勉強・仕事のやる気がグングン溢れる!行動科学マネジメントが凄い!
INDEX
勉強のやる気・モチベーション管理に応用してみた!
まずは、勉強(仕事)のやる気・モチベーション向上のため『ABCモデル』で枠組みを設定しましょう!
ABCモデルは、A(先行条件=目標設定)、B(行動)、C(結果)の3要素で構成されていましたね?
これが、勉強に行動科学マネジメントを応用するための、全ての枠組みになります。
この3要素をそれぞれターゲットにして、各種分析方法を利用し、自己改善(やる気・モチベーションの向上)を目指していきます。
まずは、ABCモデルの3要素をしっかりおさらいしましょう。
勉強のやる気・モチベーション向上のために、『増やしたい行動』または『減らしたい行動』を設定しよう!
ABCモデルの枠組みをベースに、増やしたい行動や、減らしたい行動を選定しましょう。
このときのコツは、既に行動科学マネジメントの基本で解説した『行動を分解する』が使います。
つまり、対象の行動を設定する際に『勉強』という漠然とした行動を対象とするのではなく・・・。
さらに突っ込んで、『勉強』という行為を分解していきます。
例えば、勉強と言ったって、ザッと種類がいくつもあります。
- 問題演習
- 暗記
- インプット作業
- ただ机につくだけ
- 模試
- 講義を聞く
etc///
増やしたい行動や減らしたい行動のターゲット選定は、より具体的に、絞ってやることが非常に重要です。
これによって、やる気・モチベーションを向上させたい行動をより明確にすることができます。
勉強(仕事)のやる気・モチベーションを向上させるために、『先行条件』を設定する
既に何度か書いているが、先行条件とは?
まぁ、難しいこと言っていますが、先行条件とはいわゆる『目標(動機)』というやつです。
学問的に分析して定義づけしていくと何やら異世界に飛び込んだがごとく難しい表現になりますが・・・
結局は、人がある行動にやる気を出すには何かしらの目標が必要だということですね。
勉強(仕事)に応用するために、『先行条件』の設定にはMORSの法則を使う!
つまり、MORSの法則を活用して、目標設定はより具体的にしていきましょうということです。
漠然とした目標ではなく、より具体的であることが、やる気・モチベーションを向上させる上で、最重要です。
先行条件(目標設定)の悪い例
- 『今年中に資格を取得する』
- 『プレゼンを上手くやる』
先行条件(目標設定)の良い例
- 『3ヶ月で●●資格を一発で取得する。その際、●●点以上で合格する』
- 『今年の11月までに、●●%の売り上げ増加を達成する』
具体化のコツは、『目標の具体的数字化』と『具体的期限の設定』の2つです。
数字化などを用いて目標を具体化することで、よりやる気・モチベーション向上に効果的です。
もう一歩進んで先行条件の設定は『大目標(ラストゴール)』の他『小目標(スモールゴール)』の設定をしよう!
先行条件の設定=目標設定は、前項で設定した大目標(ラストゴール・最終目標)だけでなく、小目標(スモールゴール)の2種類を設定しましょう。
ここで面倒くさがってはいけません。
ザックリでいいので小目標(スモールゴール)の設定をいくつかしておきます。
『3ヶ月で●●資格を一発で取得する。その際、●●点以上で合格する』が大目標(ラストゴール)だとすると・・・。
『勉強開始後1ヶ月目で、模試を受講し、その際の得点が●●点以上』
etc///
小目標(スモールゴール)の設定は、期間にもよりますが、個人的には1週間~2週間に1度チェックできるほどの頻度で設定するのが理想だと思います。
小目標(スモールゴール)の設定のコツは、『楽に達成できるものにすること』です。
ここは極めて重要ですから、あまりハードルを上げすぎないようにしましょう。
勉強に行動科学マネジメントを応用するためのABCモデルの『C(結果)』の話
行動科学マネジメントの基本!リインフォース(強化)の話はここにつながる
先に書いた『ABCモデルを理解する意味』の項目で、人がある行動を繰り返すためには、ある条件が必要だという話をしました。
その条件は、1)『先行条件(目標設定)』がなされ、2)『行動』し、3)『望ましい結果』であること。
人は、行動した結果が望ましい結果であれば、またその行動を繰り返そうとします。
つまり、さらに行動を続けようとやる気・モチベーションを維持していく傾向にあるということです。
ところが、人生そう上手くいくことばかりではなく、行動したにもかかわらず『望ましい結果』が得られないことも珍しくありません。
