)
《デメリット3》『勘違いした知識』であることに気づかない恐れがある
独学は間違いを正す機会が極めて少ない勉強方法です。
意識して、知識の勘違いと間違いを『修正する機会』を作らなければ、気づかないまま資格試験の本試験に臨むことになりかねません。
『できた!!』と思ったのに『落ちてしまう』のは悲しいので、気をつけましょう。
《デメリット4》『勘違いして覚えた知識』は修正に大きな労力がかかる
勉強で一生懸命覚えた知識を、修正するのは倍の時間がかかります。
『どこが間違っているか特定する時間』+『覚えなおす時間』
ここは独学の大きなデメリットです。
《デメリット5》重要ポイントがなぜ重要なのか本当の意味で理解できないことが多い
勉強している科目で、テキスト・参考書・問題集に『重要ポイント』としてチェックされている箇所があったりします。
この点が、なぜ重要なのか?独学だと分かりにくいです。
疑いがあれば、初回から、全力投球出来る人は少ないです。(僕もそうです。)
実際、その科目全体をしっかり勉強した後、実力が一定のレベルに到達したとき初めて『重要ポイントだ』と分かる場合も少なくありません。
初回から疑いを持たず、全力投球できる方が効率がいいに決まってますので、ここは独学のデメリットです。
《デメリット6》本を読むので、ケース(具体例など)がイメージしにくく記憶に定着しにくい
独学だと、登場する事例や具体例を文字で把握することになりますから、イメージとして、把握しにくい傾向にあります。
イメージがしにくいということはそれだけ、記憶しにくいということにつながるので、大きなデメリットです。
《デメリット7》独学は費用が安く済むので、撤退しやすく、『諦め』『逃げ』につながりやすい
何かに挑戦するときは、『背水の陣をしく』ことが強力なやる気・モチベーションにつながります。
独学は費用を投じるというリスクが極めて小さいので、撤退しやすく逃げにつながります。
嘘のような本当の話ですけど、『今逃げれば損をする』という気持ちは、非常に強いやる気・モチベ-ションにつながるのでここはデカいです。
《デメリット8》本を読んで、自分で理解していかなければならず、講義に比べて、勉強が大変になりがち。だから、やる気・モチベーションの維持が難しい
独学によって、『極めて高度な熟練された知識』を得ることは本当に大変です。
トライアル&エラーを繰り返し、実践に次ぐ実践で、知識の練度を高めていかなければなりません。
スクールを利用すると、講義を数回聞くだけでクリアできることを、独学ではしんどい思いをして、クリアしていかなければなりません。
ここを超えていくためのやる気・モチベーションの維持はホント大変なので、これはデメリットと言えるでしょう。
例えば民法だと
民法などのスクール講義では、『民法の体系は、請求権(債権の発生原因)ごとに大きな柱があるんだよ』という旨教えてもらえます。
これは民法の理解に極めて重要な視点です。
でも、独学だと、これに気づくのは、ある種の閃が必要です。
僕はガンガン勉強していましたが、スクールで講義を受けるまで知りませんでした。
《デメリット9》先人の知恵やノウハウ・テクニックを自然と知ることができないので、未経験のことに、自分だけのノウハウで立ち向かわなければならない(時間が余分にかかる)
資格試験の勉強を独学でする場合、ノウハウ(勉強法・スケジューリングなど)・テクニック(問題形式別対策・解法など)は自分で仕入れなければなりませんからね。
独学での勉強は何かしら余分に時間を取られるのがたまにキズですね。
《デメリット10》論文式や記述式が出題される場合、その練習が困難
論文式・記述式の難しいところは、解答で『何がどう間違っていて、どう書くのが正しいのか?』自分で客観的に評価することが困難です。
採点基準は思わぬところにあったりしますので、ここは独学のでっかいデメリットです。
法律資格は、論文式・記述式が課される資格試験は少なくありませんので、悩ましいところです。
《デメリット11》スクールなどを受講していると、自然と得られる情報が、独学の場合だと自分で調べなければ入ってこない
試験日・願書受付日・模試の種類や実施日・周囲がどれだけやってるか?資格試験の状況・・・etc////