でも、普通、勉強や仕事は、結果云々にかかわらず、続けなければならないことの方が圧倒的に多いのが現実です。
こんな状況でやる気・モチベーションを向上・維持するには工夫が必要です。
そこで、リインフォースの話につながるのです。
リインフォース(強化)はABCモデルの『結果』の操作であるという話
僕はこのリインフォースの話を行動科学マネジメントの専門書籍で読んだとき、正直何言っているか分かりませんでした。
ただ、ABCモデルの理解が進むにつれて、ようやく、『なんだ単純な話だね』と思えるようになった次第です。
リインフォースの話は、単純に『結果』の操作に過ぎません。
人生良い結果ばかり得られるわけではありません。
であれば、ちょっと結果を操作してやって『行動すれば必ず良い結果が得られる』ように工夫してやればいいのです。
つまり、勉強や仕事の成果の他に、もう一つ確実ないい結果を用意してやればいいというだけの話です。
そうすれば、必ずいい結果が得られることにより、やる気・モチベーションがグングン湧いてきます。
もう一つの『いい結果』はPST分析の3条件で設定する
PST分析で良しとされる結果の条件は下記の通りでした。
PST分析で良しとされる『結果』の条件
- 《条件1》ポジティブ
- 《条件2》即時
- 《条件3》確実
行動すれば、行動の結果として即・確実に前向きなご褒美がもらえる。
こような『別の結果』を用意しましょう。
結局、リインフォースの話は、行動⇒ご褒美という単純な話
勉強において、よく唱えられる、『勉強したらご褒美を用意する』という勉強を続けるためのノウハウがあります。
この理論的根拠が、リインフォースの話です。
ただ、リインフォースにもいくつか種類があった
リインフォースには4種ありましたね。
おさらいすると。
ある行動を増やすリインフォース
- 積極的リインフォース(R+)
- 消極的リインフォース(R-)
ある行動を減らすリインフォース
- 罰(P+)
- ペナルティ(P-)
『ある行動を増やすリインフォース』の(R+)(R-)が、勉強を繰り返す行動強化には極めて効果的です。
積極的リインフォースは、『ある行動をやれば●●』というもの。
対して、消極的リインフォースは、『ある行動をやらなければ●●』というものです。
もっとわかりやすく言うと、ある行動をやればご褒美、やらなければご飯抜きのような感じです。
ポイントは、あくまである行動を増やすためのポジティブなベクトルであるということですね。
ちなみに、僕は、『ある行動を減らすリインフォース』はほとんど使った経験はありません。
まぁ、お酒が好きなので、もしやめなければならないときがきたならば禁酒の手段として活躍する機会があるかもしれませんが・・・。
小目標(スモールゴール)の達成は、最高の『積極的なリインフォース(R+)』になる!!!!
究極のリインフォース因子の話
先のABCモデルの『A(先行条件)』の目標設定の話で、先行条件には、大目標(ラストゴール)と小目標(スモールゴール)の2つを設定しましょうね!という話をしました。
実は、この話は、ここにつなげるための布石でした(笑)
つまり、小目標(スモールゴール)を設定して、それを達成することは、単純なご褒美以上の強烈な積極的なリインフォース(R+)因子になるのです。
積極的リインフォース(R+)因子になるかどうかに小目標(スモールゴール)の難易度は関係ない!
これは、小目標(スモールゴール)が難しいいかどうかは関係ありません。
自分で設定した目標を単にクリアしたという事実が、積極的リインフォース(R+)因子になり・・・
結果的に勉強・仕事のやる気・モチベーションを向上させるのです。
だからこそ、先の記述では、『小目標(スモールゴール)の設定のコツは、『楽に達成できるものにすること』です。』と書きました。
自分の能力で比較的楽にクリアできる小目標(スモールゴール)を設定し、これをガンガンクリアしていくことで、やる気・モチベーション向上のポジティブスパイラルに乗るのです。
- まずは、勉強(仕事)のやる気・モチベーション向上のため『ABCモデル』で枠組みを設定しましょう!
- 勉強のやる気・モチベーション向上のために、『増やしたい行動』または『減らしたい行動』を設定しよう!
- 勉強(仕事)のやる気・モチベーションを向上させるために、『先行条件』を設定する
- リインフォース(強化)はABCモデルの『結果』の操作であるという話
- 小目標(スモールゴール)の達成は、最高の『積極的なリインフォース(R+)』になる!!!!
さぁ次のページでは、具体的な応用事例について!
より平易に、わかりやすく具体的に確認しよう!