これらの情報は、独学ではいちいち自分で収集しないといけません。
《デメリット12》資格を取ってから、試験に合格してから、というビジョンがリアルに持ちにくい
まぁこれはおまけのような感じです。
大抵スクールの講師は、その資格を持って仕事をしている実務家です。
どんな仕事なのか?どう社会に貢献できるのか?話してくれたりします。
他にも、スクール講師が自分の『人脈』になったりします。
将来のビジネスにつながる可能性を秘めていたり、自分の将来像をリアルにイメージできる機会が何度もあります。
ここは、やる気・モチベーションの維持につながりますので、機会損失を考えると、独学のデメリットになり得ますね。
- 1)解説してもらえないので、理解するための勉強に時間がかかる
- 2)自分で本を読んで勉強するので、『勘違いして知識を覚えて』しまいがち
- 3)『勘違いした知識』であることに気づかない恐れがある
- 4)『勘違いして覚えた知識』は修正に大きな労力がかかる
- 5)重要ポイントがなぜ重要なのか本当の意味で理解できないことが多い
- 6)本を読むので、ケース(具体例など)がイメージしにくく記憶に定着しにくい
- 7)独学は費用が安く済むので、撤退しやすく、『諦め』『逃げ』につながりやすい
- 8)本を読んで、自分で理解していかなければならず、講義に比べて、勉強が大変になりがち。だから、やる気・モチベーションの維持が難しい
- 9)先人の知恵やノウハウ・テクニックを自然と知ることができないので、未経験のことに、自分だけのノウハウで立ち向かわなければならない(時間が余分にかかる)
- 10)論文式や記述式が出題される場合、その練習が困難
- 11)スクールなどを受講していると、自然と得られる情報が、独学の場合だと自分で調べなければ入ってこない
- 12)資格を取ってから、試験に合格してから、というビジョンがリアルに持ちにくい
資格試験の勉強で『独学』はダメじゃない!!
資格試験の勉強を独学でやるときは、『ちょっと試してみる』のもいいかも
この記事の目的が、『独学のデメリットをしっかり把握して、リスクを排除しよう』という趣旨ですので、独学を否定しているわけではありません。
むしろ、可能ならば、ガンガン独学で資格を取得していくのも悪くないと考えています。
ただ、『自分が独学に向いているのか?』は試しておきたいのが人情です。
そういう場合、一般にその資格勉強時間として必要とされえいる期間の、1ヶ月前から最低限の教材で勉強をはじめてみましょう。
1ヶ月無理なく続けられ、特に問題がない場合、そのまま独学で突き進んで大丈夫です。
人は、大抵1ヶ月以上続けられると、ずっと習慣的に続けられる場合が多いので、一つの目安です。
『ダメ』と思ったら、残念だが素直にスクールをオススメするが、強い意志があれば、独学で合格はできる!!
僕も、スクールは費用がかさむし、大学時代の塾でいいイメージがありませんでしたから、長らく敬遠していた時期がありました。
でも、ある資格試験(行政書士試験とは別)でスクールを利用して『初めから利用しとけば』と本気で後悔しました。
ただ、独学は強い意志があれば、ゴリ押しで押し通ることができますので、『絶対に勉強しなければならない、強力な理由』がある人は、独学がベストの選択になることもあります。
独学で一番怖いのは、『諦める』『やめてしまう』ことですから。
強い意志と、後押しとなる理由がある方は、是非独学で資格試験や入試を突破してやりましょう!!
最後に一言
いかがでしたか?
この記事は、可能な限りコンパクトにまとめてみました。
いつも記事が長いので、サクッと読める記事があれば、と思い・・・。
『独学のデメリット』について書いた記事ですが、複数回書いている通り、独学を否定する記事ではありません。
敵を攻略するには、敵を知ることから!!
そういう意図で、僕の経験上、独学の大きなデメリットになり得る事項を列挙してみました。
この記事が、独学での勉強を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
それでは、この記事はこのくらいで。